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• いきなり、雑誌に模型写真発表part1ー１９８２

  シャイアンが凍結した頃、以前紹介した、同人誌に詳しい「ありがさん」から連絡があり、「ログイン」というパソコン雑誌が創刊されて、その紙上にて宇宙戦闘ーガンダムに近い設定ーのゲームを展開するのだが、その本文にビジュアルーガンダムと「似て非なる物」を掲載したいのだがとの打診。モノクロページに何枚かの特撮写真を構成して、まだ創世記のパソコンゲームの、（本自体にプログラムを掲載、読者が自機に打ち込んで、という企画。）の弱いビジュアル面をサポートして「やる気を盛り上げる」為の、模型を使用した特撮カットを作るというのだ。「ありがさん」が打ち合わせに持ってきたのは「ジ・アニメージー超銀河伝説パイソンー」という凄い名前のプラモデル。要はガンダムのパチ物オリジナル模型。「なんですか？つか、どうしろと？」ありがさんは、これを格好良く改造して「超リアルガンダム写真」、気分として、スターウォーズ的に描写してみたいという。ま、やってみましょう、という話になる。ガンダム的なもの、ザク的なもの、それぞれに流用パーツで最大限にデコレート。３機ザク基地に降着、ガンダムレーザーの中をザクに急激接近、なんて写真を、「ありがさん」が撮影し、現像した写真にアクリル絵の具で書き込みを加えて仕上げる。創刊年だったと思うが、ログインを探せば出てくると思う。何号だったか覚えていない。その後、ザク的メカは「ハイパーウエポン１ー未来の超兵器」で、シャイアンの敵側のメカニックとして登場しているので、今でも見ることが出来る。又、この「ザク」は、ハイパーウエポン１以前に、つまり１９８４以前に、もう一度劇的に（模型雑誌以外の模型特撮）に登場している。エンデバー号という宇宙船とともに。それも１９８２年、角川バラエティという映画雑誌に。続く。････今日は朝から雪。夕方には上がってくれないと困るなあ。まじで。HYPERWEAPON2007｢それぞれのHEAVEN｣☆モデルアート２００７年３月号増刊・通巻７２９号☆在庫僅少。HYPERWEAPON2005｢再生無き永遠の闇へ｣☆モデルアート２００５年４月号増刊・通巻６７９号☆２月２０日発売(再生産)

  2008.01.23

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• ｢アニメゴロ｣って知ってますか

  本日は、GONZO-ロイヤルホストーGONZOです。ロイホではアニメゴロ対策会議。をアニメゴロと打ち合わせ。ふふ。なんてアイロニカル。エンターテイメント業界って陰ひなたの差が凄い。原作者の皆様お気をつけ遊ばせ。同じ製作会社の名前が付いていても最後までわからんぞー。アニメーション、本数減ったそうです。いんじゃないでしょうか。正直、多すぎです。明日は戦艦とダンジョンを、一気にデジタルアートしまーす。吉祥寺だから、模型屋も行ってってみるか。一緒に行くヒトいます? 夜とか。平日だしなあ。無理か。続く。HYPERWEAPON2007｢それぞれのHEAVEN｣☆モデルアート２００７年３月号増刊・通巻７２９号☆在庫僅少。HYPERWEAPON2005｢再生無き永遠の闇へ｣☆モデルアート２００５年４月号増刊・通巻６７９号☆２月２０日発売(再生産)

  2008.01.22

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• 宇宙戦艦→MISTWALKER→造形作家

  朝、戦艦関係、思いついたアイデアを描き上げておく。迷路関係、再生するキャラクターの様子をはっきり描くか、上手く｢わらう｣、つまり、あまり見せないようにするかによっての祭壇のデザイン、２種必要なので、それ以外をひとまず確定。監督の選択余地を残す。ヒトによるだろうが、傲慢は共同作業の場合、意図して少量使えばスパイスの効用を持つ、とおもう。使いすぎは禁物だが。１３：００表参道打ち合わせ。古参のスタッフを交えての設定打ち。旧来の人間を呼んで安心したいらしい。でもイメージの中と現実の(現在の技量)にとまどってもいるようだ。これは以前からあるパターン。まあお好きに。色彩イメージを聞き出す。オムニバスジャパンへ確認画稿を送る。１８：００表参道打ち時間が結構かかったので直接六本木へ。３０分余裕をみてホテル、ロビーで｢シャイアン凍結｣ブログを書く。その後、ロストオデッセイshipparty(全体打ち上げ)。坂口、ミストウォーカーのプロデューサー、デザイナーのミナバ、イヨク、と久々。製作当時問題児だったイヨク、やっと｢まっとうなオタク｣になったらしい。風体はロッカーみたいになってるけど。彼に対しては随分とキツイ｢授業｣をした。効果はあった。本人はそう感じてくれたらしい。本当はもっと早く感じて欲しかったけど。まあいいか。ヒッキーになったって?いいじゃないのネクラクラブへようこそおいでやす。新作頑張れイヨク。ミナバ、頼みたいことあったのだがやっぱいそがしいよね。｢ASH｣評判を聞く。意外と苦戦か。残念。ミナバはキャラクターから背景設定までいけるデザイナー。明るい性格がいい。緻密にすぎるチリチリした感じもDSソフト｢ASH-アルカイック、シールド、ヒート｣からは爽やかになった。いいね。あとはさらなる色彩個性の追求を。事務所｢MISTWALKER｣の女社長さん、本当に嬉しそうにしていた。マネージメント担当って大変な心労だったでしょう。なのにいつも冷静に振る舞っていただいて、有り難かったです。あつかれさまでした。同じく｢MISTWALKER｣広報のサイトウ、ICE見てくれてファンになってくれていてどうも。｢２話からあんなに面白いのに１話が、もったいない～｣通常の感想もありがとうございます。色々裏話を話してあげた。なぜ２話から絵も話も安定しているか。アニメ業界も現場では色々なことがある物なのだがICE1は特殊だ。ハルフィルムの中嶋もびっくりしていた。無知は恐ろしい。悪意の方がまだ良い。でもそういう話、本当は言っちゃいけない。それが監督。つらいね。基本、打ち上げでは食べないことにしているのでコーヒーだけ。奥様は食べているようです。もっと言うと、打ち上げは基本出席しない。打ち合わせがあったので来ただけ。今は全く書けないが、ま、いろいろと。２０：５０六本木交差点までタクシーで移動。２１：００の約束だが２４：００までにGONZOなので、少しでも早めに行って話すための時間を確保したい。http://ken-sone.hp.infoseek.co.jp/このHP、作品群を創作している方が関西の方で出張で東京に出てらっしたのでこの機会にお話がしたくて、かといって時間もなく、結局、六本木まで呼び出してしまって申し訳ない。HP内、僕のお勧めはオリジナルモデル群、porice-doroid-mk1項目、一番下段に子供と一緒に写っているドロイド。この写真、初めて見たときから、僕にはこんな台詞が聞こえてくるのだ。｢先生、僕そんなにしてまで剣道強くなりたくありませーん｣可愛い造形なの。まあ見てみて。２７：００ GONZO 終了。CSIのDVD見ながらワイン飲んで寝る。続く。HYPERWEAPON2007｢それぞれのHEAVEN｣☆モデルアート２００７年３月号増刊・通巻７２９号☆在庫僅少。HYPERWEAPON2005｢再生無き永遠の闇へ｣☆モデルアート２００５年４月号増刊・通巻６７９号☆２月２０日発売(再生産)

  2008.01.21

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• シャイアン胎動１９８１、そして冬眠１９８２～

  かなり中が空いてしまったが、オリジナル企画としてデザイン、ストーリー設定、そして立体製作と、｢企画としてはかなり明るい見通し｣に見えていた時期、例の｢同人｣仲間だった高校生から連絡があり、非常にリアルな設定のロボットのプラモデルの金型設計の手伝いをしているのだが、リアルロボットとはどういうものか、どのように部品が構成されているのか設定画を見ただけでは良く判らない。出来れば協力して欲しい、とのこと。リアルな設定、というのに興味を持って、とにかく画稿を見せてもらいに行く。倉庫の屋根裏を改造した設計室。出来るだけ秘密裏に作業をしたいので、という。いかがわしさは気にせず、とにかく画稿を見せてもらう。ヴァルキリー、バトロイドタイプだった。バトロイドヴァルキリーといった名称が書いてあったと思う。聞けば、イマイ、アリイ、あと玩具会社がそれぞれに競作すべく設定が渡されているが、細かい設定はなく、大きさが提示されているほかは何も判らない。しばらく設定画とにらめっこ。スキューバーのゴーグルのようなカメラアイ、なんといえない形の足、腕。･･何より気になる｢スタジオぬえ｣の仕事であるという事実。････これ飛行機になるんじゃねえの?!設計チーフに話をする。これは飛行機に変形する。が、変形した結果の形態と、この絵の胴体は多分、形状の辻褄が合わないはず。飛行機になった後の設定画を手に入れて、出来れば辻褄を合わせたい。リアルロボットと聞いている。ロボットが飛行機になるなんて、玩具ではないか。設計チーフはこう言って信じない。僕にだってどういう意味か判らない。でも、｢これ｣は飛行機になる。腕は多分足の間。足がどうやって移動するか判らない。でも間違いないんだ。とりあえず、｢製作元｣に問い合わせてもらう。反応は早かった。｢ぬえ｣から若き河森氏、宮武氏が来る。僕は｢設計担当の一人｣として紹介され、打ち合わせに参加した。｢良く変形メカだと解りましたねえ。｣宮武氏だったと思う。ちょっと嬉しかった。その時に、アーマードヴァルキリーの画稿を見せてもらった。その時の話は、アーマードヴァルキリーは攻撃モードであり、ミサイル全弾撃ち尽くした後、航空機に変形して離脱する、という。又、ヒト型形態は、敢えて人間のシルエット的にデフォルメしてあるので、このまま立体化すべく模型の設計をして欲しい。でも、物語の骨子も何も、まだ秘密。それがマクロスとの出会いだった。(マクロスという名称も伏せられていた。)････わかるかなあ、このときのショック。数週間後、バンダイ、シャイアンの打ち合わせ。｢マクロス｣というアニメーションが進んでいるらしい、全長１２００メートルもある戦艦がヒト型に変形するんだってさ。子供向けじゃん。ーそんな話がでる。バカに出来ないですよ、これ凄いことになりますよ。ーそう話すが一笑に伏された。そして日曜日、午前中、マクロス１話。すぐバンダイ松本氏から電話。････これからは変形しないとお話にならないね。シャイアン、一幕終了。こいつにとっての長い幕間が始まった。続く。HYPERWEAPON2007｢それぞれのHEAVEN｣☆モデルアート２００７年３月号増刊・通巻７２９号☆在庫僅少。HYPERWEAPON2005｢再生無き永遠の闇へ｣☆モデルアート２００５年４月号増刊・通巻６７９号☆２月２０日発売(再生産)

  2008.01.20

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• 模型をコミニュケーションツールにしている人達。

  模型友達が集まって酒を飲むという。僕らのように、模型仕事の合間に寝酒をかっくらうのではない。又、集団の支配関係を再認識する儀式的な｢飲み会｣でもない。毎月模型を完成させるような、ブームの時の勢いは皆にはないが、のんびりしていて楽しそうだと思う。昔は探す方法もなかったがインターネット、なるほど便利だ。僕は今日は行かなかったが。（若い頃なら行っていた。さすがに爺です）あとね、飲みプラ、だって。面白いよ本当に。「A専用ザク」のブログを探すと判る。笑うよ。いつか見に行きたいね飲みプラ。でも俺ら、納品前、ズブロッカ飲みながら、作っていたときもあったなあ。元祖飲みプラ？模型、人間関係って言うと、今までは権威、師弟、質問、不満、諦め、なんていうそんなキーワードしかなかったからなあ。ああ、今も楽しくやってるんだね。今、模型が滅びの段階だとしても、僕は今の、２００８年世界が良いなあ。笑っていられるもんね。････また上から目線になってますかねえ。あとワンフェス。あまり本格的に商売しない方がよいのではないですかねえ。造形プロデューサーとか名乗っても、極論するとプロデューサーってクリエーターの敵。クリエーターの上ではない。ぼくらこう呼ぶことがあるよ。「呼び屋」。偉くも何ともないの。ソロモンの時、抗議したからね俺。あれはディレクション。プロデュースじゃない権威有ると思って安易にプロデューサーって名前を使ってると、きっと恥かきますぞ。これ、判るヒトにだけのピンポイント意見です。････そうそう営業sasakiがせっかく知らせてくれた情報、コメント欄だけだとアレなんで、こっちにも書いておきます。気が向いたらどうぞ。品切れになってからほしがっても、こっちは対応できません。よろしく。HYPERWEAPON、以下の２点は、全国の書店にておとり寄せが可能です。「２００５」は今年２月２０日発売。「２００７」は在庫僅少。正確な商品名：HYPERWEAPON2007｢それぞれのHEAVEN｣☆モデルアート２００７年３月号増刊・通巻７２９号正確な商品名：HYPERWEAPON2005｢再生無き永遠の闇へ｣☆モデルアート２００５年４月号増刊・通巻６７９号(ともに、注文時には☆印のデータが大切)もうひとつお知らせ。ムラマサ☆のライブDVD、２／１４発売。個人的にはこっちがお勧め。あ、sasakiが困ってる(^_^)/続く。

  2008.01.20

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• 池袋。

  スケッチブックの紙がなくなった。下書き無し、トレス無しなのに減るのが早い。設定ってそんな感じ。判りきっていることでも２度３度描く。これが初めてのヒトには難しい。一見不要に見える物の重要性。まあ、どの職場でも同じなんだろうけれど。池袋西武のLOFT。パルコの中の世界堂は店員の態度が僕の気持ちにそぐわないので、イラストボードの品揃えが悪くなった時点で行かなくなった。紙の色が黄色がかっているクロッキーブックが最近気に入っている。ドクロ２００８に明日会うので一冊買って上げようかとも思ったがやめた。彼は大学ノートにスケッチをしている。昔、僕が大学ノートにメカ落書きを描いていたとき、アレはアレで格好いいと思っていたことを思い出したから。それに罫線て意外といいんだよね、真っ白い紙より｢拠り所｣があって。ヒトそれぞれ。よけいな干渉はやめとく。奥様とオイスターバー待ち合わせで、そのあとユナイテッドシネマとしまえんでインディージョーンズの前売り券ー付録付きを買う。で、GONZOに戻る予定。いいね付録付きって企画。｢黄金の羅針盤｣も買ってるし。楽しみ。あと、｢鹿男あおによし｣ビデオでみましたkyoujuさん。ごめん、僕は面白かったです。あの下宿、本物だというふれこみ(つまりロケ)なんだそうだが、ほんとかなあ。だとしたら照明、撮影のみなさま、ご苦労様です。そうだ、ポストホビーも寄って帰ろう。続く。････結局中華。餃子をご所望だそうで。西武の中華料理店。ポストホビーもスルーで。ひとつ良かったこと。僕が気付かない間にダンジョンはひとまず危機を脱出したらしい。次の危機までは安心。次の危機は大体いつ来るか判っているので楽だ。少し寝てから宇宙戦艦のほうを描こう。白亜右月さんの上がり、順調。････でも時間稼ぎには腐心したんですよ先生。まあいいけれど。ソエジーもエンジンかかってきた。昔みたいに楽しくできたら良いのだけれど。んなこといってらんないか。少し寝よう。続く。

  2008.01.19

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• 表参道打ち合わせ

  宇宙戦艦関係の打ち合わせは週２回表参道でやっている。今のところサルベージ作業は順調。オムニバスジャパンによる３D製作、基本形決定からアニメシェーディングムービーまでほぼ１ヶ月で完成。今日チェックした。３Dモデリング担当、センス有るなあ。それほど問題なく次の段階へ突入。はじめは例の｢バンダイの高額模型｣を踏襲して、少しでも模型市場のお役に立てればと思っていたが川口氏からの返答無く、ならばかまわぬかと。閉塞世界じゃのう。かの時代、人材とて不在、ともに２５２０を戦って最後裏金に手を出してまでアニメ製作を続けようとした、かのヒトの想いも実るか。予断は常に禁物ではあるが。すばらしい脚本家を確保できました。ご協力、有り難うございます。テレビ、ファーストシリーズと劇場作品の２本企画。テレビ、ファーストシリーズの方は歴代、又新進気鋭のデザイナーにデザインのリファインをお願いする方向で。アレンジ的に。まあ本人達次第だが。これから依頼だし。こちら専ら劇場デザインとプロジェクト全体のアドバイザーで。夜中徹夜のまま表参道、そのあとGONZOだったので例のミニカーショップには立ち寄らず。でも財布に７０万円入れていたバカは僕です。３Dモデル、月曜までにディティール設定してオムニバスジャパン渡し。極少数の２５２０ファンの方、｢スーパードレッドノートクラス｣として、宇宙空母ではない、２５２０地球連邦の｢ブルーノア｣劇場版冒頭の戦闘に登場予定。知らないヒトは２５２０、vol3｢戦闘｣を参照。後半ちらっと出てくる旗艦。本人だけはなんのことか判ると想うがARAYAモデリングのメカも登場予定。小リファイン中。確定したら又報告します。いつも表参道では、例の戦艦模型をなでてから、帰途につく。もう引き返せない。いや、引き返さないのだ。アニメーション｢風の谷のナウシカ｣、好きな劇中の台詞がある。よく呟きます、心の中で。｢所詮、血塗られた道だ。｣撃滅戦(その１)は続く。来週は(その２)で人に会う。ダンジョンも順調、かな。こっちはすばらしい作画スタッフの参戦、いや千明組への復帰、が決まって嬉しい毎日。眠れないのがたまにきず。続く。

  2008.01.18

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• 寒いのよ吉祥寺のスタジオ

  パソコン不調も復旧したのは良いけど、此処寒い!パソコンには良いかも。(逆に、夏は危機一髪だった。)夜のうちにデータ作って家に戻って、これから外で打ち合わせ、その後GONZO。久々に徹夜記録を更新しそうだが、仕事以外の情報の混濁が見られる。でもしょうがない。ミニカーショップ、メイクアップのホームページ見た。いま、｢スラストSSCレコードブレーカーのモデルカー｣が無性に欲しい。マッハ１突破した奴。ロールスロイスのジェットエンジン(ブリティッシュファントムの主機)２基搭載、車のくせに。1/24スケールの完成品、６７万円だって。1/43スケールの完成品は持っているのだけれど気になってしょうがない。今日の打ち合わせ、メイクアップの近くなんだよなー。此処の所頻繁に行ってる場所だし、時間の問題かもしれない。やばいなー。気をつけよう。(何に？)あ、こんど模型造りで５日以上徹夜するとどんなになるのか、体験を書こうかな。続く。

  2008.01.18

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• いまさら初雪なんて降ったが東京、練馬の朝は晴れて 。

  ○千明孝一監督にムラマサ☆のPVを見せる。マキシシングル｢selfish girl｣-DVD付きver.に初期PV-(とはいうものの映像クオリティは高い)。の映像を千明監督に持ってゆく。ちなみに｢夢風鈴｣(ＰＶはアルバム｢Lifull｣-DVD付きver.)のプローモーションフィルムはかなりの完成度です。つか曲も。で、見せたのは以下のPVsummer of loveサクラ舞い散る夜はhectec!!!!夢で逢えたら銀色の月監督はLifullは持っているので、あと新曲「スターダスト」を聞いたりしたのですが、初期PVのムラマサ☆のキャラの変遷が面白い。多分、｢桜舞い散る夜は｣のPVがもっとも初期、女子みんな太っていてかわいい。そのあとsummer of loveで一瞬、上戸彩になった後、現在の方向性に近ずいてゆくのが見て取れてとても微笑ましい。。CD関係はamazonだと意外なくらいに(ちょっと気まずいくらいに)安いので、DVD無しver.を持っているヒトも、だぶって買ってもいいだろう。つか一寸揃えてみませんか。スカパンク、東京スカパラも良いけど、自分としては最近病みつきですなあ。ちょっと切ない感じもある、でも基本的には陽気でガチャガチャした音楽です。ジッタリンジンとか、そんな感じもありで。いい唄だ。○ロストオデッセイのこと2/21にロストオデッセイの全スタッフ打ち上げがある。ファイナルファンタジーの坂口が贈る新作、X-BOX360専用のゲーム｢ロストオデッセイ｣では｢ノーチラス｣と呼んでいた可変潜水艦が、デザインした物の中では気に入いっている。本当は人型にまで変形させたかったけど(で、最後、あのシャフトを駆け上る！潜水艦が変形した機械の巨人が！などと勝手にイメージしていた)まあよし。あと冒頭の兵隊やなんやら、キャラクターデザインまでやった戦闘シーンかな。基本、コンセプトデザインですが。ゲームは好評発売中。本当に好評だったらしく、(だから打ち上げもやるんだろうがあんな凄いところで)坂口の所属事務所ミストウォーカーは代官山からミッドタウンに引っ越した。･･･そんな言い方もないか。売れるように、多くの人の心を掴むために作ったのだから。○山崎ハコのこと2/20にシングル｢BEETLE｣が日本コロンビアから発売するのを記念して3/1代官山のライブハウス｢晴れたら空に豆まいて｣でレコ発ライブがある。前売り5000/当日5500、僕は当然行くのです。｢興味がある｣だけだと薦められない。｢好きな人｣ならどうぞ。(これって最近のキーワードだ)僕は中学の時に熱狂していた。見苦しいくらいに。だから今は静かに見守っている。それが｢昔好きだったアーティスト｣への礼儀だと思う。あの人のおかげで｢滅亡の危機｣｢生きにくい日々｣随分乗り越えた。そんな｢力｣のある唄を歌う。前売り予約可能なライブハウスHPはこちらhttp://www.mameromantic.com/○きょうは吉祥寺方面のスタジオでパソコン作業。宇宙戦艦関係。雪降ったらどうしようかと思った。練馬からの移動、自転車なのに。たまには日誌っぽいのもいいねライブな感じで。続く。

  2008.01.17

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• ピンポイントな領域にお知らせしています。

  凄いなあと思った模型　チェコという国の模型メーカーの作った｢OSA級ミサイル艇｣の模型。ロシアの艦艇が好きだということもあったのだが、あまりの出来の良さに驚く。同社の｢ナヌチュカ級ミサイル艇｣も買った。模型からその存在を知る、ということは田宮模型が本格的に｢世界のメカ｣を模型にし始めた頃始まった。1/100戦闘機。1/35戦闘車両。広告に踊る文字の列をこれほど興味深く読み込んだことは、以降無いように思う。スカイホーク、コルセア、ドラケン、ビゲン、８輪装甲偵察車、当時のファーストインプレッションを知らないヒトにはなんのことだか判らないかもしれない、今はありふれた名前。ロドネイなんてのもショックだったなあ。あんな形の戦艦があるなんて知らなかった。最近では｢エクラノプラン｣という超大型ホバークラフト。模型が最初、実物はそのあと。結局、監督したアニメ｢６angels｣に登場させました。今は｢ポモルニク級エアクッション揚陸艇｣の模型はないかなあ、と想っている。ポリキャップやシステムインジェクションじゃなくてもいいから。あまり部品同士の精度も高くなくて良いから。今、模型っていってもこんな感じかなあ。さて、模型、特にガンダムのヒトに耳寄りなお知らせです。HYPERWEAPON2007｢それぞれのヘブン｣という本があります。珍しくｍｋ２５２０の新作模型が掲載されているので一度ご覧ください。但しガンダム以外ですが。現行商品、残り僅か。つぎ、ガンダム模型関係を掲載しているもの。HYPERWEAPON2005｢再生無き永遠の闇へ｣これは作品集です。ぐっとお高くなるのですがソロモンエキスプレスや｢プロジェクトZ｣に掲載された｢ジオ｣模型の再録、件の｢エクラノプラン、1/144スケール模型(ドイツレベル社製プラスチックモデル)を好き勝手に改造｣が見れます。近日再販。ただし初版特典の小冊子は今回から付属しません。(初版は既に絶版ですのでヤフーオークション等での入手となります。)･･･ともにモデルアートという小さな出版社から発売･･･今日はこんな感じで一つ。･･･今日もこれからGONZOです。明日は違うところでCGを描きます、宇宙関係。(いろいろと続く。)

  2008.01.15

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• いくつか

  ムラマサ☆って知ってますか。知っているヒト、もうすぐライブですが、そのうち良いお知らせが出来ます。まだだけど。確定したらすぐ。ムラマサ☆http://sound.jp/muramasa/この前お知らせした｢馴れていく｣の詩人の方がライブを予定しているそうです。こちらも確定したらすぐにお知らせしたいと思います。｢馴れていく｣http://www005.upp.so-net.ne.jp/nareteiku/menu.htm

  2008.01.15

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• 今日はGONZO

  GONZOっていうアニメーション会社はうちから２分でいける場所に引っ越してきた。だからスタジオで絵を描くこともないのだが、今日はGONZOでお絵かき。監督の千明さん、シナリオの賀東さんと一緒。この方が色々と便利ではあるのだ。なので今日はこれまで。続く。

  2008.01.15

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• ちなみに

  中野に行ってきました。速攻でしたが。２階のまんだらけ=プラモデル売場がいいね。車中心になってきたのと、価格が「バカ値段」ではなくなったのがマル。あとスターウォーズフィギュアやプロップレプリカ売っている店舗、デッカードブラスターのレプリカのレジンキットが３丁売っていた。これ早いものがちかもね。まあ見てみて。私はスヌーピーチョロQ第４シリーズ（４台セット）買いました。アウトウニオンの葉巻タイプレーサーっぽい。以上、久々の中野でした。あ、サイコガンダム売ってたけど、あれでいいのかしら？価格の壁かしら。ということで中野の喫茶店からきょうの分はおおくりました。続く。

  2008.01.14

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• そして1回目の結末へ。１９８１シャイアン胎動６

  ハイパーウェポン２００７、２３ページ左に集合写真にしてあるイラストと立体がその当時製作した｢ファースト・ドラゴンズヘブン｣と呼べる物。ほかに、ハイパーウェポン１、未来の超兵器モノクロページ掲載の設定イラストもだ。(シーンイラストはハイパーウェポン出版時の描き下ろし)模型作り、といっても同じ部品を複製するのは初めて。友人に聞くと、シリコーンゴムで型を取り、不飽和ポリエステル樹脂を用いて複製するとのこと。渋谷の東急ハンズですべて揃うというので出かけてゆくが。た、高い･･･。それに、工具売場で見つけたモトツール(ドレメル)というもの･･･細密刃に驚く。しかし高い。２５０００円。ひとまず撤退。自宅で数字とにらめっこ。当時、飲み屋のバイトで稼いでいたのが月７００００円。ほぼ、全額が吹っ飛ぶなあ。･･･思えば此処も運命の分かれ道。誰かに言われた｢やらないで後悔するより、やって後悔したい生き物だよね、人間って。ばからしい。｣･･･すみません、やっちゃいました。素材はどれもビミョー(プラキャスト以前、の時代は、あげたゆきをさんが手伝ってくれた頃まで続き、不安定な素材に悩まされる。これも２００７紙上対談記事にしています)まあ、プレゼンは上手く行った感じ。このままいくのか?手応えはあった。･･･結果は知っての通りだが、凄い物が来ちゃったんだから仕方ない。運命かなあ。先の同人の高校生スタッフだったヒトから連絡。アリイという模型メーカーの下請け会社で、SFロボットプラモデルの設計の手伝いをしているのだが、極秘な上に凄くリアルな設定で、出来れば手伝ってほしい、とのこと。･･･凄くリアルって?気になって見に行く。現用兵器を意識したラインだと。あれ、なんだよこれ｢スタジオぬえ｣じゃないの?･･･マクロスだった。　　続く。

  2008.01.14

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• シュールでいこう１９８１シャイアン胎動５

  僕にとって、いちばんはじめのルネｰマグリット。机の上に置いてある物、皿、奥の窓が割れている。窓の破片が散らばっている。よく見るとそれはガラスではない。風景が描いてある板。窓ガラスが割れてしまった事で、窓外の風景と思っていたものが｢ガラスだと思っていた板｣に描かれたものである事に気付く。コレが１個目。　２個目。これは数日悪夢にうなされた。上半身が魚、下半身が人間の、｢人魚｣が、砂浜に横たわっている。｢ノストラダムスの大予言｣第一期ブーム時のカッパノベルス、本文の挿し絵の一枚として使用されていた。覚えている人もいるのかもしれない。３個目。上半身にマントを被り、さらにその上から帽子を被った人物。上半身を覆ったマントの前がはだけて見える中。そこには上半身ではなく、鳥籠が入っている。これは人形改造コンテストで作っている人がいた。ルネマグリットその４。NHK日曜美術館。寺山修司を解説に迎えたマグリット特集。ディペイズマン。技法。デ・キリコだのアンドレブルトンだの調べてみるのもいいだろうが、既に知っている物、知られている物を、その常識とは異なった位置、大きさで｢出会わせる｣ことにより、観客の心を解放する｢風景｣を作り出す。この思考を採用して｢ヒトのシルエットを持つ武器｣というものを、理詰めの現実の最終回答としてそこに提示されるにある風景｣ではなく、｢観客の心を解放するための手段として、まず最初に起点として提示される超現実的風景｣、つまり、まずそこから始める。始めた結果ではなくスタートラインとして考える、考えてみることにした。･･･この、気持ちの切り替えが重要です。･･･で、いっちゃんはじめに考え、思いついたのがシャイアン。なんでだろう、アンシンメトリーなコックピット配置はすぐ思いついた。いわゆる｢ウエストライン｣を細くしながら、全高を下げていくと｢こうするのが｣一番良い気がする。シルエット優先から開始されるアンシンメトリーってのもいいかも。両の腕、肩の｢イデオン｣な感じはそのものズバリ、イデオンだいすきなの。でもまんまって言うのは尊敬、リスペクトしているなら失礼になるので、上方に張り出しているというコンセプトを保持しながら、形状に見合う機能を付加。自由関節によって接合しているレーザー砲塔とした。背中の武器はチャージに時間のかかる粒子兵器がいいだろう。先に話した｢ヒト型であることをまず起点にする｣方式で｢脚｣問題もすんなりクリアー。ワイルドウィーゼル、エスコートファイター、エスコートアッタッカー等の護衛機によって最終的に敵地に｢強行着陸｣する為の｢頑丈な降着装置。ミグ２５やアブロ・ランカスターの降着装置のように大きなアブソーバーで確実に急速着陸の衝撃を吸収する。｣すいすい。すいすい。･･･はたと止まる作業。頭部?そんなものいらねー!･･･それは言わない約束。３週間、(ロボットの頭?はァ?)思いついたのは居酒屋のカウンター。箸袋にぐじぐじ。ツッパリのイデオン。･･･オッケーでしょう!　やべ、バンダイ松本へのプレゼンまであとすこし。立体作らねえと!でもこのとき、まだ複製やったことねえの俺。GO東急ハンズ!　続く!

  2008.01.14

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• 物語とともに成立するマシーン。１９８１シャイアン 胎動４

  機械を創造するときの理詰めの｢段階的発想｣については書いた。ただ、そこから｢理詰めの発想、構築で否定した物｣が、ストーリーの中核を紡ぎ出す段階で｢復活してくる、発想の中心まで引き上げられる。(出世する?)｣のが解らないという指摘がビッター８０４２さん、ドクロ２００８さんなどからあった。　･･･たしかに。理屈には合わない。ここで、物語、世界観を｢創造するというのはどういう事か｣を考えてみてほしい。此処ではない場所、時間、人々。それらを新しく｢創る｣とすれば、それはその世界からすれば｢創造主=つまり神である｣ということになる。これならどうですか。まずここから。で、我々の世界にもし(僕自身無宗教なので誤解のないように申し上げますが、この話は神の存在を否定も肯定もする物ではありません。論旨は別にありますので具容赦下さい)創造主、神がいるとするとどうだろうか。地球も、生き物も、神が創ったとする。それはかなりもう、理詰めな感じで入念に。創ったご本人も｢考えただけあって上手く出来たな。一回リセットまでしたしィ｣という完成度、グッドデザイン賞物だといううわさの出来。大変良くできました。･･･にもかかわらず事件は起きる。大災害、天変地異、戦争。｢これも創造主、あなたが計画、設計しなさったのか｣といえば、多分こう答えるのではないか。｢･･･俺じゃねえよ！｣すみません、かなり宗教を批判しているかのような発言でした。本意ではないのですが他に例えようがない私をお許し下さい。もう少しです。つまり、僕たちは、日々｢予定外の事象｣に遭遇する。楽しいことも、苦しいことも、変化の中で生きているわけだ。コレを模倣したい。これを｢物語｣と呼びたい。僕等が造物主となった世界を、全て理詰めで創ることは、おそらく可能だ。机の上の空論、妄想にすぎないから。しかし、設定的に理屈に適った世界は、その世界自体安定してしまい、何も事件が起きない。変化も計算された世界は事件さえ解決法付きで創造されているから。理詰めだから。まして、それが、構築した世界そのものを揺るがしてしまうような事件は、絶対に起こせない。もしもその世界を揺るがすような大変化、大事件を｢創造｣しなければならないとしたらどうするか。持ち駒はある。この世界に起きないはずだと切り捨てた捨て駒が。そして変化に富んだ世界が、理詰めの世界観の真逆、むしろ逆の構想を注ぎ込んで｢再構築｣してこそ成立する。神ならぬ僕は、このやり方で世界を模倣する。それが最善の方法。そう思った１９８１。　そう思っている２００８。多分これからも。作品集２００５にも書いたが、ターミネーターはまだ存在していません。元ネタ、といわれるような小説はたくさんあったとは思う。だが、当時の｢今まさに今日｣、どんな物がいいのか、それらの引き出し、どれを開くのかという選択は、敢えてクリエイティブであると言っておきたい。クリエイティブとはリアルタイムである。そう思っている２００８。なかなかシャイアンやマグリット先生にたどり着けません。まーいーんですが。続く。

  2008.01.13

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• WF２００８告知。

  こんなｍｋメカが発表されます。(マルシーｍｋ物だけですが)デイジーモデルさん＞○ネオシャイアン(ピーキーなフォルムアレンジがカッコ良いっすね)preciousさん＞○ジオver２０06(ハイパー2007に見開きイラストの載ったアレ)　○NEOGEO迷宮都市ver瓢箪山電気さん＞○ソルティドッグ迷宮都市(フォルム最良、デカール付らしい)　○シャイアンアニメver　○エルメダインアニメver以上です。各２０個に満たない少量販売ですので、売り切れていたら完成品を眺めてやって下さい。ディーラーの方々、お疲れさまです。頑張って下さい。（お風邪を召しませんように）

  2008.01.13

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• 人間はやっぱりすごいよ！嬉しい。

  ブログやってよかった。凄い奴が見に来ていた。http://www005.upp.so-net.ne.jp/nareteiku/「馴れていく」しびれた。まだｍｋ２５２０は自分の心の中で消化しきれていないが、すごい。（あ、模型じゃないので。詩、ですねこれは。）･･･仕事はやっとヒトヤマ。つぎ明日。それで｢ダンジョン危機｣は乗り越えそう。･･･で、宇宙へ。つかやっとシャイアンの続きを。（そうそう、ドクロ２００８さん、ダンジョンって迷路のことです。物の例えではないのです迷路を描いていたのです。巨大で異常な迷路を。)･･･でもなにかの例えなのかもしれない。予知とか。ぞぞぞ。

  2008.01.12

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• いくつか。

  ＞特に、グランオデッセイを体験したことのある人に。来年もっと面白いことが有るでしょう。夕方、そんな打ち合わせをしました。ブレードランナーの話で盛り上がりました。＞特に、アーマードコアを体験したことのある人に。今夜新作のパッケージを見ました。今までにない、スケールの大きいビジュアル。現場の皆さんいよいよですね。頑張ってください。＞特になんにも関係ないのですが、「もやもやさま～ず」amazonで予約しました。さま～ずDVD全部持ってる俺です。マイナスターズもね！

  2008.01.11

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• 脱線した序でに。シドミードの宇宙戦艦ヤマト･･･模 型って何だ?

  シドミードヤマトの模型完成から数年後。ヤマト2520のvol.2制作時、美術設定の佐々木洋さん(岩窟王、オネアミスの翼の美術の人)と設定の打ち合わせ中、スタジオの版権管理の人が、発売したばかりのホビージャパン1995年4月号を持ってくる。ヤマトの再販プラモデル特集に合わせて、２５２０宣伝を兼ねて件のミードヤマトの模型を掲載させているというので２人で見る。佐々木さんが言う。･･･子供の喧嘩に親が出てきちゃった感じですねえ。プラモデルの改造と同等に比べるページ構成が、担当モデラー諸氏には気の毒な紙面を作ってしまっていた。ただ、久しぶりに見た模型雑誌。そして、今でも思っている事。･･･もう少し、楽しい感じでお願いできませんか。昔、模型の手軽さを強調するために、敢えて｢寸止め｣=ビギナーの様なラフモデリングを繰り出したこともあったが、今はそこまでやれとはとは言わないから。でも、プラモデルを工作しているのだから。僕らの作っている模型は、あくまでも要求されたことに答えるため。でも趣味の模型は違う。作っている人が楽しむための物なんだ。･･･楽しい感じでひとつ。凄い工作といったところで、ねえ。もっと夢のある感じでおねがいいたします。ネットでアップしている人達の方がよっぽど楽しそうですよ。大人の事情があるのでしょうが、ファンがいなくなったら雑誌なんてやっていけないでしょう。･･･宜しくお願いします模型雑誌編集の方々。すみません、今日はこんなところです。夕方の打ち合わせまでちょっと寝ます。まだおわらねーよダンジョン。

  2008.01.11

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• また一瞬、脱線します。シドミードの宇宙戦艦ヤマト に再会しました。

  ｍｋくん、これ何が描いてあるのかわかるかなあ?とジャイアントロボのプロデューサーの山木泰人(彼がまだヤマトの製作をしていた頃)に側断面図と一枚のカラーボードを見せて貰ったのが最初。どこかのサイトでCAD作成による図面って書いてあったがそれはウソ。全くの手書き。1/200スケールの内部構造まで書き込んである物だった。模型を造った理由は｢アニメーション作画参考用｣じゃない。それは結果論。複雑な形状なので写真を撮って設定にしていた時期がある。んじゃなんで、というと、プレゼンテーション用。この偉大なデザイナーがヤマトをリデザインしたことに懐疑的だった出資者への最終提案に使ったみたい。･･･うそ。それも結果論。始めの目的じゃない。本当は、このデザインがどのようなフィニッシュになるのかこっちでは誰にもわからんから造ってほしい、そういうことだった。シドミード？誰なのコレ、的な。まだ知る人ぞ知る存在だったみたい。ひどい田舎だねえ、日本。だからちょいムカつくのもあって、立体化を引き受けた。シドミード先生も外形を確定するのに苦労していて、センセ自ら船首部分だけは立体を造って輪切りにし、クロスセクションを造っていた。他の部分はセンセの頭の中のCADで造っていた。みんな手書きだったもの。シドミードはすげーよ。こちらとしては、センセの図面のまんま、何も変えないシンプルな3Dへの移行が第一目的だったので、先生の描いたクロスセクション(胴体断面)を並べて、薄い、細切りバルサ材を丁寧に貼り付けてゆく。ワイヤーフレームにスキンをはりつけてゆく3DCGを手作業でやったわけ。それを樹脂で固める。すると図面はそのまんま立体になる。兎に角図面に示されたヤマトを正確に再現する、それだけ。光らせてみたりしたのはミードへの尊敬の念から。雑誌ではフリーモデリングばっかりだったが、実はシャイアンの頃から、図面通りの立体を造る仕事を造る仕事はしていた。が、これは難儀したね。先生、外形イラスト、形や細部が、まちまち、なんですもの(笑)大きいモデル、といっても図面サイズの1/200は堪忍してもらった。でかすぎて家からでなくなるので。･･･完成当日、VTRで納品前の(｢ヤマト2520｣なんて名前の付く２～３年前だと思うのだが。平行していた作業の一つにビーナス戦記とかあったはず。)ヤマトを、完成直後の僕が一人で撮影したヤマトフィルムがある。ドラゴンズヘブンの実写パートの追加撮影にも使用した｢８ミリビデオ｣ってやつで。VHSに一本だけおとしたのが、当時の俺とか映っていて。ヤマトの向きを変えるためにフレームインしていたりして。特撮チックに撮ったり。今はもうダメになった電飾も元気で。思い出す。明け方、感慨深かったなあ。シドミードと俺以外に、今、このヤマト、こういう形だって知っている奴は一人もいないんだって。すげーな先生って。まさか２５２０のメカ演出をやるなどとは思ってもいない頃の話。･･･地球博で御一緒にデザインできたのもうれしゅう御座いました。まあ、アレはアレで話せないことが満載なのですがね。(ちなみに地球博「グランオデッセイ」登場の反重力バイク、ｍｋ版権物なのです素敵でしょ。)何もかも皆懐かしい･･･そいつと再会しました。無事でした。電気系統は死んでいたけれど、歪みもナシ。模型って長持ちするものですねえ。うちの子より先に生まれたんだなあ、こいつ･･･。あ、主砲、副砲のレジン複製はコトブキヤなんだよね。これ一応裏話？続く。

  2008.01.10

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• 物語とともに成立するマシーン。１９８１シャイアン 胎動３

  うーん、この文章を考えているときに思ったもう一つの副題がある。｢この文章が面白いと思うキミは、既に｢メカデザイナー脳｣をもっている!｣なんだか判らない人、｢メカデザイナー脳｣じゃなくて大丈夫です、それが普通です。いや、｢メカデザイナー脳｣なんて持っていたら何一つ普通には楽しめませんから。おめでとう御座います。、あなたの人生は真っ当です。･･･さて(笑)、この人型をした｢我々が生み出した兵器｣は戦場に於いてどのように使われるのか考えてみる。空を飛び、地を駆け抜け、海を渡る、か？少々古いですがタモリさん調でお願い出来ますでしょうか。「な訳ゃ-ない！」･･･ありがとうございました。永井豪先生の偉業、スーパーロボット「マジンガーZ」でさえも、あれを飛行させるために強烈なドラマツルギーを導入している。申し訳ないが、デザイン的に派手になり、より万能になったグレートマジンガーのストーリーは、ただただ敵キャラクター個性のインフレーションを連ねていくようだったではないか。･･･ついてきていただいてますでしょうか。宜しくお願い致します。さて、戦争が「悪い敵をやっつけてワンナップ」であるというシンプルなものならば、その戦闘、戦略は、ターンAガンダム（あの超合金はシドミード意匠を再現しようとしたプロダクツの中でも屈指。プレミア価格でも入手すべきミードアイテム代表かもしれない。）のような技術で「自滅的殲滅作戦」を行うかのごとく、敵地破壊に大規模の絨毯爆撃を加えるのがもっとも合理的であるはずだ。･･･ひき続き、宜しくお願い致します。しかし「実際の戦争」で、人類はその手段を行使していない。何故かというと、そも人類にとっての戦争とは敵害国家の物理的消去ではなく、主にその資源（一部例外を除いて、人的資源も含まれる。）の略取にあるからだ。･･･ここで当時の、ｍｋ１９８１は引っかかることがあった。まてよ？敵害する物を根こそぎ物理的消去しようとする存在。このへんだな。消去する事自体が目的。いいね。この自滅的な感じ。宇宙人や狂人じゃ意味はない。冷徹な判断による意志。取引が成立しない存在。いいね！･･･つまり、ｍｋ１９８１のなかで「２００５作品集」にもその生成を記述した「シャイアンの物語」が始まった。まだ「シャイアン」も「エルメダイン」も存在していないのに。･･･ちょっと変でしょう？おいおい、メカを考えていたのじゃないのかって？じつは、これが「変」じゃないんだな。「脇道」でもない。続く。ちなみに今日はダンジョンばっかり描いていた。いよいよ前半のクライマックス。手、いて～。又これから２４時間のダンジョン設定マラソンロードです。マグリット先生との関連も次回ということでひとつ。

  2008.01.09

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• 拡散と集中

  ここに来て又一つメカデザイン仕事が入る。１１日打ち合わせ、で月内アップ、みたいな。忙しい時に限って面白そうな仕事が入ってくるのはどこでも同じなのでしょうが。･･･あ、それだけだとあんまりなので裏話をひとつ。iceというアニメの冒頭、女の人が出かけてゆく家、あれは僕の自宅そのままを設定にしました、です。すみません今日は忙しすぎなのでこれだけ。

  2008.01.09

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• リアル人型ロボットの模索１９８１ーシャイアンの胎 動２。

  いわゆるガンダムセンチュリーで、「本当の宇宙用モビルスーツってこういう物なんじゃないの？」って宮武さんの「ザク」イラストが掲載されているのを見たことがあるだろうか。あれが「当時のSFのヒト」から見た「SF的な人型ロボット」のギリギリ認められる感じだった。僕にしても同じ。「ガンダム」は本放送から見ていたし、劇作には感動したのだが、現実にあるかのような「リアル」ではなくて、「それまでのロボットアニメーションには無かったリアル」だったように思う。コンバトラーV、ザンボット３、ダイターン３、と比べてのリアル。面白かったけれど、子供向けな設定であることがひっかかっていた僕たち当時のロボットアニメーションファンの不満を一気に解消した「かなり大人向けの設定、ドラマ」。それがガンダムだった気がするのだ。全てのリアルがガンダムから始まったのではない。既にSF、架空未来世界のリアル描写のノウハウは構築されていて、ガンダムはそれを積極的に取り入れただけ。そんな認識をしていた僕だった。異論があったら御免。だから「え？SF同人でガンダムの絵描くんですか？」だったし、リアルに描いたガンダムのイラストを褒められても冷静だった。つか、あくまでも戦闘機や宇宙船の絵にしか興味なかった。後年、富野監督も何かの本で言及していたが、｢人であることを模倣するべく造られたアンドロイド」ならまだしも、「兵器を人型にする」とき、脚部分の存在理由が判らなかったのだ。「なぜあえて脚を？シルエットが大きくなってしまうのは発見されやすく、被弾の確率も高い。そのリスクを冒してまでその「人型兵器が手に入れたいメリット」とは何か。「所詮は玩具なんだから、何となくSFな気分の客に合わせてちょっとアレンジすれば良いじゃん」な事かもしれないし、おそらくそれを望まれていたと思う。･･･それじゃあ本末転倒なんだよなあ。この状況を突破するには今でも心の師と尊敬する、一人の画家の存在が、その絵画の力があった。（本人に会ったことはないので。勝手に思っているだけですが）ルネｰマグリットさんです。（･･･続く）

  2008.01.08

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• 人型ロボット･･･ですか?　１９８１シ ャイアンの胎動１

  ｢宇宙船の模型はいらないんです。人型ロボットなんです、商品に出来るのは。｣同人誌を送付して、まず反応のあったのはバンダイ模型静岡清水工場。(この時代、バンダイはいくつかの会社が今より独立していたようで、模型部門の中心は東京にはなかった。手紙をくれて、この後しばらく僕にとってバンダイの窓口になる｢松本悟次長(当時)｣は、今は記名本も出ている現サンライズのヒト。静岡は清水市に出かけ、会ってみるとさっそくのボディーブローである。ザブングルのキットにオリジナルディティールを加えたところ好評で、こういうマニアックな感じが｢アリ｣なら、アニメーションと関係ない、模型になることを前提とした全くのオリジナルデザインの模型もいけるんじゃないか、試しにオリジナルアイデアを作ってみてくれない?みたいな話だった。･･･ただし、人型ロボットでね。映画原案早くも映画化商品化、みたいなことなら例の会にとっては朗報だったんだけど。当時の現実はこうだ。｢飾り台といえどもプラスチックの部品だからコストがかかる。｣ヤマトとは違う。そこまで売れる見込みが始めから立つものではないのにコストのかかる｢飾り台付きのもの｣は100％無い。後年、たしかセンチ初めてのキット化のときモデグラにも書かれていたが、（藤田デザイン、カトキリファインガンダムの、足のないBｓｔ型の飾り台コストの話。）人型ロボット･･･。アニメーションでないリアルロボット･･･。人型？実はそのときまで、リアルSFメカに人型ロボットは「ナシ」と思っていたんですけど。･･･続く！

  2008.01.08

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• ここで現代の話を。でも、読んでも何の話か判りませ ん御免。

  2回目の日記で予告した「因縁の深い話その１」が今日正式にスタートした。「絶対に上手く行く！」と念じても「世の中、絶対なんて事はない」ということを僕に痛いほど教えてくれた作品だから、正直いって恐怖もある。でもあんまり心配もしてられないので、あくまでも、いつものように遊びモードで。じゃないと意味ないし。観客にも失礼な話だ。まあ、格好いいもの描きますけどね。続く。

  2008.01.07

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• 人知れず忙しい１９８0ー１９８３前夜、でも心はヒ リヒリ。

  ※前回に引き続きなんだか分からない話。そのうえ今回はアンダーな話で失礼します。僕がナイトファイターIというメカのデザイン作業に入ったとき、その会には既に同名のメカが存在していた。つか、その会に存在していたメカはそれ１つだけで、デルタ翼のユーロファイターな感じ。そのメカには徹底的にリファインを加えてナイトファイターIIとしてイラスト化、同人誌に掲載、該当メカページには｢リファイン前の作者名｣を掲載、当時は｢格好良くしてくれて有り難う！」「いえいえそれほどでも！」ぐらいの「いいはなし」だったのだが、1冊目を発売したくらいから軋轢が生じる。いや、大きくなってゆく。無理からぬことなんだが。「もう後に引けない、いけいけどんどん！」という勢いのこちらに対して、考えてみれば同人誌、｢ゆっくり進みたい｣という人達がいるのはも当たり前。それだけなら修復可能だったが、その上に、急成長した少人数友達集団にありがちの｢誰がボスなんだ?｣という｢古参｣、｢趣味なんだから、みんな勝手にやっちゃダメですか?｣という｢僕+上山｣の間での、かなり嫌な感じの対立。これは修復不可能と感じ、あまり期間を経ず僕と上山さんはこの同人を退会した。退会の条件として、僕がその会で今までにデザインしたメカとストーリーの使用（アレンジ含む）を認める。この会の目的である、本作品の映画化がなされたときには、全てのデザインは会に権利が帰属することで良い。同人誌3号目の表紙イラストは退会前に依頼されていたので無料で描く。こっちで描いたイラストは機会が有れば自作として発表するが、僕が件の（ナイトファイターII）の新イラストを描くことは絶対無い。だがデザイナーとは主張する。（｢I｣は当然として。｢II｣にしても、徹底的にリファインしていたから。）映画化されたらおしえてくださいね、頑張って下さい、そんな感じ。お互いの利益を確認した上の円満解決に見えた。･･･このへんの話、ずーっと言ってるけど全部ボランティアです。全ては会の為に。･･･だからこそ退会の時は気を使いましたね。又、ぶっちゃけ元からいたデザイナー担当=新代表にしてみれば僕らの存在は既に不必要という認識だったようで、友好的に退会出来たと記憶している。つかあんまり嬉しそうなので心がヒリヒリしたけれど。(ここまでデザインや世界設定が出来ていたら後は自分で演出したくなる気持ちも今はよく判ります。それに彼は、僕のナイトファイター｢I｣が嫌いだったので、僕らが出た後は別デザインを作っていたみたい。この、好みの問題も理解できる。嫌な物は嫌だよね。)まあ、何にしても濃いかんじでしたね･･･。後年、海洋堂渋谷ショウルーム開店パーティーに行ったとき、僕がストーリーとデザインの使用権を差し上げた、その会の新代表の名前でF.S.S.ファンクラブ（ノンオフィシャルのクラブのひとつ）の告知チラシが貼ってあった。同人誌を出していたので読んだ。･･･やりたいことが根本的に違っていたんだね。さらに、「2005作品集再生無き永遠の闇へ」発売前にネットの過去履歴を検索していたら、僕がメカを無断借用していると書いてあった。きっと何か事情があってそういう流れになったのだろう。ナイトファイターなんて、スターウォーズファンモデリング模型１個だけでプロのメカデザイナーになれるはず無いじゃん。きっかけにもならなかったよ･･･なんて難しいんだ人間関係。同じ時代を一度の人生として生きていく何人かとの間にそう言う感情のもつれが生じてしまったのは残念だった。皆さんが今も元気にやっていることを祈りつつ、ネットといえども実名表記は避けました。又、趣味の物は特に気を使って対処しなくてはこじれたら大変、という経験は｢モデルカーレーサーズ｣制作時とても役に立ちました。有り難う御座いました。映画化実現の際にはどうぞお使い下さい。あの話、未だ色褪せてないよ。ちなみにナイトファイターI、ナイトファイターIIともに｢ハイパーウエポン未来の超兵器｣p82～p83に当時僕の描いたイラストを掲載している。騎士シルエットをした左端の物が｢I｣、中央にある航空機的な物が｢II｣。どちらにも、当時の全精力をそそぎ込んでいます。画材はロットリングペン。まだ赤いボディーじゃないころのバリアント。すぐペン先が詰まって描けなくなるアレです。当時でもかなり高かったが良い線が描けた。でも同じペン売ってないのよ今。っていても知らないか。時の流れの中で退化してゆく物もあるのだ。絶滅と云うべきなのでしょうか。失われてゆく技術、かけがえのない物達の消失。今感じている危機感のひとつです。模型の世界も例外ではない気がする。ちょっと上目線ですかね。まーいいんですが。いやー、モヤモヤしていた事その１、終了。･･･何年モヤモヤしたんだろう。さて１９８１年以降、上山さんが送りまくった同人誌、肝心の「映画」の方には全く反応がありませんでした。が、出版、模型メーカーから反応がくる。（凄く変な反応なのだが）そのうえ例の「ありがさん=同人ガンダム仕事」の件も不思議な所からの反響が開花、モデルアートはじめ、模型メディアとは未だ何の関係もない時代。又、全く別の方向から意外なアニメーションの仕事が舞い込み、皆の知らないプチ（おれ）ブームが巻き起こる。どういう事かは次回。

  2008.01.06

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• ドロドロの始まりその２（又は、ナイトファイター完 成）ー１９８０

  ※一応言っとく。以下の文章、模型作ったこと無い人が見てもきっとなんだか判りません。ご注意を。一人乗りの宇宙戦闘機、やはりコックピットから作っていく。飛行機の模型を作っているヒトには判ると思うが、この部分は作るのは絶対楽しい。「無条件に楽しめる模型の部分トップ３」に入ると思う。機首基本外形は紙粘土で成形。紙粘土は乾燥に２週間以上時間がかかるので、だいたいの大きさが決まった機首部分とのバランスを考えて、｢槍｣=長砲身のブラスターと、｢盾｣=レーダードームを作る。ここは色んなプラモの部品を組み合わせて、別の、そして理に適ったフォルムの物を新造してゆく「スターウォーズ方式」だ。それもX、Yウイングでなく自分のメカを造るのだからこれは楽しい。このメカ製作方法は簡単なようで、実は｢恐ろしいくらい金がかかる｣という副作用を持つ。僕は幸運にも｢ちょっと作ってはすぐ飽きて箱に戻して積んでおく未完成症候群｣を長期間患っていたので、模型のストックは大量にあった。模型雑誌に素晴らしい完成品が掲載されていたのでキットを買ってはみたものの、実際作ってみるとあまりのスキルの違いにギブアップしていた数々の模型が、新しい形に組み合わされてゆくのは、はっきり言って快感。みるみるうちに長大な大砲とレーダードームが出来上がる。撮影用プロップを作っているつもりではないので、細かい配線や奥まってしまう部分の部品もきちんと組み込んでいく。このへんは作品集２００５に、当時撮影したものが掲載されているので見て下さい。でも本当は、大砲、レーダーの完成から全体形の完成までは長かった。機首もあらかた完成、でもそれらを装着するための胴体の形が決まらない。つかいくつも作ってはボツ。４ヶ月の間にたしか１０個は胴体を完成、又作り直し。プラ板だって安くはない。うわーどうしよう。で、それこそ１０個の胴体を並べて比べた僕はえらそうに言ってしまうが、結局「拡散と集中」だわ。（いまさらアホ。２８年前で良かった。）･･･胴体は一番シンプルなフォルムがマッチすることが判った。全部をピーキーな形状にしても、結局雑然としちゃうんだねえ。でもこの授業料は高かった。当然、一番表面積のある胴体のディティールも残っている。微妙なラインはさすがにポリエステルパテを使うがこれが高いのなんの。(この頃エポパテとドレメルは使ってません。)部品もストックが底をつく。バイト料全額つぎ込み。サフェーサーも使えるものが無いので、インク修正液を塗料にする。完全に艶消しの表面を得られるし、やや黄ばんでくるのが「どっかのデパートで一瞬見た本物のスターウォーズプロップ」ぽくて良かった。（ちなみに当時、模型塗料で完全に艶消し表面に出きるラッカー塗料は無かった。専用艶消塗料のフラットベースも不完全だったから）そうそうエアーコンプレッサーも買った。うおー３００００円。資金集めに工事のバイト行ったら怪我しちゃって頭１０針。いっとくけど同人活動。趣味モデリングなのにアホか！(T_T)でもまあ、この時点で「ナイトファイターはこういう形の物」という「決まり」が出来たので、同人誌用に他のメカや小物のデザイン、イラストの製作、ストーリー構想にはいる。当時軍事国家の組織図以外は無かったのだ。キャラクターも何もナシ。本作り（といっても自宅にあった活字タイプライターを一人操作しての版下原稿作り。）合間に模型の仕上げ、例のガンダムイラストも描く描く。こうなってくるともう後には引けません。同人誌は何回目のコミケだったか、梶が谷という所にある温室ドームのようなお洒落なところが会場だったときに１冊目発売。コミケもそんなに大きな規模ではありませんでした。ロリコンキャラなしのメカオリジナル本だからコピー本１０冊にしておけという「ありがさん」を無視してオフセット印刷１００冊持ち込み。これが１時間で完売。当時買ってくれたヒトには会ったこと無いですけど、有り難かった本当に。つかうれしかった。ありがとうございました。模型は2号目に掲載するべく、すぐさま準備に取りかかった。神山さんは1号目を色々なメディア、メーカーに送りまくる。なんとなく、光明が見えてきました。ただ、この頃から集団内部の軋轢が厳しくなってくる。この会には実はもう一つのナイトファイターが存在していた。（一部で物議を醸した話の真相へ続く）

  2008.01.06

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• ドロドロの始まりその１（又は、ナイトファイター胎 動）ー１９７９

  SF映画の原案を創造しようという同人に合流して活動を始めたことは話したが･･･さて、蓋を開いてみれば原案のストーリーの骨子は架空国家軍隊物、まあこれは当時スケールモデルファンの一部で流行っていたので予想はしていた｢こんな軍隊があったらすげー格好良くない?で、俺その国の国王！｣的な軍隊編成だった。･･･まあ、それ自体は悪いアイデアとは思わないのだが･･･実は同時期に提示されたいくつかの｢いっしょにやんない?｣と誘ってきたアマチュア団体に共通する設定テーマ･･･(シュミレーションゲームも胎動期だったらしい)｢チェスに見立てた軍隊エレメントの構想｣にもとずいていた。･･･つまり首脳陣はキング、クイーン、サポート地位にはビショップ、母艦はルーク(城)、戦闘の中枢にはナイト(騎士)、前衛はポーン(歩)と云った具合。まあ、誰にでも考えやすいわね。そのかわり｢ありふれている。誰でも始めはそう考えるだろう｣という現実の壁が、(これってありふれてない?)(いかにも｢ゲームファンのお遊び｣じゃない?)と、立ち塞がる(ありがちな)設定。うーん、またかよ。(?_?)どうしようか。代表の上山さんと個人面談、自分の考えを説明する。｢お絵かきクラブ｣は決して悪いことではない。趣味というものはヒトが発明した物の中で、生活に潤いを与える事が出来る唯一のアイデアだ。「仕事」は大変だ。僕も当時、画材代を稼ぐために飲み屋のバイトを毎日していたし･･･働いて、又、一般学問を勉強している人達が、SFの世界に没入する楽しい週末を過ごすことに異論を挟む理由は1ミリもない。だったらみんなで楽しくやろう。出口はないかもしれないが、楽しいのならそれでいい。そう話した。･･･しかし、代表の上山さん　(会の中で唯一のサラリーマン、固定給労働者で、その同人の雑費全てを負担していた。雑費、といってもバカにならない。当時白黒コピー１枚100円、白黒縮小コピー３00～400円(縮小コピー技術は発明されたばっかりだった)、カラーコピーはB4サイズで500円、拡大縮小は不可能、しかも新宿の｢紀伊国屋アドホック｣でしかコピー出来なかった｢原始｣時代、雑費は想像以上に莫大だったのだ)。が、｢この会を創始し、ここまで運営してきたのは、日本のSFは面白い！いつか絶対、日本発信の凄いSFストーリーが映像化される事に確信を持っている。我々も、素人ながら何かしらのムーブメントを起こせると信じている。｣なんて、小松左京みたいなことを言ってのけるもんだから.。･･･又、当時の自分は何よりも、｢本｣が作りたかった。印刷費用を出資してくれるという条件が大きくて･･･はっきり言って1980年、美術学校で作れる印刷物でも、今の目、いや、当時の目から言っても｢ただの自己満足｣にすぎなかった。･･･ひどいもんだったのです何もかも。だから実際に印刷物を作ってみたかった･･･。だからデザインを引き受けましたよ。いいよね?商業美術なんだし。･･･うーん、でも今から考えると最初からスポンサー付き。良いんだか悪いんだか。さて、カッコいいメカデザインを作り上げると引き受けたまでは良いが、例の｢ありふれた発想｣をどうするか。つーか、実は美大受験生なんですけど僕。どーすんだっての。あはは･･･(T_T)。･･･ずっと考えていた3日目くらい、急に思いつく。ナイトファイター。今考えてみればナイト＝騎士＝盾と槍なのだから、槍に見立てたロングバレルの砲、盾に見立てたシールド或いはレーダードームが騎士のシルエットを構成するデザインイメージを思いついた。ありふれた発想なのだろうが、宇宙船の形状としては極端に左右がアンバランスになるので誰も実現させなかったのか、･･･後年、永野護さんと角川ニュータイプの忘年会で初対面したとき、（彼はエルガイムマーク∥の変形後形態として同じアイデアを具現化していた）「あのナイトファイター、いつ思いついた？」「１９７９年です。」「やられたー、俺より先だよ」「あなたは変形させてしまった。凄いよ」なんて話した。（つか、それ以降一度も会っていない。でも他のいくつかのケースから今思うのだが、同業者は近しい友達にならない方が良いみたいね）･･･１９７９年の話に戻る。アイデアは出来た。イメージもある。ただ形が決まらない。絵を描く　絵を描く　絵を描く･･･。槍と盾をくっつけた宇宙戦闘機のイラストは、なんかバカっぽく見えるのだ。直情的、記号的発想は、逆に「見た目に分かり易すぎて」リアルじゃないのだ。幼稚な発想、いや、絶対合ってるはず。頭の中にあるかっこいいイメージ。でも頭の外、紙の上に引き出せない。俺に画力が無いだけなのか。このアイデアは今の俺のデザインパワーでは具現化できないのだろうか。モヤモヤとした毎日。･･･絵がリアルじゃないなら、実際に「そこに存在する」立体にしてしまえばいんじゃね？･･･はい、悪魔のささやきにはまっちゃいました！（続く）

  2008.01.05

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• 同人リアルガンダムの空転1979ー1981。

  ーSF同人会合の続き。その夜は何の話が中心かというと、結局ガンダム。但し、世の中的に当時、ガンダムは盛り上がっていた訳では無い。SFの濃い人達の｢思い｣は世間に届くどころか、サンライズさえリアルロボット路線を｢無かったこと｣にしようとしていた頃。まあメインスポンサーのクローバーが調子悪いのでは当然か。ガンダムの放映終了前から、その前の年の｢ダイターン３｣に近い｢トライダーG7｣が同枠次回作としてアナウンスされ、元のおもちゃ路線への修正が図られていた頃。ガンダム劇場３部作のアナウンスいまだ無し。ザブングルは１９８２年、ダンバインは１９８３年、まだ存在していない。洋物SF映画目白押しの中(１９７９年エイリアン公開)、多分宇宙戦艦ヤマトが提示した、ジャンルとしてのSFリアルアニメーションはいまだ暗闇から抜け出せない時代ではあった。だから「濃いSFの集まり」では必ずといって良いほど「ガンダムというリアルSFを盛り上げなければ！」という話になっていた。(･･･って後で知った。)件の｢同人誌に詳しいお方(ありがさん)｣によれば、ファンジン的にガンダムを科学的裏付ける「リアルマニュアル本」を作るか｢ロリコン的パロディ本ー吾妻ひでお的絵柄｣が｢今まさに売れ線ー勝ち目のある戦い｣である旨、メカ同人を目指す我々はリアルガンダム本で行こう、だから読者投稿で見せたリアル絵でガンダムを描いて欲しい。ーーーえ、ガンダム描くんですか?オリジナルメカじゃないの？世の中はスターログ国内版創刊、スターウォーズ日本公開、そしてギャラクテイカ、ノストロモ号！SFメカいよいよキターw!的な気分の中でオリジナルメカ絵を描きに来た身としては突然の予期せぬお誘いに正直ズルッと引いたのだが、ちょっと鉛筆デッサンが得意だった事もあって｢架空のメカをリアル的にデッサンしてみたらかっこいいかも。鉛筆デッサンだったら俺描くの速いし。｣で、その｢ありが｣さんが、たとえば｢ヒートホークという武器、劇中では高熱を発し物を切断するが効率悪すぎで有り得無い。そうだ、固有振動共鳴を起こして金属を破砕する超振動兵器としよう！｣なんて設定を考えて、僕が「現実に存在するとしたらこのぐらいのディティールでは！」なんて絵を描くわけ。これを1年くらい続けた。週1回打ち合わせ、週1回絵を納品。プロみたいでしょ？ボランティアなんだけどさ(笑)･･･さて、ここまで、読んだ「ガンダムの濃いヒト」はおわかりのように、これは「ガンダムセンチュリー」とモロかぶり企画。当然ながら「本編スタッフ」による　「商業誌」が１９８１年に出版され「ファンジンならではの設定フォローを本家が堂々と行う」仕事の前にはこちらの企画はまさにゴミ。でも本は格好良かった。２冊買ったし。描いたイラストは全部「ありがさん」共々消え失せちゃったけど（同人にありがちの事として、１９８１年前半に企画はほぼ立ち消えた。ガンダムセンチュリーが出たので、逆にやっていたことに踏ん切りがついた）少なくとも「ありがさん」の企画の方向性は正しかったわけだしね。ファン活動より創作じゃないと虚しいこともわかったでもまあ、濃いSFのヒトの集まり「金曜会」に出入りしたり、ガンダムメカはほぼ全部「見ないでも描ける」ようになったのは、良かったのかも。設定を作る感覚も少し判ったし。（ダメ出しとかも食らうんだぜ同人誌なのに。きびしー！）もっともZのときはこの「リアルガンダム」を一度完全に忘れてくれって内田プロデューサーに言われてびっくりするんだがそれはもっともっと後の話。で、そんな中、同時進行で創り出そうとしてたのが「ナイトファイター」というメカだった。(模型を造りながらデザインするという、今に繋がる自分流スタンダードが完成するのだが、これはこれで結構空回りの日々。続く。)

  2008.01.04

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• はじめてのメカデザインはストーリー創作込みでボラ ンティア

  昔はホビージャパンの読者投稿には住所が表記されていた。アニメ関係の雑誌だと杉並区、までの表記のところ模型紙は高円寺、そして番地まで(匿名希望という手は思いつかなかった)全部掲載。読者交流希望していたつもりではなかったので手紙が来たときはびっくりした。読めばSF映画の企画を作っている同人(当時はこの言葉の意味もよく判らない)で、デザイナーとして一緒にやりませんか、という誘い。素人の集まりで、映画の企画を作れるのか、つかデザイン...スターウォーズみたいなのかあ...いいかも。(実際は１月悩んでるので...こんな簡単じゃない)で、江戸川区の下町っぽい一軒家に土曜夜訪ねてゆくと、いかにもサラリーマン(一般民間人であります感)の代表、上山氏(本にも出てくる人です)家の中には高校生２人、いまでいうところのオタク体型の人(｢ありが｣、という｢金曜会(SF同人の会のメンバー)で、１９７５年に始まったばかりのコミケ、同人誌にも精通している人で本名未だ不明。)何か背の高い人(後に僕と上山が脱会した後代表になる人)に出迎えられた。酒でなく珈琲やコーラなのが今考えてもオタクっぽくてうれしい、でも学校とは違う異様な雰囲気(和室だし)のSF同人世界、自身の傑作と(今考えると)リアルガンダムの(多分意外な)前哨戦がはじまりました。模型と本、物語が一括りな物として自分が認識する世界の始まりです。そして他人との軋轢との始まりでもありました。１９歳。１９７９年冬。続く。-----------------sent from W-ZERO3

  2008.01.03

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• いちばんはじめ

  ーいちばんはじめのフルスクラッチー１９７４年の宇宙戦艦ヤマト。建築資材置き場に捨ててあった木材角棒を彫刻刀で彫って船体を作り、あとはプラ板。結構大きかった。テレビ番組に出ている物がすぐには模型にならなかった時代の最後の頃。このあと模型化はどんどんポピュラーになってゆき、フルスクラッチ熱はしばらくさめる。ーいちばんはじめのロボ模型改造ー｢ジョイントモデルシリーズ｣ってあった。バンダイかボビーか、プラ製の塗装済みパーツ、関節はポリ製球体部品、その部品で塗装済みパーツを｢ジョイント｣して完成させるロボ模型シリーズがあった。で、改造したのは｢ダンガードA・ジョイントモデル｣完全変形(モデル自体も変形可能と唱っていたが飛行形態の機首部分に難がある、と当時は思っていた)で、機首になるーロボ形態時のヘルメットとロボヘッドを改造。二周り小さくして、胸部への頭部収納、スプリングでポップアップなんてギミックを組み込んだ。(劇中で頭部がポップアップ、そこにメットパーツが勢いよく合体するのが格好良かったので再現したかった。)超合金他のダンガードAより格好良くできたように思う。もっとも現物が今はないので、もし今見たら笑っちゃうかもしれないのだけれど。１７歳、１９７８年。いい歳をして東映ロボットアニメに熱中しながら絵描きを目指していた。１９７９年にスターウォーズをみてメカデザイナーになると(勝手に)決断する１年前のこと。ーガンダムー超合金は全く似ていなくて、プラ板で作る。昔は｢プラ板を何枚も重ねてブロックを作って削り出す｣以外に曲面を造形する方法が無かった。よく考えてみれば、バルサ木材を彫刻すればよかったのだが、プラスチックな材質で作ろうと躍起になっていた。気付くのはポリパテを使い出してから。ポリパテは便利だが凄く高価。だが｢盛る、削る｣を繰り返しているうちに、立体を頭の中でシュミレーションする事が出来るようになってくる。｢プラモデルの呪縛｣からの解放。それからは紙粘土、バルサ、何を使っても立体は皆同じと考えるようになる。ケースバイケース、使いやすい物を選べばいいのだ。無い物は作ればいい。で、Xウイング、Ｙウイング、ミレニアムファルコンもフルスクラッチ(全部１０ｃｍサイズ)。美術部展で展示。もっともスターウォーズ公開前だったので誰もなんだか解らず。苦笑い。続く。

  2008.01.02

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• 今年は正月、家に居れました。

  去年は作品製作のため正月もスタジオだった。来年の正月が修羅場なのは今から解ってる。２つの因縁の作品が、ひょっとしたら僕の生命を奪うかもしれない。でもまあ、しょうがないか。一応、｢外れて欲しい来年の予言｣って事で一つ。

  2008.01.01

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• 狂気の原風景そして真実ー１

  ｢魍魎のはこ｣を見る。実は見る前に評判を知りたくなってしまい、ネット検索。評判あまりよろしくない。じゃあじぶんがすでに見て気に入っているタイトルの映画を検索。大日本人。あー。糞なんだ。ネットはじめて１月目、感性についてのマイナス方向は特有の物なのか僕が広く見渡せるようになっただけなのか。２００８、テーマだなー。件の本編は僕にはとても楽しめた。

  2007.12.31

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