カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は福岡へ出張だった。
昨日は現場の下見だったけれど、せっかくなので土曜から出かけて門司と下関に行ってみた。 もともと古い街は好きなのだけど、写真家の藤原新也さんの写真や文に触れるうち、門司や下関についてちょっと見てみたい、と思ったのも理由である。 なので、今回は北九州空港から入って、帰りが福岡空港という経路であった。 (ちなみに土曜の朝は雪で羽田は混乱していた。福岡行は欠航も出ていてびっくりだった・・・北九州入りにして良かった) で、先に報告しておくと、今回の下関、つまり「山口県」の訪問によって、47都道府県すべてに足を踏み入れたことになる。 (新幹線で通過したことはあったけど) よく出歩いたもんだとも思うけれど、まだまだ行きたいところはたくさん。 再訪したいところも多いし、キリが無い・・・ それはさておき。 下関も門司も、そこそこ風情があって面白かった。 街の規模がちょうど良いのかなぁ? 見どころはさほどあるわけじゃないけど、街の人と気軽に接することのできる雰囲気があってなかなか良かった。 いわゆる「観光」には中途半端な感じかもしれないけど、「旅」には良い感じ。 通過するつもりで1-2泊したら意外と面白かった、という感じで印象に残るような土地だろうか。 写真で少しご紹介しよう。 まずは下関。と言っても、唐戸というエリアだけだけれど。 右は旧秋田商会ビル。 館内にいたおっちゃんが話し好きで、いろいろ説明してくれて面白かった。 左は・・・なんと、今も現役の南部町郵便局。 現役というだけでもちょっと驚きだけど、カフェが併設されていてびっくり。 郵便局の中庭にテーブルが置かれている。(もちろん室内もある) コーヒーとバームクーヘン(アイス付き)をいただいた。なかなか優雅な感じ。 庭には「多羅葉」という木が植えられている。 昔は葉っぱに文字を書いて「はがき」にしていたとのことで、郵便局にふさわしいとして置かれているみたい。 このカフェでは、結婚式なんかも催されている様子。たしかに良い感じだろうな。 お昼を食べた「旬楽館」というお店も良かったし、「対馬屋」というお菓子やさんも良かった。(写真を撮っておけばよかった・・・) そして、続いて門司港。 これは関門橋。 こちらは門司港駅。外観も中もしゃれている。 古い建物が港の周りにいくつか建っている。これは旧門司三井倶楽部。アインシュタインが泊まったことがあるのだそう。 門司港では、なぜか「焼きカレー」なるものが名物になっていた。 私は洋食系の名物はあまり惹かれないことが多いのだけれど、小腹が空いていたこともあって、ちょっとふらふらと・・・ 港周りの店は1000円を超えるようなものだったのだけど、ホテルの近くの昔ながらの喫茶店、という風情の「こがねむし」という店で650円というのがあったので行ってみた。 これは正解!であった。 B級グルメ、と言ってしまえば身もふたも無いけれど、たぶん、他の店で1000円出すよりここの店の方がずっと良いだろうな。 カレーの上に半熟玉子とチーズを乗せて、アスパラとコーンとハムをちりばめて焼き、最後にオニオンフライが乗せてある。 野菜がまたちゃんと美味しいんだなこれが。 地元客が多いのがうなずける。 夕方にそんなものを食べてしまったので、夕飯前にも少し歩いた。 港に隣接して31階に展望室がある建物があったので、行ってみた。ちなみに、建物そのものはマンションだということで、ちょっと驚いた。 状況的にカップルだらけかな~、と思ったけれど、男一人で居心地が悪いほどの雰囲気ではなかったのでちょっと安心した(笑)。 関門橋、足元の門司港、対岸の下関の夜景です。 そして夕食はやはり地の魚を。 「かざぐるま」という小じんまりした落ち着ける良いお店で、とても美味しい料理をいただいた。 おなかをすかせた状態でまた行ってみたいな~ これは地元で言う「あらかぶ」、カサゴの煮つけ。 そして、小フグの刺身。これがめちゃめちゃ美味しかった。 唐辛子&にんにくの薬味、添えてあるあさつきとすごく良く合っていて、歯ごたえがあって甘味があって・・・ アラのおみそ汁も美味しかったなぁ。 こちらも地元客が来ていた。良い店の証拠だよね。 朝、ホテルの近くにあった「中央市場」に行ってみたのだけれど、日曜なので完全に閉まっていた。 でも、平日もどのくらい開いているのかな?? 時間が停まっていた。 仕事で行った直方市も含め、レトロな街ばかりの3日間であった。 時代に取り残された街というのは、どうやって残していけばいいのかすごく難しいといつも思う。 私は「新しい街」よりもこうした古い街やそこに住む人の方にずっと魅力を感じるけれど・・・ 下関と門司は、機会があればまたゆっくりしてみたい街です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|