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2009.02.19
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カテゴリ:宝塚歌劇団
(朝日新聞)
 今年で入団9年目と7年目という若手ながら、昨年の博多座公演『ME AND MY GIRL』ではジャッキーとジェラルドを役替わりで演じるなど、成長著しい月組の龍真咲さんと明日海りおさん。また、共に新人公演では主役としてトップスターの瀬奈じゅんさんの役を経験している。そんな2人が次に挑むのは、ダブル主演となる『二人の貴公子』(3月12日~29日、宝塚バウホール)。意気込みに加え、普段の役づくりや瀬奈さんとのことなども聞いた。

2人の違いを楽しんで欲しい── シェイクスピア作の『二人の貴公子』を上演すると聞いて、どう思いましたか?
龍真咲 まず驚きが先にきました。女性の愛を賭けて戦う決闘ものなので難しそうだなっていうのと、やはりシェイクスピアの作品なので、セリフをきちんと自分のものにしてお伝えできるかな?という気持ちもあって。
明日海りお 私はすごくバウホールの空間が好きですし、そこでの公演を龍さんと2人でさせていただけるというので嬉しかったんです。でも『二人の貴公子』と聞いて、どんな作品なんだろう?と思いました。
── 古代ギリシャを舞台に、従兄弟で親友同士でもあるパラモンとアーサイトが、敵国の王女エミーリアに恋し、そこから愛憎と友情を巡って展開する物語なんですね。
龍 今(東京公演中)、原作を少しずつ読んでるのですけれど、お話が入り組んでいて、本当に深いんですよ。
明日海 物語の最初は、ほとんどパラモンとアーサイトの会話で進行するんです。だから「これは大変なお稽古になりそうだな」って思いながら、今からイメージを膨らませているところです。
── 本作は“幻のシェイクスピア作品”と言われていて、最近の研究結果でシェイクスピアとジョン・フレッチャーの共著というのが判明したんですよね。
龍 あまり有名な作品ではないんですよね。それもあって「貴公子」と聞いても初めはどんなイメージなのかピンとこなくて。
明日海 衣装にレースのフリルが付いている、ヨーロッパの貴族のイメージでしたよね。
龍 だからポスター撮影で古代ギリシャ風の衣装を見て、「こっちか!」と思って(笑)。
明日海 「この貴公子か!」と思いました(笑)。
── ダブル主演ということに関してはいかがですか?
龍 ダブルで主役をさせていただく意味というのはすごくあるのではないかと思っています。みりお(明日海)とはこれまでも新人公演で一緒にやってきた仲だし、波長がとても合うんです。だから自分も頑張るうえで、みりおにも「私の中の何かを引き出してくれるのじゃないか?」っていう期待があります。これから稽古に入るのですが、それが一番の楽しみですね。
明日海 新人公演を龍さんとさせていただいている頃から、お稽古にのぞまれる姿勢をいつも見ていて、その後をずっと付いていっていました。今回は久しぶりに“男役同士”で組んでお芝居が出来るのが楽しみです。
龍 ジャッキーは女役だったので、2人とも男役としてお芝居を一緒にやるのは久しぶりだものね。
明日海 そうなんですよね。
龍 2人ともタイプが全然違うので、ダブル主演でその違いも楽しんでいただければいいなと思います。
瀬奈さんから伝わる“感覚”を大切に── 2月8日まで東京宝塚劇場で上演されていた公演では、ショー『アパショナード!!』の「カリエンテ」の場面で、マチョ(男役/龍)とエンブラ(女役/明日海)として夫婦を演じていて息もぴったりでしたね。
龍 でも、お芝居と違って、(役について)あえて2人で話し合ったりとかはなかったんですよ。ショーで組むときは、ダンスで表現しないといけないので、感覚から入っていきました。
明日海 流れている曲もすごく素敵でしたし、その場面の出演者全員で1つのシーンを作り上げていくので、細かく決めてしまうよりは、曲と踊りに皆でどうまとまって乗っていくか?というのが大事なんです。
── そのあたりは、はっきり言葉にしなくても分かり合える?
龍 舞台は個人プレーではないので、今回のようなカップルの役だったらお互いを感じて、言葉より実践を積み重ねていくことで、分かる部分というのも大きいです。
明日海 やっぱり経験の積み重ねですよね。
── お2人は月組トップの瀬奈じゅんさんの役を、新人公演で何度か演じていますが、瀬奈さんはどういう存在ですか。
龍 私はあさこさん(瀬奈)が月組に組替えでいらした今から5年くらい前から、舞台人としての自分の殻がバーッと取れた気がします。宝塚の男役として素敵な方だし、私もだんだん上級生になってきて、学ぶべきところがたくさんあるなと思いながら見ています。
明日海 あさこさんは、舞台上の型については細かく教えてくださるんですけど、役を作るという部分では、「好きなように、自由にやってかまわないから」と言ってくださいますよね。
龍 人それぞれのやり方があるから、下級生のそんな部分も尊重して、良い部分を引っ張り出してくださるというか。
明日海 とにかく「楽しんで演じてね」と言ってくださるので、自分の中で凝り固まっている緊張とか、プレッシャーとか、そういうものを解きほぐしてくださるんです。
龍 そういう風に言っていただけると、下級生の自分でも認められたようで、本当に安心するよね。
明日海 はい。頑張ってやったら、やっただけあさこさんも喜んでくださるので、それがすごく嬉しいんですよ。
── かなり細かい目配りをしてくれるんですね。
龍 でも主演男役という立場はお忙しいし、やっぱり常にこちらから頑張って聞いていかないといけないと思っています。あさこさんが見てくださるからといってそれに甘えるのではなく、こちらからどんどん「学んでいこう!」という姿勢をもたないといけないなって。
明日海 『アパショナード!!』と併演していたお芝居の『夢の浮橋』でも、龍さんが道定役、私は五の宮役で、それぞれあさこさん(匂宮役)とお芝居をさせていただくシーンがあったんですが、それまで培われていらしたものを直接感じられたのが嬉しかったですね。先ほど話したショーの「カリエンテ」も、あさこさんとご一緒させていただいたシーンだったので、そういう“感覚”を実際に感じる経験が何よりも貴重だなと思っています。
── これからが楽しみなお2人ですが、今年は何を目標にしたいですか?
龍 そうですね…。いろいろありますが、やっぱり「健康第一」です。
明日海 私は体力と精神力と、その両方で弱気になっちゃ負けだ!という気合いで今回の公演は乗り切りました(笑)。
龍 ホント、それは今回で確信したよね。でもみりおは大丈夫だったじゃない。
明日海 今回はまったく大丈夫でした。
龍 何か特別なことでもしてた?(笑)。
明日海 何にもしてなかったんですけど(笑)、今回は大丈夫な気がして。やっぱり気合いでしょうか。
龍 いつも元気だよね。風邪ひくこととかあるの?
明日海 ありますよー。あとは精神力です。
龍 そうだね。じゃあ今年の目標は「健康第一」と「精神力」で(笑)。
明日海 はい(笑)。
◆バウ・ミュージカルプレイ『二人の貴公子』 原作/ウィリアム・シェイクスピア、ジョン・フレッチャー 脚本・演出/小柳奈穂子

《宝塚バウホール公演》:3月12日(木)~3月29日(日)(詳しくは宝塚歌劇団公演案内へ)

☆龍真咲(りゅう・まさき): 12月18日生まれ、大阪府東大阪市出身。01年「ベルサイユのばら2001」で初舞台。06年2月「Young Bloods!!」でバウホール初主演。07年「パリの空よりも高く」で新人公演初主演を務め、続く「マジシャンの憂鬱」でも新人公演主演。身長171センチ。
☆明日海りお(あすみ・りお): 6月26日生まれ、静岡市出身。03年「花の宝塚風土記」で初舞台。08年1月「ホフマン物語」でバウホール初主演。続く大劇場公演「ME AND MY GIRL」で新人公演初主演を務め、「夢の浮橋」でも新人公演主演。身長169センチ。





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Last updated  2009.03.31 12:46:29
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