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カテゴリ:王子について
れんれん、数字は読み書き大丈夫。ひらがなはお勉強中。 事の起こりは春休み中。 いきなり数字だのひらがなだのを覚え始めた。 それまではまるで興味なし。 ちょっとやってもその時止まり。 お友達が街角のちょっとした文字を読んだり、本を読んだりしはじめた。 正直、焦った。 でも待った。 それは苦い経験から。 私はれんれんに出来ないことがあると、最初は穏やかに一緒にやっていても、 そのうち「ど~してこんなことも出来ないの」と詰め寄っていた。 ちょっと出来ると「もっともっと」って思った…。 れんれんが泣いても続けさせた。 怒鳴った。 手がでたこともある。 最悪だ。 れんれんのことを心配しながら、ほんとは出来ない子のママが嫌だったのかもしれない。 そんなのよくないと、やめたい私とやってしまう私。 れんれんは、はさみを私が出すと練習だと思って逃げていた。 苦しいなか、いろんな出会いがあって、こんなの誰も幸せじゃないって思えるようになった。 で、 一切やめてみようと思った。 ちょっとずつ無理のないように進めていけばよかったのかもしれない。 でも、自分のことが怖かった。 何にもやらないのはすっきりした。 とりあえず待ってみよう。 それから、れんれんのタイミングを待った。 そして、いろんなタイミングがあった。 靴がうまく履けるようになった時。 幼稚園で朝泣かずに門をくぐった時。 はさみで真っ直ぐ切れた時。 自転車に乗れた時。 もちろん、いつも穏やかに待てたわけじゃない。 そんなに簡単に人は変われない。 そして、数字とひらがなの時。 れんれんが楽しそうにおばあちゃんと数字を書いている。 誰に言われるでもなく、「お勉強~!」と毎日ノートを広げていた。 「線書いて」と、お絵かき帳にマス目を作るように言う。 お絵かき帳も広告の裏も見る見るうちに数字とひらがなでうまる。 「見て、見て、僕上手だよ~」と得意顔。 それから年長さんが始まり、夏休みが終わって2学期の今… 一時中断したり、再開したりしながら、相変わらずのんびりとやっている。 「ママお勉強やろ~」と誘ってくれる。 逃げ回っていたあの頃があって今がある。 私も考えてみたらのんびりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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