カテゴリ:街のニュースと今日の出来事、雑感
ベラルーシ:反体制派政治家、活動家の親族ら、プーチン首相に陳情~アメリカ、ビッグ5に思い不況の影響
日本の地震、津波、原発事故に続き、リビアのカダフィ政府に対する爆撃で、世界の目がそれたことで密かに喜んでいるのはベラルーシのルカシェンコ大統領だ、と言われています。 未だに、12月19日の反体制派デモ弾圧後に捉えられた政治家、活動家たちはKGBに拘束されており、特に有力野党候補サンニコフ氏の健康状態は懸念されています。 囚われた人々の家族らが、1週間ほど前のプーチン首相訪問に当たって、嘆願書を作成し、プーチン首相に助けを求めたそうです。 日本のニュースでこの記事の掲載が1週間ほど遅れました。 明日にでもまた掲載しますが、フィラデルフィア管弦楽団の団員は運営事務所側から25%の賃金カットを考慮してほしいと言われたそうです。 新聞には現在のところ、団員は「2ヶ月の給与アップの遅れを承諾」というニュースしか載っていませんが、水面下では大きな賃金カットを巡り、団員側のユニオンと事務局側の葛藤が続くものと思われ、団員側がこのカットを拒否しストライキになる可能性もあります。 ちなみに、デトロイト交響楽団は昨年10月にやはり契約更新時に賃金カットを拒否した団員がわがストライキを行い、双方に歩み寄りのないまま、シーズン自体がキャンセルされています。 *********** ベラルーシ:反体制派政治家、活動家の親族ら、プーチン首相に陳情 ハルティヤ ’97 3月15日にプーチン首相はベラルーシを訪れることになっています。 このプーチン氏の訪問に先立ち、12月19日に拘束された反体制派政治家、活動家たちの親族、反体制派政党のメンバーやスタッフ、ジャーナリスト、弁護士らが結成した団体《開放》の発起人らが、プーチン首相宛てに手紙を書きました。 この団体の代表、オリガ・ボンダリェンコ氏、マリーナ・アダモヴィッチ氏が書簡をミンスクのロシア大使館に届けました。 この書簡のコピーをこのサイトに掲載します。 ロシア連邦首相プーチン殿 尊敬するヴラディーミル・ヴラディーミロヴィッチ! 今日、私たちの国では大変残念な出来事がありました。 私たちはベラルーシで政治犯として囚われている政治家や活動家の母、父、妻、子供たちの集団です。 私たちの親族が2010年12月19日に、不正な大統領選挙に抗議する為に広場に出かけてデモに参加しようとしていたところ、拘束されてしまったのです。 今日、ロシアも含め、世界中でベラルーシ政府が検察や裁判のプロセスに関与し不正な働きかけを行っていると批難しています。 ロシア市民もこのデモに関わったとして逮捕、収監され、裁判にかけられ刑を言い渡されています。また、ロシアのジャーナリストたちもこのデモに加わったとして、自らベラルーシ当局と名乗る治安隊に殴られています。 3月15日にはあなたはミンスクを訪れることになっています。 この訪問の最中に、是非ルカシェンコ氏と会談してください。 今日ベラルーシの独裁者は 近代社会のありとあらゆるモラルを破っています。 彼の愚かな圧政の為に、ベラルーシは欧州連合やアメリカから制裁を受けています。 . 偉大な国の首脳であるあなたを見込んで、是非この現状に対し一歩踏み出した姿勢を示して、政治犯として囚われている家族が開放されるように働きかけていただけないでしょうか? ベラルーシでこのルカシェンコによる反体制派弾圧を止め、基本的人権が尊重されるようになるには、あなたのお力が必要と、私たち家族だけでなく、世界中があなたに注目しています。 あなたのお力で囚われている人々が救われ、ベラルーシで政府による不正行為が行われ場ばロシアは黙っていられないという切っても切れない友好国であることを示すことになるでしょう。 そして、勿論、もしこうした政治家、活動家たちが開放されたあかつきには、ベラルーシ市民はあなたのお力を歓迎、感謝することになるでしょう。 発起人《開放》 *********** 3月16日のベラルーシニュースTUT.BYによると、プーチン首相はこの手紙を3月16日に受け取ったそうです。 ************ 続く災害復旧作業、国境なき医師団の皆さんに頑張っていただきたいです。 また、CHINTAIクリック募金で、CHINTAI社が国境なき医師団に1クリック=1円の寄付をしてくれるそうです。 ご協力を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 22, 2011 12:17:26 AM
[街のニュースと今日の出来事、雑感] カテゴリの最新記事
|
|