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カテゴリ:TRIP & TRAVEL
今回は、昨今「遠野」の新しい顔になっている
「行政特区」(通称「どぶろく」特区)についてのおはなし♪ と、その前に・・・・・昨日のヴァレンタインデー、 我が家は、私のもう一人の息子(息子の友)が、某雑貨チェーン店から受け狙いの品物の数々を仕入れてきたため、 試食会と相成り、た~いへん貴重な、そして--- 二度としたくない食体験!(爆) 受け狙い食品、流行っているみたいですねぇ? 横浜中華街新名物「餃子ようかん」、さわやかすぎる辛さ「えびチリようかん」、そして本命、チョコレートは、 業界初「いかチョコ-ホワイト-」(そりゃ業界初だろうが) 感想は、機会があれば・・・・・です。 そんなことはさておいて、私にとってはヴァレンタインデーより大切な、待ちに待った昨日の第二火曜日。 イブニング NO.5 の発売日 私の「遠野熱」を一層にかき立てた「もやしもん」(石川雅之)という漫画が、堂々、表紙を飾ると前号から予告されていたので、この号を手に入れ、さらに、またまた既刊の単行本2冊を再読し、という昨日だったわけで。 やってくれました、石川雅之さん 「イブニング」という雑誌なんだか、 「もやしもん」という雑誌なんだか、 というタイトル文字の大きさ!みごとな醸し(かもし)!! おまけに、この種のコミック雑誌の表紙としては珍しい、 全くの季節感の無視 !!(笑) (爆! いやぁ、ステキです !!!) さてさて、さらにそんなことはさておきたいのだが、さておけない事情がある。 実は、この「もやしもん」は、私に、遠野のもうひとつの顔に気付かせてくれたヴァイブル(!)とも言える、たいへんためになる(笑)漫画なのだ。 舞台は東京農大。人間の主人公キャラは、ちゃんといるが、でも、真の主人公は「菌」。 もし一冊だけ今のオススメ漫画をと言われたら、多分、この作品になる・・・・・かもしれない・・・かなぁ・・・とりあえず今日は。。。 単行本によると第9話だが、この「行政特区」について触れているので、「どぶろく」について作中キャラ、変人教授「樹 慶蔵 氏」の台詞を二箇所引用させていただくと、 どぶろくは 「密造酒の代名詞と思われがちだが、自家醸造の可能な簡単な日本酒」 であり 「行政特区として東北の一部だけ生産が許されているのが現状 *注* だが、僕に言わせりゃ 農家が自ら得た実りをモチにしようが酒にしようがそれは農作業であり自由であるべきはず」 *注* 現在は、北海道・茨城県他の一部地域など、結構何箇所もが行政特区として「どぶろく」造りが許可されている。ぜひお近くの「農家民宿」などをお探しいただきたい。 また、大学等の研究機関でも別の法律により酒造は可能である。 私自身、醗酵飲料を代表する製品メーカーの工場で勤務した経験があり、その時に工場長から聞かされた、 「醗酵と腐敗、いずれも菌による変質(現象)だが、ヒトに役立つものを醗酵と呼び有害なものを腐敗と言う」 との言葉が強く印象に残っていて、 また、醗酵食品や醗酵飲料も大好き。 なので、当然、その、「東北の一部」なる場所を調べた。 そうしたところ、「どぶろく特区」第1号が、遠野の酪農家、江川さんだったというわけだ。 前回の記事の最後、「MILK INN 江川」さんの夕食の写真中央奥の白いビンの中身は、もちろん「MILK」ではなく、コレ、開拓と名づけられた「どぶろく」である。 なお、「どべっこ」は、酒税法に基づいた「濁り酒」をさして、本来の「どぶろく」と区別する言葉として使い分けしているとのことだ。 この「どぶろく」、法律上の制約が数々あって、土産などで特区外へ持ち出すことはできない。 お土産に買えるのは、酒税法で認められている「濁り酒」など。 なお遠野では、本当の「どぶろく」を呑ませて頂けるところが、この江川さんの他に、もう1~2箇所ある。 ところで、呑み比べをしていないので、評価は避けたいが、少なくとも、江川さんの「どぶろく=開拓=」は、それはそれは、 とにかく、本当に美味しい! 酸味はごくごくわずかで、口当たりが良く、残る雑味などは全く無い。 言葉としての「どぶろく」という土臭さが似合わないと感じるほど、軽くて爽やかな口当たりで、アルコールという言葉も似合わないほど。(だがしっかり14度!) かといって、果実酒のような舌に残る甘さではなく、キレの良さもある。 どちらかというと日本酒は辛口が好みの私なのだが、そもそもの長期間熟成された「日本酒」というカテゴリーとはやはり別種の、「どぶろく」という独自カテゴリーの飲み物だと思った。 どぶろく体験の最後に、前述の「もやしもん」の中で、バーでアルバイトする学生の「飲む人間に求められるもの」に対しての言葉を引用させていただいて、次回の「江川さんの食事」の話につなげたい。 「体調はいいか、語れる仲間はいるか、心配事は片付けたか」 「おいしいお酒ってのは舌で探して感じるものだけじゃないんじゃないかな。」 うん。 今回は、ここで語らせていただいたが、次回はぜひ、語れる仲間と皆(5名以上)で、体調を整えて、心配事は片付けて、 maman「どぶろく」ツアーを! 最後の写真は、江川さんでの食事の際の河童の「箸置き」。確か遠野は焼物もまた盛んなので、そのあたりのことも聞きたかったが、失念。残念! まぁ、次回がある...... ランキング登録中クリックで1票、どうぞよろしく。 ツアー参加希望の方も、いつかきっと、と思っている方も! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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