お食い初めとは文章:中山 隆司(AllAboutJapan「冠婚葬祭」旧ガイド)お食い初めとは 子供が一生、食べ物に困らないように願い赤ちゃんに食べ物を食べさせる儀式が「お食い初め(おくいぞめ)」。この時初めてお母さんのお乳以外の食べ物を口にします。ただし口にするといっても、食べるマネをするだけ。 お食い初めの時期 お食い初めは赤ちゃんが生まれてから百日目に行なうのが一般的です。地方によって百十日目、百二十日目などに祝うところもあります。これもピッタリその日に行なわなくてはいけないということではありません。生後3ヶ月から4ヶ月はそろそろ母乳から離乳食に変わる時期。あくまでも目安にすぎません。その前後の都合のいい日を選び、お祝いするといいでしょう。 <<参考>> 近畿地方では、お食い初めの儀式を延ばせば(食いのばし)長生きできるということで百二十日以後の吉日に行なうことが多いと聞きます。 準備するものは? このお食い初めの儀式は、子供が一生食べ物に困らないように願って赤ちゃんに食べ物を食べさせると同時に、歯が生えるほど成長したことを喜ぶという意味もあります。すべての事が初めてのことですので、食器は新しいものを用意してあげましょう。 正式な形での祝い用の食器は、箸は柳の白木、お椀は鶴、松などの蒔絵(まきえ)模様の描かれている漆器のもの。お膳は紋付で男の子なら朱塗りの膳、女の子なら外側が黒塗り、内側が朱塗りの漆器を用います。このお膳は母方の実家から贈られる事が一般的ですが、家紋は婚家(嫁ぎ先)のものをいれることが多いようです。 ●膳の内容は一汁三菜が基本 1.鯛などの尾頭付きの焼き魚(地方によって魚の種類が違う場合もあります) 2.すまし汁(鯛、鯉などの実) 3.煮物 4.香のもの 5.赤飯、白飯 さらに、丈夫な歯が生えるように、歯固めの小石と、しわがいっぱいになるまで長生きできるように梅干を添える習慣もあります。また、二の膳として紅白の餅を五つ添えるのが本格的なものです。 Mama Rabbitの家ではお宮参りで行った神社からお食い初め膳セットをもらいました。 ジャンル別一覧
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