幸せは何処に？

変わりたいけれど，変われないと言う人は、
“そんなことはないのよ！”
と言うかも知れませんが、
本当は、変わらないほうが心地よいからです。

変化は恐怖です。

私達は、どんなに辛くても馴染みのある経験を続けて行くほうが
先が読めるから楽だと無意識のうちに思うのです。
そして、それは自分が傷つかないための防衛本能でもあるのです。

自分の嫌いな所を見つけ出して
自分で自分や自分の環境を変えていくという行為は、
本当の勇気が要ります。
時間もかかるでしょう。

自分が慣れ親しんだ思考や習慣、環境の中にいるのは、
自分が気がついていなくても心地が良いものです。

自分を変えたり、状況の変化が怖い時は
一緒になって、相手や状況を責めたり、
慰めてくれたりする人がいれば
気分がすっきりしたり、なんとなく
安心したりすることがあるかもしれません。

でも、心の平和までは取り戻せないのです。

だから、同じ事を繰り返し人に話さなければならないし、
同意してくれる人を次々と、捜し求めなければ
いけなくなります。

誰かが同意してくれている間だけ、安心出来るからです。

誰でも、ちょっとしたことでカチンと来たり、
言い訳してしまったりして、
自分を正当化しようとして、
相手を打ちのめしたり、
言い訳したくなることがあります。

自分の気持ちを正直に表さないでいるくせに、
つくろって相手のせいや状況のせいにして、
嫌味を言ってしまうことさえあります。

そして、その後で、私達はとっても悲しくなったり、
嫌な気持ちになったりします。
自分以外に原因を探し続けていると、
心の平和を見つけることは出来ません。

でも、その気にさって、自分を変えれば
心の平和を見つけることは出来ます。

嫌な出来事でも、全て自分の為に用意されたものだと
感じられるようになり、
感謝することが出来るようになります。

幸せは、皆の心の中に住んでいるのです。
チルチルミチルが探した青い鳥のように、
あなたのそばに、あなたが生まれた時から
一緒に居るのです。

幸せを外に探しに行ってはいけません。
心の中に幸せを見つければいいのです。

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