2月はあと2日
今日は今月最後の月曜日。2月は逃げると言いますが、その通りです。今月は前半1月の気分を引きずってマッタリしていたのが、後半一転して、注文の件数が急増し、それも納期が厳しかったり、量が半端なく多かったりで、上手に組み合わせて空白が出ないように予定表をコマ割りするのに四苦八苦した月でした。でも、思い返してみると、2月は毎年そうだったような。。。ブログの記入歴を見ても2月3月は記事が極端に少ないです。今月も毎日追いまくられて、気付けば今日は27日、2月はもうあと2日しかありません。なのに、先週末24日が終わった時点で、2月中という納期の注文の2割以上が、まだ残っていました。特にここ10日ほど、皆大車輪で頑張りましたが、急いでも出来ないこともあり、急いではいけない仕事もあり、なかなかお客様の要望通りには進みません。25日から28日まで2月の残りはあと4日で、その4日の内2日が週末でお休み。やっぱり焦る、アセル。いつでも曜日に関係なく工場にいる夫社長だけでなく、息子も、嫌々なのは丸わかりながら、さすがに休日出勤すると言っていました。とはいえ、作れば出荷できるというものでもありません。製品は全数、検査員が目で見て検査をします。あの小さいカプセルをです。それをパスしたものしか出荷できないのは当然のこと。休日はもちろん検査はお休みですから、出荷が間に合うかどうか、今日、明日は時間との競争です。普段なら立てないようなギリギリの作業計画の中、実際の作業がその通りに運べば、何とか無事出荷できるという、恐ろしい状況が続きます。1製品が数万、数十万のオーダーですので、不良の少ない、綺麗な製品ができれば検査もスムーズに運び、最短で出荷できますが、不良が多くなると途端に検査の効率は極端に落ち、その結果再検査が必要なんてことになると、さらに時間がかかります。そうなると、納期に相当余裕のある注文でなければ納期遅れは必至です。週末に作った製品は、製造時点では問題はなかったようですが、検査の結果はどうか、全部出荷が終わるまでは心配な時間が続きます。不良品っていう言葉は、本当に心臓に悪いので、製造も検査も、みんなみんな、絶対不良を作らない、出荷しないと思って作業しています。でも、不良が出るのは、製造サイドのミスが原因ばかりではなく、カプセルや原料が原因で不良品多発、酷い時は製造不能ということもあるのです。初めての製品とか、カプセルや、原料の一部に変更があったとかなら、トラブルは予想の範囲内です。開発段階、試作段階までは問題がなかったのに、大量に製造するという条件が加わった実生産の段階で初めて発生するトラブルというのもあるし、場合によっては、机上の計画だけで機械を使った実機試作はしていない場合もなくはありません。カプセルと、原料の粉末と、製造する機械と、それぞれの相性というのもあったりします。なので、「初めて」という要素が入る場合は、製造開始前に十分準備し、用心して作り始めるのですが、何度か同じ仕様で作っている製品でも、不思議なことに、原料由来のトラブルが起きないという訳ではないのです。何しろ業界には、「粉は魔物」という言葉があるくらいです。カプセルも原料である粉末も最終工程であるmamatam社に来る前に色々と加工の段階を通ってきます。特に原料粉末は最初から粉体だったわけではなく、液体だったり個体だったりしたものを紛体へと加工したものも多いのです。ここまでのすべての段階で天候やら、温度湿度など様々の要因で性状に影響を受けていることがあるのでしょう。机上の理論通り、仕様書通りにはいかないことがえてして起こります。それが、「粉は魔物」の所以。それぞれの品質はその規準の範囲内で不良品なんかではないのに、それらすべてが合わさったらドカ~~ンと爆発、最後にきて不良多発!製造不能!!なんてことも、実はそう珍しい事でもありません。あ、ごめんなさい、ついつい語ってしまいました。まあ、そんな状況ですが、あと二日、mamatam社の総力、と言ってもたった5人前ですが、それを全員120%のパフォーマンスで6人前ぐらいに膨らませて頑張ろうと思います。ブロ友の皆さんも、お客様たち同様温かい目で見守ってください。今朝は早目に出かけるという社長に付き合って1時間以上早く起きましたので、今日はわたしも少し早く出社しましょう。そろそろ出かけます。今日はまた寒そうですので、皆さまも気を付けてお過ごしくださいね。では行ってまいります。