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~ママーズ横浜探検隊!~地震と防災・防災意識を高めよう☆災害につよい人づくりを@横浜

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『災害時の母と子の育児支援 共同特別委員

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■■『災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会』設立!■■
私たちは、災害にであったお母さんたちが安心して母乳育児を続けられるために、緊急に特別委員会を設立し、以下の呼びかけ文を作成しました。呼びかけ文は、「お母さん向け」と「マスコミ向け」の2種類があります。
内容を改変しないかぎり、転送、転載は自由です。

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★★★地震や水害にあった母乳育児中のお母さんへ★★★ ***************************************************

●母乳育児中のお母さんは母乳育児を続けましょう●
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このような状況で母乳育児を続けることはとても重要です。母乳育児は赤ちゃんの命を救います。母乳育児は完全無欠の栄養を赤ちゃんに与えます。さらに、母乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や呼吸器感染から赤ちゃんを守ります。一方、安全な水や、お湯を沸かす燃料のない場所での人工乳の使用は、栄養不良、疾病、乳児死亡のリスクを高めます。母乳育児を続けることで、お母さんも子どもも慰められ、心の支えが得られます。

●ストレスで母乳が干上がることはありません!●
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極度のストレスや恐怖で一時的に母乳の出が悪くなることはあっても、それは一過性のものです。母乳育児をすると、お母さんも子どもも落ち着き、実際に緊張が和らぐようなホルモンがつくられるという医学的根拠が証明されつつあります。一時的に出が悪くなっても、赤ちゃんが欲しがるたびに欲しがるだけあげているとまた母乳は出てくるようになります。

●栄養状態のよくないお母さんの母乳にも、完全な栄養が含まれています!●
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母乳の栄養はいつでも完全です。お母さんが深刻な栄養失調にかかったときのみ、母乳の量が減ります。とはいえ、災害時は授乳中のお母さんが十分な栄養をとれるよう、人工乳の配給よりも、お母さんのための食べ物や飲み物を優先的に確保するようにしましょう。お母さん自身が少しでも体を休めてリラックスし、きちんと食べて
十分な水分を取るように気をつければ、母乳の出をよくすることができます。

●下痢の赤ちゃんでも母乳は続けられます!●
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母乳の中には免疫が含まれています。母乳で育てられていて、極度に下痢をしている赤ちゃんで、脱水症状がある場合は、医療を受ける必要があります。その場合も、母乳育児はやめたり減らしたりするべきではありません。非常事態では水が汚染されることが多く、哺乳びんやおしゃぶりも汚染されていることが多いので、注意が必要です。母乳だけで育っている赤ちゃんにおしゃぶりは必要ありません。
●一度は母乳育児をあきらめた人も、必ず再開できます!●
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母乳復帰の方法を用いれば、お母さんが母乳育児を再開することは可能です。母乳復帰をすれば、非常事態において、生命を救う栄養と免疫面での恩恵が得られます。
これまで混合で、人工乳をたくさん飲ませていたお母さんも、授乳の回数を増やし、赤ちゃんに何度も吸ってもらうようにすれば、母乳の量を増やすことができます。

●母乳が足りないのではないかと思ったら、便や尿を確認しましょう●
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月満ちて生まれた健康な赤ちゃんは、生後3,4日ころから1日に6-8回の尿をします。(紙おむつなら5-6枚)。生後6-8週間くらいまでは、1日に3-5回の便がでます。欲しがるだけ欲しがるたびに乳房を含ませましょう。新生児は1日8-12回飲むのが平均ですが、もっと飲む赤ちゃんもいます。赤ちゃんが欲しがるたびに授乳できていて、赤ちゃんの肌の色つやがよく手足をよく動かしていて、いつものように便や尿が出ていれば大丈夫です。

2004年10月30日作成:
■■災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会■■
   ★日本ラクテーション・コンサルタント協会 (JALC)
   ★ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本
       ★母乳育児支援ネットワーク日本(BSNJapan)
●なお、日本ラクテーション・コンサルタント協会とラ・レーチェ・リーグ日本では、被災された方のために無料で母乳育児相談に乗っています。
■■問い合わせ■■
(援助者向き):contact@jalc-net.jp(日本ラクテーション・コンサルタント協会)
(被災されたお母さん専用):hisai_support@llljapan.com(ラ・レーチェ・リーグ日本)

参考資料:
WABA:「グローバル化」時代の母乳育児 2003年
BFHIニュース、ユニセフ 1999年9月/10月
WHO/ユニセフ「乳幼児の栄養に関する世界的な戦略」2003年(2004年訳)
ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル「月満ちて生まれた健康な母乳育ちの 赤ちゃんが、母乳がたりているかどうかを見分ける方法」(2003年改訳)

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次は、マスコミ向きです。


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★★★お母さんを援助している方、及び、マスコミ関係者の方へのお願い★★★

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●緊急時だからこそ母乳育児を支援してください!●
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紛争や災害を抱える多くの国で支援活動をしている国連児童基金(ユニセフ)と世界保健機関(WHO)が出した「乳幼児の栄養に関する世界的な運動戦略」には、次のように書いてあります。

『乳幼児は、自然に、もしくは人為的に引き起こされた災害の際にはもっとも脆弱な犠牲者となります。母乳育児の中断や不適切な補完食(注:離乳食のこと)は、栄養不良、疾病、死亡率のリスクを増加させます。例えば難民キャンプで無差別に母乳代用品(注:粉ミルクや哺乳びん)を配布するような行為は、早期かつ不必要な母乳育児の中止をもたらしかねません。ほとんどの乳幼児に対しては、母乳育児の保護、推進、支援、および適切な時期に安全で適切な補完食が与えられるという保証に重点がおかれなければなりません。母乳代用品で育てなければならない乳児も常に少数は存在するでしょう。適切な代用品が供給されなければなりません。そして、それが通常使用される一連の食品や医薬品の一部として、調達され、配布され、安全に与えられなければなりません』(日本ラクテーション・コンサルタント協会訳)

●授乳中のお母さんには特別なニーズがあります!●
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災害時の授乳中のお母さんには、人工乳ではなくお母さんのための食べ物や飲み物 が十分に行き届くようにお願いします。なぜなら、赤ちゃんを母乳で育てるのに加えて、年長の子どもたちや子ども以外の家族を世話するためにも元気でいる必要があるからです。小さな赤ちゃんのいるお母さんが集まって安心して、くつろいで授乳できるスペースの設営が理想的です。

●非常時こそ母乳が大切です!●
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母乳育児は赤ちゃんの命を救います。母乳育児は完全無欠の栄養を赤ちゃんに与えます。さらに、母乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や 呼吸器感染から赤ちゃんを守ります。一方、安全な水や、お湯を沸かす燃料のない場所での人工乳の使用は、栄養不良、疾病、乳児死亡のリスクを高めます。母乳育児を続けることで、お母さんも子どもも慰められ、心の支えが得られます。

●お母さんには精神的なサポートが必要です!●
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一方で、授乳中のお母さんは摂取カロリーが極端に不足すると母乳の分泌が低下することがあります。ストレスで一時的に母乳の出が悪くなっているお母さんには精神的なサポートをお願いします。母乳が足りなくなって、人工乳が必要になると、避難中の貴重な水や燃料、消毒のための資源を消費することにもなります。そして、人工乳は本当にそれが必要な赤ちゃんにきちんと行き渡るようにお願いします。

●支援と報道に配慮をお願いします!●
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脆弱な子どもたちと同様に「授乳中のお母さんには特に十分な食べ物が行き届く」 よう配慮がぜひ必要です。
母乳育児中のお母さんが安心して授乳を続けられるような支援、報道の配慮をお願いいたします。

作成:■■災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会■■
★日本ラクテーション・コンサルタント協会 (JALC)
★ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本
★母乳育児支援ネットワーク日本(BSNJapan)
参考資料:WABA「グローバル化」時代の母乳育児 2003年
BFHIニュース、ユニセフ 1999年9月/10月
WHO/ユニセフ「乳幼児の栄養に関する世界的な運動戦略」2003年(2004年訳)


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『災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会』は、日本ラクテーション・コンサルタント協会、ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本、母乳育児支援ネットワークの3団体が共同で運営しています。
★日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC):母乳育児援助のための専門的な知識と技術を持つ「国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)」が運営している、母乳育児支援にかかわる専門職のための団体です。(http://www.jalc-net.jp/)
★ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本:母乳で育てたいお母さんのための集いを開き、相談活動などを行っている、母親によるボランティア団体です。世界66ヵ国に活動グループがあります。(http://www.llljapan.com/)
★母乳育児支援ネットワーク(BSN Japan) :ユニセフや国連の協議団体であるWABA(世界母乳育児行動連盟)やIBFAN(乳児用食品国際ネットワーク)といった団体と連携をとって広く母乳育児に関する情報の提供などを行っています。
(http://www.bonyuikuji.net)

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■■■この資料についての問い合わせ先:
contact@jalc-net.jp(日本ラクテーション・コンサルタント協会)■■■




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