我らの歪んだ英雄
ほろ苦い懐かしい感傷に浸れる映画でした。こういう子いたよねー(まみまみだけ?)山田太一の「少年時代」の
ぱくりだといわれてますが・・まさに・・・wでも、この映画が映画で楽しめます。小学校五年の時の担任の死去
による参加する生徒ヒョンテが田舎町に帰省することから話は始まります。彼の辛い、ほろ苦い回想です。ソウルの
小学校から田舎の小さな学校に引っ越してきたヒョンテ。彼は編入早々、クラスの何から何まで学級長のソク
テが握ってるのに、反発を思えます。学級長の特権は、学年主任なみ。何から何まで独裁者のソクテの言いなり
な学級。それが嫌でヒョンテは反乱を起こします。彼の不正を密告しようと必死になるヒョンテ。反発心ゆえ、
彼に成り代わって学級長になろうと躍起になります。 |
日記の追加(ネタばれ)
しかし、ヒョン
テのもくろみは、(実はゾソクはクラスだけでなく学校中を牛耳ってた)ソクテに筒抜けで、全て先手を
取られヒョンテが追い込まれる結果に。正義感を武器に必死で戦ったヒョンテだが、ついに彼に服従してしまう。
服従と同時に、支配する者の懇親の配下として、優越感を覚えるヒョンテ。いつの間にか、彼がやってる
事は、彼の正義感が許さなかった事ばかりになっていた。優越感に浸りながらも、どこか釈然としないヒョンテ。
しかし、強い独裁の前では刃向かうことが出来なかった。そうして六年になったとき、ソウルから新しい先生が
やってくる。それはまるで、転校してきたばかりのヒョンテにそっくりだ。不正の匂いをかぎつけ
執拗に追求する教師。ついに教師はソクテの不正をあばき、皆の見てる前で罰を与えます。「ソクテの犯した
罪を全員順番に言うんだ」と、罰を下した教師が言うと、順番にでるでる!!そのうち「こいつは悪い奴だ」
という捨てぜりふさえ。そんな中一番ソクテに反発心を持ってたヒョンテの番になる。「何もありません」くーー☆
わかるよ。ここで文句言ったらすごく簡単な映画になっちゃう。上手く表現できないけど、ソクテに反発
しつつも彼の魅力も理解してたんだよね。次の子が「皆もわるいんだー」って泣き出すシーンは「うんうん。
わかるよー」って思ったよ。結局ソクテは学校に火をはなち、町から逃げ出してしまう・・・
何年もたった恩師の葬式の日、ソクテは出席しなかった。しかし、届いた大きな花束を見て、ヒョンテが感じた
感想はなるほどって思いました。不思議とどんどん引き込まれる映画でした
。
「我らの歪んだ英雄」 |
チェ・ミンシクナンバー・スリー オールドボーイ シュリ
クワイエット・ファミリー 親切なグムジャさん
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