ワイルド・カード
この映画、一言でいうと、日本の人気刑事ドラマの映画化って感じでした。正義感の塊で犯人逮捕に命をかける刑事。
そして刑事同士の友情や確執。刑事ゆえのトラウマと、それを乗り越える感動。みたいな映画です。ヤン・ドングンは
血気盛んな若い刑事。若さがゆえ、恐い者しらずな(向こう見ずな)ところもある。彼と組んでるのは先輩刑事の
チョン・ジニョン。ドングンと対照的に、いろんな心配も重ねて、刑事としての冷静な判断力も持った男だ。格好いい役
なんだけど・・・髪型が・・・(笑)ドングンも正直不細工な男の人です(ファンの人ごめんなさい)でも、見てる
内にどんどん彼の魅力に引き込まれて、素敵に見えるから、彼も(よくまみまみが言う)韓国マジックを備えた役者
さんです。地下鉄で起こった殺人事件。金目当ての強盗であるが、いきなり鉄の玉を中年の女性の頭に殴りつけると
いう、残虐な手法。その事件を追う、ドングンとジニョン。一向に手がかりがつかめないまま第二の殺人が。その殺
された男は10分前にドングンと出会ってた男だった。あと10分同じ場所にいれば・・・と、「逮捕」を心に誓う
ドングンとジニョン。その後、レイプ事件が起こり、被害者から聞いた「鉄の玉」から、殺人事件の犯人の可能性が
あることがわかる。「強盗」目的と言うことで、スリなどをプロとして手広くやってるヤクザ組織に乗り込む。
(このヤクザ、結構笑えます)ヤクザの組織も巻き込んで、捜査を進める二人。モンタージュを作るも、ありふれた
四人の若者であるため四苦八苦。しかし、手がかりがつかめないまま第三の殺人事件へ。しかしその時、たまたま
張り込みの刑事が側に居て、犯人を追うドングンとジニョン。追いつめた所でドングンが発砲しようとするが、全てが
推測なのに発砲して誤解だったときの大変さを知ってるジニョンが彼を止める。そのせいで犯人をとりのがし、
一般市民に怪我をさせてしまう。残ったのは銀の玉。犯人だったのだとそこで気づく二人・・・。 |
日記の追加(ネタばれ)
第三の事件で残った指紋からどんどん犯人を追いつめて行きます。ヤクザ組織も一丸となって(笑)リアリティありました。
少しずつ犯人に近づく様が。ちゃんと恋愛関係のシーンもありましたよー。ドングンが恋する女の子。いつも駅で見かける
女の子に恋をし、何度も「職務質問」するドングン。いくら話しかけても口も聞いてくれない。それをなんとかしようと
ジニョンに相談。彼女に職務質問する姿を見せるが、なぜか、ジニョンは彼女から隠れようとする。「何かプレゼント
すればいいんじゃないか?」と言われ、花束を渡すドングンだが、相変わらず無視をされる。その後、指紋検査の時、
彼女がその場に居て、本庁の巡査だったことに気づくドングン。同業者は恋愛対象に見れないと言われつつも諦めず彼女
に強引にキスしたりします。(ジニョンは彼女が巡査だと知ってたんですよねー・笑)そのうち、一人の犯人を指紋
から検挙。犯人一味を追いつめて行きます。刑事仲間が過去の事件で「ナイフ」に対してトラウマをもっており、
それを知らないドングンは彼を責め立てていた。でも犯人を追いつめたとき、ナイフでドングンを刺そうとしてるのに
気づいた彼がドングンをかばって刺されたり。人情系のドラマもありました。昔で言えば「危ない刑事」。今で言うと、
「踊る捜査線」的な正当派の刑事ストーリーでした。 「ワイルド・カード」 |
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