「まもあんのバンコクライフ」 まもあん本舗Blog 

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家族全員が感じる何か

まもあん幽奇譚
家族全員が感じる何か

 2004年12月11日、ドンムアンのりんちーさんの家に泊まりに行く。(この頃はりんちーさんはちょんぷーさんのお母さんと一緒)この周辺は20時21時頃は夕食を交えて宴会騒ぎが周囲から聞こえてきたりするのだけど21時を過ぎる頃から、だんだん静かに。皆、消灯タイムのよう。そして翌朝は6:00ぐらいには起きる。
 そんな状況だから、ぼくらも20時頃には消灯。ちょんぷーさん、ぼく、そしてりんちーさんが横になる。この日のりんちーさんはあまり騒がず、少しガムで遊んでいたかと思うと、静かになっていた。それでも1時間置きには起きだして、ぼくの顔をなめたり、近所の犬たちに吼えてなんか言っている。

 そんな吼え方と違う瞬間があった。それは午前2時くらい。
 ぼくのうとうとした意識の中で、また何かが近寄ってきた。
 そのしばらく前、なんとも奇妙な感じ。これはここ最近の雰囲気から何かがあると感じる。そのときもりんちーさんが吼える前に目を覚ます。
 そして、少し隙間が空いている扉を見つめる。
 違和感。
 こういうのはなかなか表現しにくいけど、何かがある感じ。
 でも見ることができないぼく。(ぼく幽霊見れないんです。昨日のもやもや以外は・・・)
 そこへりんちーさんが吼える。外へ向かうわけでもなく、扉の方を見て吼える。
 それをなだめるぼく。
 そんな真夜中のこと。

 翌朝、夜中のりんちーさんの吼えに関してちょんぷーさんと話しをしている最中、
「昨日なんか、いたでしょう」
と、ちょんぷーさんに言うと、
「・・・わかる?おばあちゃんよ」
 ちょんぷーさんは朝托鉢のお坊さんにタンブンを済ませている。そもそも、ここに泊まった理由はこのタンブンのため。なんなの、ちょんぷーさん、あんたは・・・
「だから行って来たのよ」
 そりゃそうだ・・・
 ・・・こうも全員(ぼく、ちょんぷーさん、りんちーさん?)が同じようなことを感じていたら、なんか微妙な感じになってしまう一幕也。


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