Manachan's World－東京下町日記

４月８日の日記で、インド・バンガロールへ出張中の部下が、ビザの問題によりインド出国ができなかった件について、書きました。彼は、まだ出国手続きのため、バンガロールにいるんですが、木曜日、現地で大変な事態が発生！

詳しいことは、この記事をごらんください。

インド名俳優が死去、バンガロールではファンに動揺広がる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060413-00000733-reu-ent

［バンガロール（インド）　１２日　ロイター］　南インド映画の象徴的存在だった俳優のRajkumarさん（７７）が１２日死去し、ハイテクの中心地として知られるバンガロールでは動揺したファンがバスに放火するなどの行為を繰り広げている。

この訃報により、故人への弔意を表すと共に、取り乱したファンが暴徒化する懸念から、映画館を含む主要ビジネスの大半が休業した。

街の中心部にあるマイクロソフトの研究所では投石される被害があり、当地に事務所を持つインドの主要ハイテク企業の多くは安全上の懸念から従業員を早退させたという。

テレビの報道では、故人の遺体を運ぶ救急車を取り囲み、窓を割って中に乗り込もうとする大勢のファンが映し出された。

ロイターのカメラマンによると、パトカーを横転させたり、車に放火する人々もいたという。

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見出しこそ、｢ファンに動揺広がる｣という、控えめな書き方をしていますが、実際は、シャレにならないほどすごい暴動で、警察官が自衛のために、暴徒５人を撃殺したほか、警察官６名を含め、ケガ人が多数でたそうです。

その暴動現場は、部下の滞在するホテルからわずか５０メートルの近さ！したがって、昨日はホテルを一歩も出られなかったそうです。ま、それが正解でしょう。パスポートが不法滞在状態になっている外国人が、警官がうじゃうじゃいる暴動現場に居合わせるほど、危険なことはありません。私も、｢外に出るな｣と、アドバイスしました。

金曜日になると、情勢は落ち着いたようですが、彼の出国手続きが済み次第、不穏なバンガロールを離れて、隣り町のチェンナイ(マドラス)に移ることと、チェンナイ空港から一刻も早く、出国して中国に帰るように、指示しました(※チェンナイ発の方が、飛行機の本数も多く、出国しやすい)。いや、そう言われるまでもなく、彼は早く中国に帰りたくて仕方ないようです。

最後にひとこと。インドでは、映画俳優はもはや教祖みたいな存在なんだろうなあ、と思いました。

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