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総務庁の社会生活基本調査によれば、3歳以下の子供を持つ共稼ぎ夫婦の、家事・育児にかける平均時間は、一日あたり、
夫:1時間13分 (家事30分、育児43分) 妻:5時間53分 (家事3時間4分、育児2時間49分) という結果が、先日発表されました。 ![]() これだけを見ると、「日本の男は、育児・家事を女性任せにしている」という結論になりそうですが、実際、日々育児に頑張っているパパとして言わせてもらうと、上の数字は、かなり違和感があり、額面どおり受け取るわけにはいきません。家事時間については、まあ分かるけど、 育児時間って、いったい何? という、根本的な疑問があるからです。 少しさかのぼって、社会生活基本調査の用語集を見ると、「育児時間」なるものの位置づけがよく分かります。その基本的な考え方は、 ○1次活動 …… 生理的に必要な活動(睡眠,身の回りの用事,食事) ○2次活動 …… 社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動 (通勤・通学,仕事,学業,家事,介護・看護,育児,買い物) ○3次活動 …… 上記以外で各人が自由に使える時間における活動 (移動,テレビ・ラジオ・新聞・雑誌,休養・くつろぎ,学習・研究,趣味・娯楽,スポーツ,ボランティア活動・社会参加活動,交際・付き合い,受診・療養,その他) でもって、この「2次活動」のひとつとして、「育児」が位置づけられています。 ここで私が疑問に思うのは、「食事」、「睡眠」、「趣味・娯楽」などの時間と別個の項目として、「育児」の時間が定義されていることです。 誰にとっても、一日は24時間しかありません。その24時間を、上記20の行動類型に当てはめて集計するのが、「社会生活基本調査」の考え方と思われますから、それを掘り下げて考えた場合、 ⇒「子供と一緒に食事をした時間」は、定義上、「育児」ではなく「食事」時間になるの? ⇒「子供と一緒にテレビをみた時間」は、定義上、「育児」ではなく「テレビ・ラジオ」時間になるの? ⇒「子供が寝付く時に、物語を読んで聞かせたり、子守唄を歌ったりして、そのまま寝込んでしまった場合」は、定義上、「育児」ではなく「睡眠」時間になるの? みたいな疑問が、沸き起こってきます。 子育てをしていれば誰でも分かりますが、育児期の「食事」や「睡眠」などは、ママやパパが、子供と一緒にするものです。実際それが、「子育て」の大切な部分になります。子供は日々、親と一緒に過ごして、食べかた、寝かた、着替え方、正しいテレビの見方など、生活の仕方やリズムを学んでいきます。だからこそ、 「食事」、「睡眠」、「娯楽」などを除いた、純粋な「育児の時間」って、一体何なの? 多分、おむつ換えとか、ミルクやりとか、子供をお風呂に入れたり、子供の遊び相手をする時間などを、指しているのでしょうが、それらは実際、「子育て」の一部分にしか過ぎません。せいぜい、子育てに分類される「作業」を足し合わせた時間、という意味しかありません。 だからこそ、思うのです。「日本男性の育児時間平均43分」みたいな数字に、一体何の意味があるのかと・・・。確かに、日本男性は欧米人男性に比べて、育児に費やす時間が少ないのかもしれませんが、その根拠となる数字自体がナンセンスなのだとしたら、その結論も意味がないことになる。 私思うに、「育児時間」よりも、たとえば、こんな概念の方が、もっと意味があると思う。 「子供と共に過ごす時間」(=子供に意識を向けて生活する時間) 例えば、子供と一緒に食事する時、子供に話しかけたり、子供の話を聞いたり、子供の一挙手一投足に注目しているような時間は、「子供と共に過ごす時間」になる(同時に、「食事」の時間でもある)。 例えば、子供と一緒にテレビを見ている時、子供の反応を見たり、一緒に笑ったり、テレビに近づきすぎないように注意したりするような時間は、「子供と共に過ごす時間」になる(同時に、「テレビ」の時間でもある)。 こういうかたちで、統計をとった場合、 日本の女性は、一日平均何時間、子供と共に過ごしているのか? 日本の男性は、一日平均何時間、子供と共に過ごしているのか? そこから、日本における男性の育児参加の実態と、処方箋が見えてくるような気がするのです。 ちなみに私の場合、社会生活基本調査でいう、「育児」の時間はそれほど多くないけれど、「子供と一緒に過ごす時間」はとても長いはずです。仕事と通勤以外で、起きている時間は、ほぼ全て、娘と一緒に過ごしているわけですから。 [出産・育児@大連]カテゴリの最新記事
うちの夫は、日本で(まだ若かったので)ご他聞にもれず英語教師やってましたが、もう2度と日本で働くつもりはないそうです。なぜか?それは、日本で毎日夜中まで働いたら、こどもと過ごす時間がなくなるから。で、えらそうなこと言ってますが、実際毎日仕事のあとジム行って、6時ごろ帰宅して、夕飯まで寝室でひとり、グーグー寝てます。(笑)おい、「子どもと過ごす」ってのはどこ行ったのかな?笑 でも、子どもが小学高学年にもなると、こんなもんなのかな?とも思いますけどね。それに、自分で時間の都合つけられるので、学校行事が入ると積極的に参加してはくれます。 日本のお父さん達だって、朝から晩まで働いていなければ、自然とそうなるでしょうね。だけど、不景気の今は業務が増えて大変だろうと思います。 うちの父なんか、私の高校生のころは、顔を合わす回数は少なかったですよ。高度成長期ってのもあるけど、とにかく接待が多くて家のことは全て母任せでした。尊敬はしてたけど、何か、遠い存在でしたね。(2008年11月07日 09時49分08秒)
みいうさん
>うちの夫は、日本で英語教師やってましたが・・・日本で毎日夜中まで働いたら、こどもと過ごす時間がなくなるから。 英語の先生も、長時間労働ですかあ。いずこも同じ。 もっとも、私は最近、ほとんど、娘の起きている時間に、帰宅できてます。これはラッキーかもしれない。 >実際毎日仕事のあとジム行って、6時ごろ帰宅・・・おい、「子どもと過ごす」ってのはどこ行ったのかな?笑 でも、子どもが小学高学年にもなると、こんなもんなのかな? 子供に手がかからなくなったら、それでいいんじゃないでしょうか。 >とにかく接待が多くて家のことは全て母任せでした。尊敬はしてたけど、何か、遠い存在でしたね。 確かに、そういうモーレツな時代でしたよね。 でも、私は、そんな父親になりたくない。極力、子供と一緒に過ごしたい、というのが、私のかねてからの願いでした。(2008年11月10日 21時26分54秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |