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うちの娘は、今年4月から、地元の区立小学校で、1年生になります。
我が家は、複数言語が日常飛び交う国際結婚家庭。ここで育つ子供たちも、小学校にあがる前から、少なくとも日本語と英語は完全にバイリンガル。加えて中国語も、日常的に使う環境にあります。 そこまで、多言語教育を重視しているのに、なぜインターとか華僑学校とかじゃなくて、フツーの区立小学校で学ばせるの?・・・と、いろんな人に聞かれますが、 その理由は単純で、日本では、普通に日本語で教育するのが、一番、合理的で効率がいいと思うからです。 日本は、英語や中国語を、日常的に使う言語環境にはありません。せっかく高いお金かけて、インターや華僑学校に通わせても、学校で習った言葉を、社会のなかで練習・発揮する機会は限られます。 英語を強化したければ、妻の実家がある、オーストラリアの、公立学校に行けば安くあがる。或いは、生活費や学費の安いフィリピンという選択肢もある。いずれも日本と違って、街に出れば、誰もが英語を話すから、効率が良い。 同じ理屈で、中国語を強化したければ、中国大陸か台湾で、普通に学校に行かせればいい。私は、中国大陸でなら、職など、いくらでも見つけられる。妻だって言葉通じる。家族離れ離れになる必要は全くない。 それより、せっかく日本にいるのだから、区立の学校で、地域の子供たちと一緒に育ち、日本語を身につけ、日本の文化を学ぶ・・・私はその方に、価値を見出します。 逆にいえば、私は日本の公教育での英語学習など、はなから期待してない・・・ということです。 実際、日本で育つ子供が、公教育だけで英語を使いこなせるようになるのは、至難の業だと思います。 この社会に、英語環境は余りない上に、英語がビジネスレベルで習得できるよう、効果的なカリキュラムが組まれているわけでもありません。 英語ビジネスレベルの何たるか、そこに至るまでの学習がどんなものであるかを、普段、肌身にしみている私としては、日本の英語教育は、もうお話にならないほどトロく感じられて、仕方ありません。 「英語学習カリキュラムを設計する側に、英語という外国語を、日本の生徒に、いつまでに、どのレベルまで習得させるのか、という目標設定が明確なのか?」 「教育を受ける生徒の側に、英語を是が非でも習得する、意欲があるのか?」 「授業を行う教師に、最低でもビジネスレベルの英語スキルがあるのか?」 その全てが、揃っていないのが、いま日本の学校での英語教育。ビジネスのグローバル化が進み、徐々にマトモにはなっていくんでしょうが、私は、それを待ってはいられません。 しかし、外国語習得を横に置いて、学校には「日本語だけ」を期待するのであれば、話は別。日本ではかなりレベルの高い教育が行われていると感じます。 日本の公立学校の先生の質、やる気、献身的な労働・・・その面は諸外国と比べても素晴らしいと、高く評価しています。 だから、私のスタンスは、「英語・中国語は自分たちで教えるから、学校は日本語ベースのお勉強を、ちゃんとフォローしてね♪」、その一言に尽きます。 ここまで書いてきて・・・ 読者の皆様には、「お前、ズルいじゃん!」と、お叱りを受けるかもしれません。 私たち夫婦は、国際結婚しているので、多言語の環境が家庭で簡単につくれるわけですが、両親とも日本人で、日本語しかできない場合、もちろん、そうはいきません。 そういう家庭に生まれた子供に、英語を習得する途はないのか?・・・私は、そうは思いません。 先ほど述べた通り、日本国家が提供する公教育としての英語教育に、私は全く期待していません。 しかし、「地域の英語教育」であれば、まだ可能性が残っていると思います。 私たち家族が暮らす、東京都江東区に関していえば・・・この地域が持つ、「英語教育力」に着目し、それを活かしたかたちで、英語学習を再構成できれば、成長できる可能性は、意外にあるんじゃないかと思います。 ここ江東区は、東京都心に近く、利便性が高い割には住宅価格が安く、住環境も整い、住みやすい地域です。 日本人にとって住みやすいのは、外国人にとっても同じこと。実際、2005年から10年にかけて、在住外国人の純増数、都内23区でトップだったのは江東区です。 しかも、2011年の東日本大震災で、外国人が一気に激減した後、同年8月に、都内の区で最も早く、外国人の数が前月比増加に転じたのも、江東区です。 区内には、(うちの奥さんを含め)2万人を超える外国人登録者がおり、その数は、23区中第4位。人口比では区民の約4.5%を占めます。この数字を見る限り、すでに多文化社会(Multi-cultural society)になったと言って良いでしょう。 【外国人登録者総数】 21,157人 【英語ができる可能性の高い外国人数】 フィリピン 1,467人 (隣の江戸川区と合計すると、3,950人) インド 1,088人 (同、3,168人) 米国 372人 【中国語ができる可能性の高い外国人数】 中国・台湾・香港 10,525人 これだけの外国人が暮らしているのです。ここ日本で、英語や中国語のレベルを底上げしたければ、近所に住む外国人の力を、使わない手はないでしょう? 外国人だけではなく、日本人でも、グローバル企業に勤めて、日常的に英語を鍛えられている区民や、英語圏での在住・留学経験を持つ区民は、少なくとも数千人はいるはずです。 そうした、英語堪能な地域の人たちに、参画してもらう仕組みをつくる・・・担い手は、十分いるし、地域の子供たちの英語力向上のためといえば、手弁当でも喜んで協力する人もいるはずです。 まだ漠然とではありますが、私がイメージする、「江東区の特色を活かした、地域の英語教育」は、こんな感じです。 ・小学校一年生から、スタート ・課外特別授業として、選択制にする(希望者のみ受講) ・学童保育みたいに、学校の教室を使うか、もしくは児童館、公民館などの施設を使う ・講師(メンター)は、地域に住む、英語のできる外国人を基本とする ・講師1人あたり、8人くらいの児童を担当する ・児童がリラックスして、「英語で、口に出して言う」ことを、主眼とする ・1週間に、最低2日、1コマ(50分)の時間を ・授業は、原則自費負担だが月数千円程度の低料金にする。講師の足代くらいは出るようにする。低所得家庭への負担軽減の仕組みもつくる。 ・親子での参加も認める (⇒ホームパーティーとか、家族ぐるみのお付き合いで英語に親しむ地域環境をつくることに寄与する) ・小学校5年くらいから、英語力評価を導入し、この仕組みを導入していな他区の児童と比較する ・「地域特区」の枠組みを使い、区の行政がコーディネートする体制を組み、予算を編成する。 以上は、江東区の持つ「多文化社会の力」を使った、英語コミュニケーション力強化の試みであり、同時に、地域に暮らす外国人を、日本の社会に統合する、副次的な効果も期待できます。 同時に、公務員である英語教師による独占的な授業・・・という枠を突破する考えでもあります。 もちろん、プログラムを、どれだけ上手にコーディネートできるかによりますが、正しく趣旨を理解してもらえる宣伝をすれば、多くの人が応募するはずです。子供に、英語を身につけさせたいと思っている親は、本当に多いのですから・・・。 中国語に関しても、地域の教育プログラム、やるべきだと思います。区内に1万人を超える、中国系住民がいるわけですし、親のニーズだって高いはず・・・ 「日本全国、一斉に」という考えに縛られていては、結局、何もできません。ことが英語という、外国語であれば、なおさら。 だからこそ、柔軟に考えて、地域の人材を使った、特色ある英語教育の方式を、編み出していけば良いと思います。江東区の場合は、もちろん、地域の外国人の力を活かすわけですね。 [出産・育児@大連]カテゴリの最新記事
nogaさん
>英語教育には、英米人との交流が必要ですね。 日本人にとって、英語は外国語ですから、 英語を使った、外国人との交流は、絶対に必要だと思います。 その相手は、もちろん英米人でもいいし、英語のできるアジア人でもいいと思います。 下町エリアの場合、英米人より、アジア人の方が断然多いので、彼らに参画してもらうのが、現実的だと思います。(2012年02月22日 23時52分16秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |