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この間観たDVDふたつ。

あんまり有名な映画ではないみたいやけれど、
ビンテージラブ。

弟が彼女を連れて、サンクスギビングを祝うために
何日か泊まりがけで実家に帰ってくる。

実家には、お父さんしかいない。

お兄さんが、実家の近くに住んでいるのだけれど、
お父さんと仲たがいをしていて、
もう何年も実家に帰っていない。

お母さんは浮気をして、家を出て行き、
その後、がんで亡くなっている。

お兄さんは、付き合っていた彼女の裏切りで、
心に傷もおっていた。

そして、お兄さんは、弟の彼女のことも
弟のことをもて遊んでいるだけだと悪態をついていたが、
だんだんとその彼女に惹かれていく。

彼女もお兄さんに惹かれ、
そして、関係を持ってしまう。

弟もその休暇で
童貞をなくすんやけれどね。

でも、それを知らない本当に純粋な弟。
休暇が終わり、彼女と一緒に
学校に帰っていくんやけれど。

弟のことを思うと
なんかちょっとやったけれど。

なんなんだろ、なんか
そうなってしまったってのが分かるような気もしたり。

話しは飛ぶけれど、
お母さんが出て行ったのは、浮気もあるかもやけど、
実は、お父さんがお母さんに暴力を奮っていた。

それを知っていて、お父さんを許せなかったお兄さん。

でも、弟と彼女が帰って行ってから、
ふたりは、仲が戻る。

お父さんは、お兄さんが彼女と関係をもったことも知っていた。

この映画を観終わった時は、
なんで仲が戻ったのか分からなかったけれど。

これを書こうして、思ったのは。

自分も悪いことをしてしまったら、
許せなかった人の悪いことも許せるのかなと思った。

自分のろくでもないところを知ったら、
人のろくでもないところも受け入れられるというか。

変な映画やったけれど、
私は、なんか好きやった。


もうひとつは、恋の罪。

これもなんともいえない映画やった。

昼間は大学の女助教授の夜の顔。

家庭では作家の清楚な奥さんの落ちていく姿。

それは、ある意味、開放であるのかもしれないが。

ある日、廃墟で見つかった不可思議な殺人事件。

その殺された女性は。

誰がその女性を殺したのか。

それを突き止める女刑事。

女刑事にも、家庭仕事ともうひとつの顔があった。

園子温監督は、人間の醜い裏や闇の部分を
浮き彫りにするのが上手な監督といわれているけれど。

人には、いろんな部分があると思うけれど、
なんか極端すぎるような気がしなくもない。

ちょっとエログロなので、
好き嫌いのある映画と思う。

私は、分からんでもないけれど、
これはあんまり好きな映画ではなかった。