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見たまま、感じたまま、思ったまま

その(4)大学生時代

(4)大学生時代

大学に入って新たなジャンルに足を踏み入れる事になる。それはジャズであった。クラブの先輩達がジャズファンであったのだ。それにお酒を覚え、コンパの2次会でジャズ喫茶へ行き、その暗い雰囲気を大人っぽいと勘違いして惹かれる物があったのだ。
最初は、先輩達のすすめのままに、マイルスデイビス、チックコリア、ビルエバンス、キースジャレット、MJQなど。主にモダンジャズと言われる物を聞いていた。当時レンタルレコードや、中古レコード屋さんを街のあちこちに見かけた時期で、ジャズの場合中古で有名盤がたやすく手に入ったので、のめり込むようにあっという間にコレクションが増えた。そのときの気持ちに合っていたというか、マイナー調の暗い感じの曲が好きだったな。

ジャズを聴いて良かったと思うのは、今まで無関心だったベースやドラムの音、奏者に注目するようになったこと。メインの奏者や旋律ばかりに気を取られていたけど、リズムセクションでこんなに音楽が違ってくるんだと思うようになった。ドラムなんて誰がたたいても同じだと思っていたからね。
それに、あるアルバムを買って、そのサイドメンの名前を覚えて、つぎはそのサイドメンが主役のアルバムを買う・・そんな風に芋蔓式に聞くことを覚えた。

しかし、ジャズばかり聴いていたわけではない。以前からのフォーク系、更に当時流行っていたAOL系(ボズ・スキャッグスとか、ホール&オーツとか)にも手を伸ばしていた。何よりのソースはやはりラジオ、そしてFM雑誌。FMステイションを愛読していたが、どの番組でどんな曲がかかるかが全部載ってるでしょ。それを見てエアチェックをしまくっていました。この雑誌のロゴや写真はそのままカセットテープのケースに貼れるようになっていたので重宝しました。サウンドストリート、クロスオーバーイレブン、あと名前忘れたけどNHKでお昼に長い時間やっていた奴、とにかくタイマーも駆使してエアチェックをやりまくってました。授業中にタイマーを忘れていたので自宅まで帰ってきたこともある。

当時エアチェックしたカセットは1000本近くあるけど、だんだん聞かなくなって、引っ越しの度に数が減り、今はもう数10本しか残っていない。
それだって、もう車にはカセット付いてないし、聞く機会って無いんだよね。でも、それを捨てるとあのころの自分を全部捨ててしまうような気がして捨てられない。

しかし、何で大学時代はこんなに時間があったのか?今でも不思議。
多分、そのころは、ちょっと気持ちの暗い時が多くて、いわゆる引きこもりに近い心情だったからだと思う。もちろんクラブの練習には出ていたし、授業にも出ていたので完全にそうだとは言えないけど、もしクラブが無くて、学校へ行ってなければ、宮崎某さんと同じ状態だったかなと思う。(あ、犯罪面は別です)

自分で言うのも何ですが、中学高校時代は結構モテたのだ。ずっと彼女もいたしさ。
背高いし、体育会系だし、成績もいいし、性格も温厚???だしさ(笑)。
高校3年の頃に好きだった子が居て、その子は同じ医学部を目指していたというか、その子が受けるからという不純な動機で地元の医学部を受けたわけだけど、結局その子は落ちちゃって、そのせいかどうかは判らないけど、大学1年の時に、告白する前に振られてしまったのだ。そのショックが大きくて、なんか女性に対して自信がなくなってしまって、言い寄ってくれる美人で才媛の女性も居たけど(今から考えると惜しいことした)、なんかその気になれなくて、自分から引いてしまうという男性になってました。

だから、合コンとかも行かなかったし、クラブと学校以外はずっとラジオと本が友達みたいな感じでした。
今から考えてみたら、すごく損したような気がする。中学高校時代へ帰りたいとは思わないけど、大学時代はもういっぺんやり直したいなあ。

話がどんどんそれそうなので、その(5)に続きます。



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