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5月12日、ウクライナで行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチ。 王者 ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン) vs 挑戦者8位 淵上誠(八王子中屋) 結果は3ラウンド1分16秒でゴロフキンがTKO勝ち。 2ラウンドにダウンを奪ったゴロフキンが3ラウンドも一方的に攻めまくり、ダウンを奪って再開後の攻撃でレフェリーが止めた。 正統派で穴の少ないゴロフキンは、淵上のノーガード戦法にも丁寧に対処。 急いで距離を詰めることなく、接近したときのショートで差をつけた。 王者の距離に入ってしまうと一方的に。 淵上の動きは悪くなかったが、正直ミスマッチな世界戦だった。 ノーガード戦法だけでは、さすがに世界は無理だろう。 作戦を練っていたのであれば、序盤にその片鱗くらい見たかった。
最終更新日
May 14, 2012 00:59:59
5月5日、シンガポールで行われたWBA世界フェザー級スーパータイトルマッチ。 スーパー王者 クリス・ジョン(インドネシア) vs 同級14位 木村章司(花形) 結果は3-0の判定でジョンが勝って16度目の防衛に成功。 残念ながらワンサイドゲーム。 ジョンが木村を舐めている感じなので、相打ちに持ち込めば展望が開けたのかもしれない。 しかし、ジョンの左をかいくぐることができなかった。 7ラウンドに唯一ともいえるチャンスがあり、ここで攻めきれていれば面白かったが、 木村は元々そういったスタイルの選手ではない。 上位選手が相手だとポイント勝負に徹するため、海外での挑戦試合自体が木村にとって相性が悪い。 2度目の世界挑戦までこぎつけた努力には感服するものの、敵地で勝ちにいくだけのパワーまでは無かったということだろう。 ジョンは衰えたとはいえ相変わらずの技巧を発揮。 攻略するには、何よりまずジャブを封じたい。
最終更新日
May 6, 2012 01:36:47
余計なお世話かもしれないが、 WBC世界バンタム級シルバー王座決定戦。 6位 亀田和毅(亀田) vs ノーランカー ハイロ・エルナンデス(メキシコ) この試合に本当にシルバータイトルが懸かるのなら、玩具のベルトに毛の生えた程度の権威しかないタイトルということにならないか? ノンタイトル戦とすべきだ。
最終更新日
April 26, 2012 00:57:27
日本プロボクシング協会は22日、東京都内で理事会を開き、国際ボクシング連盟(IBF)と世界ボクシング機構(WBO)の公認に向けた課題検討のため、準備委員会を設立した。 というニュース。 個人的意見としては歓迎したい。数年前までは反対だったけど、ここ数年で状況が変わってきている。 政治の世界のTPPと同じで、世界の趨勢に逆らうにはそれなりの根拠が必要である。 WBOを公認せず、王座乱立のWBAを公認していること自体に矛盾がある。 もっとも、世界王者が4人いる段階で既に矛盾がある。 統一戦を条件とするなど、段階的に公認を進めていってはどうか? 高山勝成や石田順裕ら、実力者がわざわざ引退届を出さなくても世界に挑戦できる日が来ることを望む。
最終更新日
April 23, 2012 02:28:14
4月6日、東京国際フォーラムで行われたノンタイトル10回戦。 WBC世界フェザー級3位 長谷川穂積(真正) vs フェリペ・カルロス・フェリックス(メキシコ) 結果は7ラウンド2分28秒で長谷川がTKO勝ち。 長谷川が無敗のフェリックスを倒して再起。 同じ興行で高い評価を得た2人の世界チャンピオンよりも高いスキルを披露し、健在を示した。 長谷川は肩のあたりに筋肉が増強された印象で、徐々にフェザー級の身体を作ってきているように思われる。 ハンドスピードと当て勘は相変わらず芸術の領域。 フェリックスは決して弱い相手ではないが、長谷川のハンドスピードに圧倒されて上体が立っていたためか、強いパンチが打ちにくそうだった。 しかし、長谷川の出来が完全だったとはいえない。 打ち合いではかなりパンチももらっていたし、フットワークのスピードにはやや衰えもみられる。 体格的なアドバンテージもないので、ジャブで相手をコントロールするのもバンタム級時代のようにはいかないようだ。 次は世界戦を目指して動くと思うので、勘を取り戻しつつ、フェザーでの戦い方を確立していってほしいと思う。 まだまだ日本のエース級の実力者である。
最終更新日
April 13, 2012 01:12:44
4月6日、東京国際フォーラムで行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ。 王者 山中慎介(帝拳) vs 挑戦者4位 ビック・ダルチニャン(豪州) 結果は3-0の判定で山中が勝って初防衛に成功。 僕の採点は116-112で山中。 山中は、初防衛戦で世界的ビッグネームに完勝し、評価を上げた。 突進して強烈なフックを振り回すダルチニャンから絶妙なフットワークで距離を取った山中。 フットワークにスピードがあるので、ダルチニャンは追い切れない。山中の左を警戒したのか、無理な追い方もしない。 1ラウンドの動きだけでも、判定なら山中が勝てる感じがした。 序盤はそれでもダルチニャンのプレッシャーが優位に見える。 しかし、4ラウンドあたりから山中がジャブのスピードを上げると、ダルチニャンの出足が鈍った。 5ラウンド、山中の左でダルチニャンが出血。 中盤戦は山中優勢に。 世界の大舞台で戦ってきたダルチニャン。パワーやプレッシャーは相当なものがあるが、スピードの衰えは隠せない。 山中に足を使われると追いきれなかった。 時折山中の顔面を掠めたフックもあったが、これまでの試合より遠くから打っているため微妙にクリーンヒットしていないものが多かったように思う。 1ラウンドに、スピードあるフットワークを散々見せつけたのは正解だった。 終盤、ややダルチニャンも盛り返すが、山中が安全策を取っただけの話。 10ラウンドにダルチニャンの腰が落ちるシーンがあったのでKOを期待したファンも多いだろうが、その後本田会長が指示したという安全策は妥当だと思う。 山中、初防衛戦にしてすでに貫禄さえあった。 同級他団体王者の亀田とは全く違う路線であるが、どちらが強いかは明白である。 ダルチニャンはスピードの衰えが露呈した。 しかし、打ち合いを挑むべき挑戦者が山中の左を警戒して、いつもほど前に出なかったのも事実であり、研究不足ではないかとも思う。 ビッグマウスを吐く前に、自分のスタイルをどうやって生かすか、工夫すべきだった。
最終更新日
April 8, 2012 01:46:24
4月6日、東京国際フォーラムで行われたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。 王者 粟生隆寛(帝拳) vs 1位 ターサク・ゴーキャットジム(タイ) 結果は3-0の判定で粟生が勝って3度目の防衛に成功。 僕の採点は、116-112で粟生。 タフで有名なターサクに対して中盤までシーソーゲームを展開したが、終盤は明確に粟生が上回った。 前回の防衛戦で見られたようなガス欠もなく、多彩なカウンターを数多くヒットできたのは収穫。 接近戦を望むターサクを粟生のカウンターが迎え撃つ展開。時々粟生からも攻撃に入るところが、以前の粟生と違うところ。 ターサクのタフネス、パワー、プレッシャーは、十分に世界王者レベルであり、強い指名挑戦者である。 序盤はターサクが主導権を取ってもおかしくないと予想していたが、粟生の細かい左カウンターが少しずつターサクのスタミナを奪っていたようだ。 中盤以降、ダウンシーンが期待できるほどターサクの動きが鈍る。 なかなか数を当てることが難しいカウンターを当て続けることができるのは粟生の持ち味。 終盤は攻勢に転じ、ターサクの動きを止めて優位に打ち合った。 今日くらいの出来であれば、WBA王者・内山との対戦を熱望する声が多くなるだろう。 4団体合わせても世界のナンバー1と2が日本人とされる階級であり、ぜひとも統一戦を実現してほしい。
最終更新日
April 7, 2012 02:50:47
4月4日、横浜アリーナで行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチ。 王者 亀田興毅(亀田) vs 12位 ノルディー・マナカネ(インドネシア) 結果は3-0の判定で興毅が勝って4度目の防衛に成功。 2ラウンドに興毅が左を痛めたとのこともあって、正直なところ凡戦だった。 ガードは固いものの総合的には地域王者レベルの挑戦者に対し、興毅は手数が出るわけでもなく、スピードもいつもほど無く、戦術面も工夫が感じられなかった。 左を痛めたと言い訳しているが、痛める前の1ラウンドも手が出ていたとは言いがたい。 また、左を痛めたならそれなりの戦い方、例えば右でポイントアウトを狙うとか、左を見せて右を打つなどの動きもあまり見られず、技術的には世界王者としては物足りなかった。 10ラウンドにはローブローで減点。 防衛回数を重ねただけで、ほとんど収穫の無い試合である。 同じ会場で行われた清水vsテーパリットのスピード感と比べれば、この試合のレベルがよくわかる。 ジャッジ3者のうち2者は、大差で興毅の勝ちとしたが、これもおかしい。 どちらが勝ちかで意見は割れるかもしれないが、僅差とすべき試合だろう。 興毅のクリーンヒットが少なすぎて、ほとんどポイントを与えられないはずである。 ランキング2桁台の挑戦者がここ2戦続いたが、いずれも凡戦。 いつもビッグマッチをぶち上げては成立せず無名挑戦者との防衛戦となるが、今回の試合の技術を見る限り、上位ランカーとの対戦は厳しい試合になるだろう。 テレビ中継こそ続いているが、コアなボクシングファンほど冷めている。 ビッグマッチを真剣に実現させ、技術面の上積みをしない限り、今後高い評価は得にくいだろう。
最終更新日
April 6, 2012 00:27:58
4月4日、横浜アリーナで行われたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ。 休養王者 清水智信(金子) vs 正規王者 テーパリット・ゴーギャットジム(タイ) 結果は9ラウンド2分15秒でテーパリットがTKO勝ちして2度目の防衛に成功。王座統一。 王座を獲得した試合で右目を負傷し、休養王者という不可解な肩書きで7ヶ月ぶりの復帰戦を戦った清水は、初防衛ならず。 少し距離を取りたい清水と、接近したいテーパリットとの主導権争い。 清水としては、軽くてもいいから先手のジャブでポイントを確保しながらフットワークで距離を取るのが理想。 しかし、気負いなのか接近戦への自信なのか、フットワーク、特にバックステップに柔らかさが無く、ジャブを打っても強打を返された。 また、手数の多いテーパリットに先手を取られることも多く、清水らしさが発揮できない展開になった。 中盤からは随所に清水らしい動きも見られたが、主導権を完全に戻すには至らなかった。 中盤、テーパリットの前進が止まったところがチャンスだったが、距離にあまり変化を付けられず、9ラウンドに入ってテーパリットの連打で試合は止められた。 総合力では大差無い対決だったので清水が判定勝ちを狙ってくるかと予想していたが、「休養王者」”事件”に始まった騒動で清水としても心中期するものがあったのだろう。 WBAにすっかり失望した僕からみても、どうしても清水に勝ってほしい試合だった。 テーパリットの特徴は接近戦での強打である。大毅戦でも証明済みだ。 清水には、内藤大助を土俵際まで追い詰めたときのような、大きく距離を取ってジャブでポイントを取る戦い方を前半だけでもしてほしかった。 メンタル面では大きく成長した清水。自分のスタイルでまだまだ戦ってほしいと思う。 清水の敗戦。残念である。 そして、休養王者って一体何だったのかと思う。 勝手に2人のチャンピオンを作っておいて、統一戦とはどういうことかとも思う。 清水には、もっとスッキリした世界の舞台でまた戦ってほしい。 打ち合いもできる綺麗なボクサーファイタースタイルが持ち味のはず。 初心を思い返して、また頑張ってほしい。
最終更新日
April 5, 2012 02:30:00
3月30日、南アフリカ・イーストロンドンで行われたIBFミニマム級タイトルマッチ。 王者 ヌコシナチ・ジョイ(南アフリカ) vs 1位 高山勝成(日本) 結果は3-0の判定でジョイの勝ち。 採点は、116-111、116-111、117-110。 やっと実現した昨年1月以来の再戦。前回はバッティングによる負傷で無効試合だった。 高山は、4ラウンドにダウンを奪われて完敗。 しかし、敵地で3~4ラウンドは取れていたのだから、かなり健闘したとも言えるだろう。 勝敗は残念だったが、IBFを認めるのか認めないのか、民主党政治並みに煮え切らないJBCを飛び出して挑戦を続ける高山を応援したい。
最終更新日
April 1, 2012 03:02:00
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