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要所要所での西武ライオンズのクジ運の強さには目を見張るものがある。
清原しかり、松阪しかり、そして今年は菊池なのだからたまらない。
菊池が即戦力になるのかどうかはわからないが、昨年の西武の先発陣容を考えても、ファームでじっくり育てるというより一軍で試しに投げさせてみる可能性が高いと思われる。
むろん初めから勝ち星が先行するとか、貯金できる投手であるとか、二桁勝てるとかまでは期待していないだろう。
過度の期待はせずに、たとえば敗け数の半分でも勝てれば合格ラインではないか。
高卒ルーキーが6人めの先発として8勝16敗を残せばリアリティーのある成績ではないだろうか。
もちろんこのうちの3、4勝をホークスから稼ぐのはいうまでもない。w

さて、今年のドラフトで目を惹いたのは広島の指名である。
菊池を避けたことへの賛否両論はおいといて、単独指名に選んだのが今村猛というのが評価できるポイントである。
この投手は非常にオーソドックスで、最高球速150km/hを超えるとはされているが実際は135~145km/hをコンスタントに投げ込み、球種もカーブ、スライダー、カットなど、要するにホームベースの左半分を使うタイプである。
で、ありながらここまで注目されていたのも、ひとえにここ一番でのコントロールと緩急を使える勝負度胸、何よりもプロで勝てる要素として重要なクレバーさを持っているからであると見ている。
つまり高卒ドライチになりがちな『素晴らしい素材』というより、『勝ち方のわかる投手』ということになるだろう。
そういう意味はで現段階では菊池以上に実戦向きの投手ではないかという評価をしている。
彼が将来広島のエースになるかどうかはわからない。
しかしローテの一角を担える投手であることはまず間違いないだろう。
そして入団一年目から先発機会を与えられるのではないかと思っている。

ドラフト2位で指名したのが堂林翔太。
豪打を誇った中京大中京のエース兼4番が野手一本に絞ってのプロ入りである。
長打も打てる中距離打者というのがいい。
こういうタイプの打者が将来的に長距離打者に変貌を遂げるのが近年の野球のパターンである。
が、そうなるのも自分にかわる中距離打者が入ってからでいい。
まずは確実性を持った打者になって広島のクリンアップに入ってもらいたい。

3位以下の投手陣もなかなか面白い。


ホークスは毎度のごとくドラフト前に「高校から将来の大砲候補を」などとほざいていた。
高卒選手を育てるノウハウを確立していないにもかかわらずこんなことをいうのである。
だが1位指名したのが今宮健太であったので少しホッとした。
入団後のコメントからもわかるように長打力を持っていても本人はヒットの量産を心がけているようだ。
これは自身が小柄であることから「プロでホームランバッターになるタイプではない」を自覚しているからだろう。
だからこそ頼もしさを感じられる。
将来的には「投手もできる野手」になってもらいたいものだ。
が、もしも投手でいくとすれば巨人・桑田がもっとも彼にあったお手本になるだろう。
プロで使えるかどうかわからないが、投げる球種も少なくない。
バッティングセンスもよく、ショートも守れるフィールディングを持ち合わせている。
これはどう考えても平成の桑田真澄だろう。
だがこの手のタイプのショートストップがプロではエラーをよくするので外野にまわって名手になったというパターンもよくあるので、将来的には三番・ライト・今宮というのも悪くない。

2位の川原弘之はまだ荒削りな左腕。
荒削りなまま1、2軍を往復している左腕が何人もいる中で「素材が魅力的な投手」をまた指名した恰好だ。

投手としてのまとまりを考えると高卒ながら3位の下沖勇樹に面白さを感じる。

4位の中原恵司は長打力を買っての指名だろう。
長谷川の指名が成功したのでその右打者版といったところか。
しかしプロの外野手で遠投100mというのはいささか寂しい。
攻守のバランスを考えると外野ではレフトぐらいしか守るところがない。
ま、それでもホークスの守備観点からすれば外野ならどこでもOKってことになるんだろうけど。

5位の豊福晃司は走攻守揃った選手との評価である。
ポジションがショートで右投げ左打ちということ考えるとポスト川崎を期待しているのだろう。
しかし「作った左」でプロの左投手にどこまで対応できるかだ。
入団してすぐに両打ちを練習しておくのがいいと思うのだが。


楽天で注目したのは育成枠の松井宏次だった。w
これまでも楽天は育成枠での指名に成功しているといえるだろう。
その楽天が今年採った松井宏次は守備のスペシャリストだという。
普通は将来性や化けるのを期待する育成枠だが、楽天の場合は足が速く打球を前に飛ばせるという使いがってのある野手をよく採っている。
ここが楽天の選手編成の上手いと思うところだ。
高卒、大卒を新卒採用、社会人出身を中途採用、育成枠を派遣社員と考えるとその用途がわかりやすい。
つまり育成枠には「地味だけども必要な仕事ができる選手」を選ぶのが一番なのだ。
育成枠から大スターが出る可能性はもちろんあるだろう。
だが最初から育成枠に将来の大スターを見出すのは過度の期待というものだ。
そうなるだけの素質があるのなら初めからドラフトの上位で指名されていてもおかしくない。
所詮育成枠といいながら博打のように「素材」だけ沢山仕込んでその中から「大化け」が出るのを待つのもいいだろう。
しかしそういう発想は必ず破綻をきたす。
育成枠ですら生かす運営を心がけていかないとコンスタントに強くはいられないはずだ。
そういう意味で今回の楽天の育成枠指名は評価できる点である。


最後になるが中日の一位指名の岡田俊哉には今回のドラフトでもっともプロで成功する左腕なのではないかと高評価を与えておく。
確実に先発ローテに入り毎年二桁勝てるであろう逸材であるように思う。





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最終更新日  2009.10.31 23:49:07
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