|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
昨日は松竹座にいってきました。3日から始まった「花の武将~前田慶次」を見るためです。 加賀前田家の親戚でありながら、利家と大喧嘩して出奔した慶次が、京の都で、また佐渡攻めで大活躍します。隆慶一郎氏の小説や、それを原作としたコミックなどが出ています。 根っからのいくさ人である慶次は、実は能や狂言舞、茶の湯をたしなみ、古今の書物にも造詣の深い文化人。強さと教養、時代を的確に読み取る知性、男女とわず惚れ込まれてしまう人間性を兼ね備えた人物を、演じられる役者さんは多くはないでしょう。
で、愛之助さんの慶次ですが・・・・・
低音から高音まで幅のある声、筋肉質の体、俊敏な動きに加えて、歌舞伎で古典音楽や舞踊が身に付いていらっしゃるし、人懐こい笑顔は誰をもひきつけてしまう。西洋の騎士風(ドンキホーテにも似ていますが)の甲冑もよく似合っていらっしゃる。 他の役者さんたち、特に賀来千賀子さん、角田信朗さん、石井正則さんらの演技が光ります。 ただ、演出がどうもねえ・・・・・
本歌舞伎でもギャグが入ることはままありますが、今回はギャグがしつこい。ひんぱんすぎる。 もっと悪いのは衣装や踊り。戦国時代の河原芸人たちが、花見の席でミニスカート履いて「宗右衛門町のショーパブ風(舞台上で田山涼成さんがそう言っていました)」の踊りをするって何故???あとで芸人たちがかぶき踊りを全国に広めていくところでも、衣装は色がどぎついばかりで、美意識をもって「かぶいている」とは思えない。 また、やたらと暴力的なのも目に付きました。加賀忍びの頭領が手下に命令を下す場面や、豊臣秀吉が家康を満座の前でこづきまわし、いびり倒す場面など、いちいち殴る必要はないでしょう。
芸達者な役者さんたち(終始泣きそうな顔とへっぴり腰の佐藤江梨子さんを除く)がしっかり芝居をしているので、過剰なウケ狙いの演出をしないほうが、ゆっくり感動に浸れる芝居になった気がします。 [演劇、音楽、映画]カテゴリの最新記事
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
|