北岳の花の旅
皆さまこんばんは。季節情報担当の平井です。いつもありがとうございます。今年も北岳に登って来ました。今年で三度目の北岳は、この山でしか見れないタカネマンテマに出会うためです。前日の小雨から変わり、広河原に向かう途中は間ノ岳や北岳もすっきり見え期待できる山旅に思える出だしでした。広河原から大樺沢を通り左俣コースを選択。大樺沢ではミヤマハナシノブが満開。独特のブルーの花はとてもきれいです。ただ残念なことに、この花を知っている人が少なく、もったいないきがします。北岳と白馬の清水岳のみに咲く花なのに.左俣コースは雪渓登り。今回の雪渓は白馬と同じような固い雪質で、6本歯の軽アイゼンではようやく登りのみ可能という具合でした。八本歯のコルから花が多くなり、危険な梯子とロープで登るコルでは多くの花が見れましたが、間ノ岳に雲がかかり、写真のアングルには残念。タカネビランジが登山者を出迎えるように咲いていて、疲れを忘れさせてくれます。山荘迄花畑が続き、到着が早かったので間ノ岳まで足をのばしました。翌日山頂では、ぽっかりと晴れ間が見え鳳凰三山や甲斐駒や間ノ岳をのぞむことができました。ミヤマオダマキ、シナノキンバイ,ハクサンイチゲ,キイロバイ,珍しい所ではミヤマミミナグサなど花好きにはたまらない花畑の連続です。目的のタカネマンテマは、ほんとに株が少なく絶滅危惧種の最もレアな花ということがわかります。見つけた瞬間は飛び上がるように嬉しくなりました。今年も登って良かった。写真は順に、北岳、ミヤマハナシノブ、タカネビランジ、シコタンソウ,ミヤマミミナグサ、山頂から鳳凰三山(中央に見えるのが地蔵岳のオベリスク)、山頂から間ノ岳、タカネマンテマ、クロユリ、です。