カテゴリ:人生いろいろ♪
先週、ビッグネームなおふたりの講演に行ってきました。
へ~っと思ったのはおふたりがS44の受験同期だということ。 結果、竹中氏は一ツ橋大へ、そして藤巻氏は一ツ橋学院へ(予備校だ~) (メモたよりなので、大体の内容です) 前半は竹中氏 * 景気はゆるやかに拡大していくだろう * 格差問題 世界的に拡大傾向 富裕層をたたくより、貧困問題として取り上げるべき(弱者を引き上げる) そうでないと、国際的な経済競争に取残されてしまう * 好景気実感がないのは。。。 株価時価総額は4年で3倍になったが、 実感がないのはデフレが続いていて(消費者物価指数が下がっている) 名目上の所得が増えてないから * 800兆もの借金をどうするのか 借金を減らしていく事は困難 これ以上増やさないようにする。 そのためには、名目GDPを上げ、借金の比率を相対的に下げる 名目GDPを上げれば、 消費税アップしなくてもプライマリーバランス〔基礎的財政収支)をゼロにもっていける。 小泉さんはパッション(情熱)を持ち、細部に宿る戦略でここまでやってきた 安倍さんも情熱はある。あとは側近が「戦略は細部に宿る」でしっかりバックアップを望む 小泉前首相時代のウラ話も飛び出し、 経済というあまりなじみない話を解りやすく語ってくださいました。 また、竹中氏の バッシングされながらも 改革への情熱と、細部に宿る戦略で 不良債権処理などの難題をこなしてこられてきた事、よく理解できました。 改めて、お疲れ様でした。。。の気持ちで一杯になります。 後半は「伝説のカリスマディーラー」と異名をとる藤巻建史氏 朝日新聞の土曜版で 弟、藤巻幸夫氏(福助社長、カリスマバイヤーとしてイトーヨーカドーのアドバイザー) と共に連載「フジマキに聞け」でおなじみだったので楽しみでした。 ネクタイ姿で真面目サラリーマン風の風貌からは ちょっと遠いような楽しい方です。 最近、「ガイアの夜明け」にもご出演されてましたね。 のっけから、 「藤巻幸夫の兄、藤巻健史です。今日は兄の方の講演ですから・・・」 「このスーツはイトーヨーカドーで39800円、宣伝するからと弟から2万円で買ってきた」と 「伝説のカリスマディーラー」というタイトルとは大分違う印象。 * 資産は不動産、日経225、外貨建て商品で運用している * 将来的にインフレを見込んでの運用 * 日本の今後の景気は 円安ドル高 * 日経平均は7~8年後には40000行く ![]() ![]() * アメリカ経済も 減速懸念言われすぎている。ソフトランディングに成功するだろう。 * 日本の借金については、プライマリーバランスを黒字にもっていってもなお財政赤字は深刻 消費税は 上げざる終えないだろう (竹中氏とは異なる意見) でも、経済効果的にはマイナス それを相殺するため、資産インフレ(株、不動産)政策をとる。 インフレになれば借金(国債)の実質価値は下がり、国は助かる マイルドな円安政策をとれば 達成される というような論法で将来的なインフレをみこんで、上記のような資産運用している ![]() ![]() 会場から 「どこから情報を得ればいいのか」という質問には 「日経新聞だけからだと、だいぶバイアスかかってしまうので、 アメリカの経済紙はいくつか出ているしバランスがいいのでお勧め」というお答え というと‘Wall street journal’や ‘Financial times’ を読めというのかな。 日本語版が出ていればいいのだけど・・・ 講演を聴いて、竹中氏は学者肌、藤巻氏は実業家タイプだなぁと感じました。 最後に 竹中氏は スタンダールの言葉を引用して 「凡人が引いたレールにやすやすと乗る」のではなく自分の頭で考えよ という言葉で締めくくられました。 藤巻氏は 「アナリストやディーラーのいうことを鵜呑みにせず、これで勉強しなさい」と ご自分の著書を宣伝されてました。 ホント、にくめないお方です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月10日 15時05分51秒
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