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フランス語翻訳者の独り言

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2007年04月09日
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1997年 (9年目)
フランスでは、何もしないと(失業など)手厚い待遇を受けられますが、事業を展開するとなると、「踏んだり蹴ったり」です。
とにかく、役所という役所とモメるのです。県庁・市役所・衛生局・労働監督局・職安・社会保険局・失業保険局・税務署・・・。
分からないことがあって電話をしても、答えが得られる保証はありません。答えを得ても、それが正しいとは限りません。回答が間違っていても、役所の責任は問えません。Nul ne peut ignorer la loi. 市民たるもの法律は知ってなくてはならないのです !
それから、電話ではダメです。文書で質問して文書で回答してもらわないといけません。それも、予め調べて、答えが想像できる状態でなければダメです。結論を書いて、「これで良いでしょう?」という文書にするのがベストなのです。
諸税の減額をお願いする時も、ただ「お願い」するだけではダメです。「もっともらしい理由」と「自分が適切と判断する課税率」を書いた上で、「税額の再計算」まで行えば、「それでよろしいです」という文書が戻ってきます。それは違いますよ、これぐらいの減額しか出来ませんよ、という返事を、役所は書きません。面倒ですから(笑)。
こういうことを繰り返すうちに、専門用語や言回しを徐々に覚えたわけです。それでも当時は、まともな文章を書くことはできませんでした。「語彙があること」と「文章を書くこと」は違うのです。ネイティブのチェックを受けると「真っ赤」になりました。

つづく

フランス語翻訳を生業にしています





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最終更新日  2007年04月09日 18時50分03秒
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