失った心気が付けば僕の右手には血塗れのアイスピック足元には血塗れの「モノ」が落ちてる 僕が其の「モノ」を拾うと 何故か何処か懐かしい感覚に襲われた 何かは解らない でも懐かしくて何処か寂しくて苦しい・・・嬉しい・・・想い。 何? 僕は胸に手を当てて考えてみた けれどポッカリ穴が空いた胸からは何も伝わらなかった 血塗れの「モノ」は僕の「心」だった 辛い、悲しい、寂しい、苦しい・・・ もう嫌だ だから僕は「心」を捨てた でも捨てた所で僕の中に確かに有る「心」 邪魔だから「心」毎捨ててしまおう そう思って自分で取り出したんだ 「心」を失った僕はもう何も思い出せない 自分の名前すらも 取り出した「心」を抱えて眠ろう 生臭い血の匂いに包まれながら また・・・何処かで逢おう 17:38 僕の「心」は死んだ ジャンル別一覧
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