銭ゲバ最終話が終わって。。。
とうとう終わっちゃいましたね。。。いろんな想いが交錯して、涙が溢れてきます。 風太郎が思い描いた「幸せ」は、あたし達にとっては、ごくありふれた「平凡」なものかもしれない。でも、風太郎にとっては、「もの凄く価値ある幸せ」だったのかもしれないと思いました。 父親も普通に仕事していて、母親の病気も治り、受験に合格して、親友もできて、恋人もできる。家族で囲む食卓。バイト先の気の良い上司。現実と妄想が交錯する。 あまりにも切ないし悲しい現実。自分が死ぬ時になって初めて「死」という恐怖を味わう。点火した導火線を唾液や嘔吐で消そうと足掻く風太郎。この時の松山さんの演技はもの凄かった。本当に怖かった。 風太郎は小屋ごと爆発して死にました。でも、これで良かったんだと思う。上手く言えないけれど、救われたんだと思う。 今現在にこそ、「銭ゲバ」というドラマを問題提議した、テレビ関係者に拍手を送りたい。風太郎の言ったように、あたし達は飼いならされた豚同然なのだから。そして「銭ゲバ」は、世の中にたくさんいるのだから。。。 松山ケンイチさん始め、出演者のみなさん、スタッフのみなさん、この作品に携わったすべての人に、「お疲れさま」と「ありがとう」を伝えたいです。 最期まで風太郎が持っていた、昭和45年の1円玉。あれは、原作へ捧げたオマージュです。原作が連載されたのが、昭和45年だったからです。後、ところどころに、「太陽がいっぱい」へのオマージュもあるみたいです。 日テレ公式サイトのスタッフブログに、ケンイチくんがコメントしています。是非読んでみて下さい。 5月22日にDVD-BOX発売も決定です!!