水虫
水虫
★水虫とは
*白癬菌の皮膚感染
・頭部:「頭部白癬」・・・しらくも→病院ヘ
・体部:「体部白癬」・・・たむし
・太ももの内側:「股部白癬」・・・いんきんたむし
・爪の中:爪白癬・・・爪水虫→病院へ
*水虫のタイプ
・趾間(しかん)型:足の指の間に発症。ジュクジュク、最も多い
・小水疱(しょうすいほう)型:土踏まずや足の縁に赤いポツポツ(水泡)かゆみが強い!
・角質増殖型:足の裏(かかと)の角質が硬くなる。
*どうして水虫に?
・皮膚は表皮、真皮、皮下組織で構成
・白癬菌は酵素ケラチナーゼにより、角質層の主成分ケラチンを溶かして繁殖
*水虫は治りにくい?
・症状が現れた時には白癬菌が角質層に侵入・増殖→治療に時間がかかる
・足の表皮は約40~50日で入れ替わってる
・完治には症状がなくなっても2ヶ月間は治療を続ける必要がある
*水虫はどんな人が感染?
・環境:気温、湿度が高い。靴を履いている時間が長い。同居家族に水虫の人がいる
・体のタイプ:汗かき、あぶら性、水太り
・足のタイプ:偏平足、あぶら足、風通しの悪い足
<ポイント:素足で触れるものに要注意。清潔が基本。高温・多湿を除く>
★水虫薬の選び方
*水虫薬はどんな薬?
水虫の原因となる白癬菌に対し殺菌作用(抗真菌成分)
*水虫薬のターゲット
女性をターゲット?!暖房設備により水虫の症状が通年化
*抗真菌成分の2つの指標
・抗真菌成分:抗菌スペクトルと効き目がポイント
・抗菌スペクトル・・・抗菌がどの菌に対して効くのか?
効き目は殺菌性、浸透性、貯留性
*OTC抗真菌成分のグループ分け
・トルナフタート:第1グループ
・イミダゾール系:第2グループ
・アモロルフィン、ブテナフィン、テルビナフィン、ネチコナゾールの新スイッチOTCの第3グループ
*各グループの特徴
・第2グループ:抗菌スペクトルの広さ
・第3グループ:効き目の鋭さ
*水虫薬の配合成分
・かゆみ止め:クロタミトン、ジフェンヒドラミン、リドカイン
・抗炎症成分:グリチルレチン酸
・清涼成分:L-メントール
*成分の組み合わせ
・新スイッチOTC成分の水虫薬は単味剤。白癬菌治療専念タイプ
・第1・第2グループを主成分とする水虫薬はかゆみ止め・殺菌消毒成分配合・・・かゆみのひどい時に
*剤型の特徴
・軟膏・・・吸水性・保湿性に優れ、万能タイプ
・クリーム・・・伸びがよく、塗り込んで使用(浸透性高い)、万能タイプ
・液剤・・・速乾性が高く、かゆい水虫にオススメ。傷、炎症には適さない
・ゲル・ゼリー・・・べとつきがなくさらりとした使用感。広範囲にオススメ
・エアゾール・・・手を汚さない手軽なタイプ
・パウダー・・・素早く乾燥。ジュクジュクタイプや汗をかく人にオススメ
*1日1回型?複数回型?
・1日1回型は忙しい人に、複数回数型はかゆみなど症状が激しい方に