昨日、ダンスのレッスンの帰り道、体力強化月間のため延々と自宅までラジオを聴きながら歩いていて、「スピネッタが天に召された」 ロックアーティストLuis Alberto Spinetta追悼の放送が流れ、耳を疑いました。聞いていたのは国営放送のフォルクローレチャンネルのため、本当に短いコメントで即、親しい国営放送の関係者に携帯のメッセージを通じて真実を確認。62歳、肺がんで手術をされたばかりでした。昨年、肺がんであるという報道がヒートアップして過剰報道を親しい方がたしなめていたことが記憶に新しい、、最近の流れでtwitterを通じてスピネッタの子供達がコメントしていました。亡くなった直後も4人の子供達がソレゾレ父親への別れと想いを短く、深くコメントしています。
この新しいコミュニケーションの形で、様々な情報がダイレクトに身近に届いてくる今日この頃。時折そんな流れに翻弄されそうになりつつ、新しい共有の形にスッカリ取り込まれている今日この頃。多くの音楽家がアーティストSpinettaへの想いを綴っています。特に親しい音楽家の想いを見るに付け、尚一層Spinettaがドレだけ大きな存在だったか、、をヒシヒシと感じています。葬儀は家族と友人を人一倍大切にした彼と家族の意思で、市内の葬儀場で親密に行われています。
国葬だったメルセデスソーサの葬儀に駆けつけたSpinettaを撮影するに至ったことがあるのですが、そのエネルギーと明確で的確な一言一言、今もテレビで生前のインタビューを見てるのですが、本当に純粋な素晴らしい詩人。そして社会に対して物言う本物のロックアーティスト、特に彼は人間の手、鉱山によって壊される地球環境と子供の教育について立ち上がっていたようです。
今日の新聞の一面は全てSpinetta追悼の記事ですが、もしこのことがなければ一面の記事はキット昨日、サンマルティン広場で亡くなられたフランス人の写真家のことで埋め尽くされたことでしょう。日中人通り絶えないブエノスアイレス首都圏中心にある、観光客の集うサンマルティン広場でカメラを奪おうとした強盗3人に抵抗、頭を強打され胸をナイフで刺され亡くなられました。フランス人の写真家Laurent Shwebel は世界を駆け巡る指折りの地質学者でもあり、これからブラジルに向う途中、1日だけブエノスに滞在、マルビーナス紛争のことに興味があり、サンマルティン広場にある追悼のプラカードを撮影するために訪れていたようです。
アルゼンチンの治安は世界レベルに達していて、最近の強盗は簡単に命を奪うので本当に注意が必要です。地質学者の方はキットどうしても持って帰らなければならない貴重な資料がカメラのデータの中にあったのかもしれません、ブラジルでの仕事のためにも、どうしてもカメラを奪われることはできなかったのでしょう、、血にまみれたカメラはプロフェショナルなものでした。奪われないためにシッカリ身体に装着されていたことが伺えます。
昨年、日本から持ってきた新しいプロフェショナルなカメラは、1度も屋外で使用していません。携帯の小さなポケットカメラのみを持ち歩いています。今となっては誰もが持てるカメラですが、一眼レフの大きなものは高額で人目にもつくので、このアルゼンチンの治安状況ではトテモでないけれど持ち出せません。
血も涙も無い暴力的な犯罪、そして現在おなじく話題となっている鉱山による環境破壊、この二つを心に刻む機会となりました。二人のご冥福を心よりお祈りします。
佐野まり
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