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カテゴリ:メキシコ
元日から3日間、朝早く出て夜遅くに帰ってくる日々が続いていました。早朝カモさん達の掃除をササっと片付け、食事を整え、夜すでに暗くなってから小屋へ招いて、寒くないように段ボールで囲う・・それだけの繰り返しにカモさん達の寂しさはカナリ募っていたようです。今日は久しぶりに午前中ジックリ鴨さん達の御相手、ヒシッと寄り添って離れません。
一緒に日向ぼっこをしながらテラスにゴロリ・・ふと空を見上げると眩しいピンク色の花が青い空に光り輝いていました、、このコントラストこそ建築家ルイス・バラガンが好んだもの、、シミジミ眺めつつ昨日初めて伺うことのできた感動を思い起こしています。 日本人宿サンフェルナンド館で、ルイス・バラガン邸を見るためにメキシコに来たという程、訪問に気合いを入れていた方が何人かいらして、そして訪問後には物凄く感動されていたコメントを聞かせて頂きました。入場料が高めのため躊躇していたのですが、思い切って訪ねてみるも予約なしでは受け付けてもらえず断念。 今回は建築家の御一家の観光のお手伝いをさせて頂くこととなり、前もってカードで先払いして頂いて無事入場できました。 90分に渡る濃厚な一時、、扉を開ける度に光の行方を追いかけているかのようでした。全ての景色が心にジンワリと残ります。書斎、更衣室、ゲストルーム、寝室、庭、テラス、スタジオ、、全ての調和が素晴らしい。裏話や経緯なども含め、細かく説明して下さったスタッフのJuan Manuelさんの解説も素晴らしかったです。 逐次通訳で同行したのですが、入り口で「通訳によってガイドの流れを止めないように」と忠告されました。が、この日は日本人7名とメキシコの方3名のグループだったので多数決、日本人中心となりガイドの方は通訳の時間に配慮して下さいました。 噂通り、そして想像以上の素敵な光と色合いで、心癒される、洗われる鑑賞の一時。こういう機会がなかったら行かなかった(行けなかった)と思うので依頼して下さった方に感謝。この感動は一生残ると思います。 話は前後しますが、この前日にポスターが地下鉄とメトロバスに設置されました。翌日ご案内をしながら何気にポスターをチェック、はがされていないようなのでホッとしつつ、誰かが立ち止まって見ている姿を見て感動。ポスターに掲載されている文章は多くの関係者、文章専門家とカナリ煮詰めました。その文章を施設の広報の方に、どうでもいいものに訂正され、施設の館長さんに直接抗議にまで至ったほど。 広報はお知らせ以上にコミュニケーション。人々に語りかけるようなものであってほしい、、 話は元に戻るのですがルイス・バラガン邸の光に語りかけられているような・・そんな光の行方、コミュニケーションの行方を信じてみよう、と思えました。 あらためて、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.06 16:49:56
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