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東京ドームオカンとサトゥと時々オトン「東京ドーム オカンとサトゥと時々、オトン、後にブタ」 「かあちゃん、オラ東京行くそしてベコ買う」 「あんた、なんばいいよっとね。東京行くゆうて千葉たい」 俺の決意と、イクゾウ・ヨシの曲と絡めたボケはオカンの一言で一蹴された。 当時、姉が千葉で看護師(まだそのころは看護婦と呼ばれていた。いい時代だった。かどうかは定かではない)をやっていたせいもあって、漠然とではあるが都会、いわゆる東京(さらにいうと東京寄りならどこでもいい)に憧れがあった。 結局、唯一合格できた大学が千葉にあり(千葉の方面の大学ということにしておこう)俺は無事、上京というか上葉することができた。 実をいうと、タイトルにもなっている「東京ドーム」に、そこまで思い入れはない。小5の時、おじさんに連れられ外から眺めたぐらいと、テレビでとんねるずのコントで使われていたのを覚えているぐらいだ。もちろん、このときの僕は、その数年後、クリスマスにB’zのコンサートを東京ドームに観に行って生で「いつかのメリー・クリスマス」を聞くことになろうとは思いもしなかった。 あの頃の僕は、正直、今でもだが、夢なんか持たず、「大学には行っておいた方がいいな」という感覚で羽田行きの飛行機に乗った。 きちんと夢を持って上京する友人がうらやましくもあった。ホリヤマ君は「俺はお笑いやるよ」と先に上京していた。僕は彼が作るネタが好きだったし、才能もあると思っていた。しかし、それを目指す人の多さのことを考えると「どうなのか?」というものがあった。それでも信じる割合の方が大きかった気がする。それは結果論かもしれない。なぜなら、その10年後、彼は成功し「タモリ倶楽部」でタモさんと共演している事実を今の僕は知っているからだ。 そんなこんなで俺は上京し、女子高生のスカートの短さに驚いたり、丸の内で武田真治とすれ違ったり、松本人志を遠目でみたり、メイド喫茶に行ってみたりするのだった。 次回「上京直後編 サトゥいきなり恋に落ちる!羽田空港で謎のヒロイン登場」に続きません。よ。 |