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丸ヶ崎自然農日記

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2006年11月25日
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カテゴリ:学ぶ

「妙なる畑の会 全国実践者の集い」は、川口さんの主催される見学会、合宿会、或いは赤目自然農塾で自然農を学んだ方々が、各自の実践を通して互いに学びあう場が必要だということになってスタートした会だそうです。

1年に1回、2泊3日程度のスケジュールで、昼は実践されている田畑を見学し、夜は勉強会という感じで行われます。私は1998年の徳島で行われた会から、毎回参加しています。その前年(97年)は福岡、と聞いていますので、今年までの開催地は以下の通りになりますね。

1997年 福岡(第6回)
1998年 徳島(第7回)
1999年 東北-福島/宮城/山形(第8回)
2000年 山梨(第9回)
2001年 愛媛(第10回)
2002年 福岡(第11回)
2003年 静岡(第12回)
2005年 徳島(第13回)、奈良/三重(第14回)
2006年 福岡(第15回)

妙なる畑の会in福岡(冊子1)毎年、100人以上の参加者がありますが、参加者は事前にA4 1枚ほどのレポートを出すのですが、開催のひと月ほど前には、そのレポートを綴った形の冊子が、会の案内とともに届けられます。

今年の参加者は150名近くでしょうか。
全国の、自然農を実践されている人たちの熱い思いが満載です。

それと同時に、この会などで知り合った友人同士、お互いの近況を知ることもできます。なにしろ、大勢集まりますので、言葉を交わす機会も短いですから。

それにしても、昔はレポートをコピーして、厚紙を表紙にして、ホッチキスでバツンバツンと止めただけの簡素な冊子でしたが、今回の冊子は、カラーの表紙で、しかもきれいに製本してあって、すごく立派な冊子でビックリです。


妙なる畑の会in福岡(冊子2)しかも、レポート集にプラス2冊の小冊子。

左の冊子は福岡自然農塾のスタッフ学びの集いでの川口さんの話をテープ起こししたものです。

自然農の方法、技術、というより、自然農の学びの場を営む上での心がけについて述べられたものです。私もささやかながら「さいたま丸ヶ崎自然農の会」という学びの場のお世話役をやってますので、とても深く受け止めることができました。

しかし、お世話役ではなく、学びの場に参加される方にも、読んで欲しい内容です。学びの場を営む、ということがどんなことなのかを知ると、新たな視点での学びも深まると思います。(丸ヶ崎の会のお世話役は、この冊子で示されたお世話役の在り方とぜんぜん違うじゃないか、とか言われるかも知れませんけど‥。)


妙なる畑の会in福岡(冊子3)そして、右の冊子は勉強会のための資料です。

「私を創る・暮らしを創る・未来を創る」

は、今回の勉強会のテーマです。

自然農で専業農家を営む松尾さん、農村部に移住し農的暮らしを営む鏡山夫妻、三舛さん、福岡自然農塾の運営にたずさわる木下さん、村山さん、といったパネラーの方々の発表資料をまとめたものです。

皆さんの農園の図解、栽培計画や、栽培の工夫、自給生活での一年の作業、農的暮らしを始めた経緯、学びの場における一年間の学びの記録と反省、などコンテンツぎっしり。

これだけの準備をした上に、さらに全国から150名、3日間の学びの会を運営していくなんて‥。考えただけでも気が遠くなります。


前置きが長くなりました。以下、当日の記録です。


妙なる畑の会in福岡(1)会のスタートは松国の松尾さんの農園入り口です。

ここで受付を済ませます。

この日はやや曇り空ながら、初冬とは言えない暖かさ。


妙なる畑の会in福岡(2)ここには松尾さんの田畑と、松国自然農塾の田畑があります。
正確には、松尾さんが学びの場の為に自分の農地を一部開放した、ということですが。

左から、松国自然農塾のスタッフの村山さん、自然農の師である川口さん、福岡の地で自然農で営農されている松尾さんです。

この福岡には平成4年から約15年の間、川口さんが定期的に通われて勉強会を続けられました。


妙なる畑の会in福岡(3)開会の挨拶を聞く参加者の皆さん。田んぼを囲んでズラーリと。

とても肉声では声が届きません。マイクを使っての挨拶です。

でも、スピーカーはどこに?


妙なる畑の会in福岡(4)なるほど、移動拡声器ですね。

背負子をおなか側にしょって、スピーカをセット。これでどこでもOK!

スタッフの皆さんのおもてなしに感謝です。


妙なる畑の会in福岡(5)松尾さんの畑です。

不耕起10年目くらい?

松尾さんは、野菜が大き過ぎるとおっしゃってました。「皆さんに、物が小さく見えるメガネを掛けて欲しいな、と思ってる位です。」と。

そうなんですかー。

なかなか育たず苦労するのとは真逆の心配ですね。(さすが、プロの農家です。)それだけ土が、周囲の環境が豊かになってきているというですね。

米ヌカ、油カスが補いの主体だそうですが、葉物は油カスを主体にするなど工夫をされています。それでも、作物の育ち具合からすると、補いの量もかなり慎重にしないと過ぎてしまう(=病害虫の原因となる)状況の様です。


タアサイ草との関係では、冬のこの時期であれば、雑草の伸びも無いのでこの程度でも大丈夫とのこと。

ただ、今年は暖冬気味なので、少し、雑草の伸びに対して注意が必要かも知れないということです。


チンゲンサイ野菜や草の中では、バッタがカマキリがクモがナメクジが、その他いろんな生き物がまだまだ活動中でした。

野菜の葉っぱの上にいたナメクジの大きいこと!

大人の親指より丸々と太っていて、指でつまみあげると、グニッ!グニッ!と力強く体を捩じって逃げようとします。動きが筋肉質。

筋肉質のナメクジ。


休憩小屋学びの場の休憩小屋(建設中)

まだ、屋根がないのでブルーシートで代用しています。木立のすぐ脇なので夏場は涼しそうですね。

目の前に水場があって、いいなあ。


ほぼ、予定時刻(午後4時半頃)に畑の見学が終わり、バスや車に分乗して今日の宿泊場所に向かいます。

見学場所から宿泊地まで、車で約1時間。夕食とお風呂の後、宿泊場所の研修室で夜の学びです。

準備中勉強会準備中のスタッフの方々。

今回はパソコンの画面をプロジェクターで大スクリーンに投影するという、なかなか近代的な仕掛け(笑)の登場です。


生業を営む・発表1日目の夜は、自然農で営農されている松尾靖子さんのお話と、それに関する質疑応答でした。

1979年、結婚して就農され、有機農業を10年ほど取り組まれた後、1989年に自然農に出会い、1995年から自然農での野菜を出荷され始めて、今では45件ほどのお客さんに出荷されています。

最近は、大手百貨店も「自然農」の野菜に注目し始めており、松尾さんにぜひ出荷して欲しいとの依頼もあるなど、新しい風が吹き始めているとのこと。

また、松尾さんは研修生も受け入れており、現在、3名の方が研修に来ています。松尾さんのご主人も田畑に出ておられますが、町のお役目などの関係でなかなか作業が出来ないとのことで、農作業は靖子さんがメインとなってやられてます。靖子さんのご両親も、手伝いに来られますが、高齢のためそれほどたくさんの仕事はできないそうです。(といっても、畑の見学のとき、タマネギの定植をされてましたが。)

*質疑応答の詳しいところは、別途、本家のホームページで紹介させて頂ければ、と思います。(って、いつになるんだろう?)







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最終更新日  2006年12月31日 14時32分33秒
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