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子育てなんでも情報館~元保育士ママの育児日記~

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2009年10月18日
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テーマ:流産について(8)
カテゴリ:流産

前回の続きです。

 

 

小鳥とお別れをした、数日後。

これは、全く別の話です。

 

うちのマンションの駐車場には、

毎年、つばめが、巣を作りにきます。

 

私とハル坊は、巣作りから、

雛が巣立つまでを、毎年楽しみにしてました。

 

今年も、いつものように、

巣作りは始まって、

巣の中からは、可愛い鳴き声が、

ピヨピヨと、聞こえていました。

 

そして、この日も、

私とハル坊は、

いつものように、つばめの様子を見に行ったんだけど、

 

そしたら、そこには、

1羽の雛鳥が、巣から落ちていました。

 

画像 031.jpg

 

小さな小さな雛鳥。

まだ羽が生えておらず、丸裸の状態です。

 

この日は肌寒く、見つけたのは夕暮れ時。

駐車場には、光が入らないから、

このままでは凍えてしまうでしょう。

 

私は、しばらく、迷った後、

枯れ葉を集め、

雛鳥には触れずに、

枯れ葉を周りに敷き詰めました。

 

前回、小鳥が死んでしまったとき、

自分はどうすればよかったのか調べてみたんだけれど、

基本的に、野鳥に人の手をくわえるのはいけないと、

どこかに書いてあったんです。

 

だから、何もしてはいけないと思ったんだけど、

かといって、凍える雛を放って帰るのも忍びなく、

気休めだけど、枯れ葉で少しでも温かくなればと思いました。

 

 

そして、ハル坊には、

「これで温かくなったね。親鳥がおうちに帰してくれるといいね」と話をし、

(実際は、親鳥もどうすることもできないけどね)

一旦、家に帰りました。

 

 

でも。

 

気になっちゃって。

 

 

家に帰ってからも、

寒そうに、ブルブルしていたあの雛鳥が、

頭から、離れなくって・・・。

 

どうすればいいのか、懲りずに、

また、ネットで調べてみました。

 

どうにか助ける方法はないのか。

巣にかえすことはできないのか。

 

すると、助けることは容易では無いけど、

数時間、命を支えることはできるようだったので、

意を決して、雛鳥を迎えにいきました。

 

パパが帰ってくるまで、あと数時間。

その間、家でお世話をして、

パパが帰ってきたら、巣に戻してもらおうと思ったのです。

 

そ~~っと雛鳥を拾い上げ、

こんな巣箱に入れました。

 

画像 032.jpg

ダンボールの小箱の中に、カイロと新聞紙、温度計。

焼けどしないように、小箱は2重にして、

カイロは箱と箱の間に挟み、

酸欠に注意しながら、

35度以上の適温を保ちました。

 

あと、衰弱している雛に、

エサもやらなきゃいけないんだけど、

虫はとても採ってこれず、

お店で買うにも閉まってる。(っていうか、開いてても怖くて買えない)。

 

どうしようかと悩んでいたら、

はちみつをぬるま湯で薄めたものでもいいとのことで、

これで代用することにしました。

 

 

なんか、もう・・・、

必死でした。

 

 

赤ちゃんと重ねて考えないようにしていたけれど、

自分のお腹の中にいる、

胎芽と同じくらいの大きさのこの雛鳥を、

なんとかして助けてあげたかったのです。 

 

前回、助けられなかったから、

今度こそ、助けてあげたい。

 

そんな気持ちもありました。

 

 

 

でも。

 

 

 

結局、

 

 

願いは、叶いませんでした。

 

パパが帰ってくる、ほんの30分前。

雛鳥は、動かなくなってしまいました。

 

 

産院で、流産を宣告される、

前日のことでした。

 

私が産院で、流産の説明を受けている間、

パパとハル坊は、雛鳥のお墓をつくりました。

 

 

***

 

 

自分の流産と、

この2羽の鳥を、

結びつけるのもどうかと思うけど、

たった1ヶ月の間に、

3つの命が消えていくのを目の当たりにすることになり、

とても不思議な気持ちでした。

 

誰だって、人生には、

陰と陽、プラスとマイナスの流れがあると思うけど、

あの1ヶ月、

私には、命の流れが訪れていました。

 

たった、1ヶ月の間に、

命の尊さ、儚さ、重さを教えてもらいました。

 

小さな命が教えてくれた、大切なこと。

 

しっかりと、心で受け止めていきたいです。

 

 

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最終更新日  2018年12月02日 22時51分41秒
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