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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:映画・ドラマ・TV
遅まきながら似過ぎて困っている(笑)オドレイ・トトゥ主演の
「ロング・エンゲージメント」のレビューです。 このところ、コレは!と思うような映画がなく、レビューを書いていませんでしたが、 ようやく書きたい作品発見。 第一次世界大戦の真っ只中、オドレイ演じるマチルドは、 自分の恋人を戦地に送り出していました。 その恋人マネクを含む5人の兵士は、軍法会議で死刑を宣告され、 敵軍との中間地帯に放置されてしまいます。 その後、5人の兵士はその場で死んだとされていましたが、 マチルドは頑としてそれを受け入れません。 そして恋人マネクが生きていると信じ、その消息を追います。 周囲の人は皆死んでいると思っているのに、 一人かたくなに生きていると信じるマチルドの姿は痛々しく映ります。 マチルドがわずかにでも浮かんだ死の疑いを晴らすかのように ゲンをかつぐシーンは、可愛らしいけれど胸が痛みます。 「次のトンネルに入るまでに車掌さんが来たら、彼は生きている・・・」 マチルドが消息を追う過程で、同じく中間地帯に放置された 他の4人のストーリーは、登場人物が多いこともあり、 ちょっと話を追うのに必死になりましたが、 それぞれがとても重いものです。 人の死を通じて、人一人にどれだけの人が係わり、 そしてそれぞれの思いがあるということを切実に感じられるでしょう。 その中でも、ただ生きていることだけを信じて、 猪突猛進に突き進むマチルドと同じ立場の女性(残念ながら名前忘れ)。 彼女のとった行動はあまりに辛い。 彼女とマチルドが出会った時、その辛さは頂点に達します。 「アメリ」の監督ジュネとの再コンビですが、全くタッチの違う映画です。 フランス映画ですが、フランスではフランスっぽくない!と クレームが発生したそうです。 それはR-15に指定されたように、冒頭の戦闘シーンのせいもあるかもしれません。 あまりにリアルで、エグいです。 後半はトントン拍子に話が進み、劇的な盛り上がりなく終了しますが、 個人的にはそれでも違和感はありませんでした。 もし劇的に盛り上がったとしたら、更にフランス映画っぽくない! ・・・なんてことになったかもしれませんね。 しかし、そんなクレームがあるのか・・・ と違ったところにも驚かされた映画でもありました。 私のオススメ★特選★オドレイ映画3本! アメリ <通常版> ロング・エンゲージメント 特別版【DL-99096】=>20%OFF!ロング・エンゲージメント 特別版 愛してる、愛してない・・・ ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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