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Maryam's HP 日記

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Hiro Maryam

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2011年02月14日
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カテゴリ:私見


幼い時からお絵描きが好きだった。
でも本当に好きだったのかどうかはわからない。
私が人並みの体力を持ち、人並みに健康な体をもっていたら、
ジッとしていなかったかもしれない。
しかし一年中風邪をひいているような子供だった私は
家の中で本を読んだり、絵を描いたりしていた。

小学2年生のときに作った版画には
アフリカの草原を駆けるキリンとおもわれるものが描かれていた。
今でもそれは私の手元にある。母が大切に残してくれたからだ。
キリンにしては首が短いのだが、確か、この版画は校内に
1,2年の間貼られていたように思う。

5年生のときの年配の男性担任は理科が専門だったが絵心もあり、
ゆとり の時間のようなとき、最初だったか最後だったかの
15分間ぐらいをデッサンの時間として私たちに与えた。
実際にデッサンをしていたのはおそらく5分程度だっただろう。
彼は椅子にすわっていろいろなポーズをとってそれを私たちに描かせた。
私はこの時間が好きだった。短い時間に自分の意識がなくなるほど
描くことに集中できるからだった。
そして絵を描くことが面白いと思うようになった。

絵を描くことは手軽であったから、、、鉛筆と紙があったら
どこでも開始できて、生徒である私は大抵それらを手元に持っていたから、、、
当時の私にとって場所や時間に制約されなかったから、
私はつまらないお説教や授業中、熱中すると休み時間にも
絵を描くことがあった。
私は大抵、自分の右手を描いていた。(私は絵を左手で描くから)
右手をいろいろな形にしてみて、握ったり、開いたり、何かを掴んでいたり、
掴もうとしていたり、、、手に浮き上がる線、しわ、爪の形、
いろいろな手の表情が浮かび上がってきた。
そしていつしか、鉛筆の線をこすって陰影をつけることを覚えた。
薄っぺらな紙のなかに、白と黒がなす色の濃淡だけで、
こちらに向かってくるような手の動きを表現できることに驚いた。
それに気がついたとき小学5年生だったか?6年生だったか?
春休みに祖母の家にしばらく居たとき、
双子の姉と夢中になって自分の右手を描いていたことがあった。
私の絵の最初の師は自分の右手だった。

中学でも美術の時間は好きだった。でも他にも沢山興味を持つことができて
授業以外の時間を絵に費やすことはなかった。
この頃は授業がつまらなくなると机の上にそのまま鉛筆で
目や眉毛を描き、それがうまくかけると鼻、口、、、と人の顔を描いていた程度。
それを消し忘れて、中学一年のとき、保健の時間、男女が別々に授業を受け、
私の席には隣のクラスの男の子が座ったのだったが、、、
彼とはめったに話をしなかったのに、彼が
絵が上手いんだな、良く描けているよ、、、
という言葉を私に残してくれたことを今でも覚えている。

高校では芸術科目で書道を選択したので高校、大学、そして、就職しても
絵とは無縁になってしまった。この頃の私の友人は誰一人として
私が絵を描くことを知らないはずだ。
手紙などに、自分の顔を漫画っぽく描くことはあったが。

私が絵に対して再び興味をもったのはここで生活するようになって
退屈だったからだ。嫁いだ頃にはインターネットもなく衛星放送もなく
世にカラオケや飲み屋やスポーツ観戦(サッカーも女性の入場は禁止)など娯楽施設などもなく、
音楽も女性が歌ったり、ギターを弾いたりなんてことはまず一般的ではなかったから。
義姉がちょうどその頃絵を熱心に勉強していて、私も一緒に習ってみたいと思ったのだった。

最初はデッサン、そして墨の濃淡で筆でデッサン、色鉛筆が、
水彩画、、、ここまでは13,4年前に習い、
油絵はそれから4,5年後、7,8年前に習って描いていた。
息子を妊娠する前に油絵は4枚描いた。

油絵は家に飾ってあるけれど、水彩画、色鉛筆画は見た人が気に入って
ではどうぞ差し上げます、、、と渡してしまったので手元にのこっているのは
作品とは言えない練習画ばかり。
父が亡くなったときに、それまで実家に飾られていた私の絵の一枚を
姉たちがここに送ってくれたのでその一枚は手元に残った。

黒鉛の粉で描く技法 siah ghalam は2007年に
そして日本からもどってきた2009、2010年に学んだ。。。。

といっても私の場合継続してならっていたわけではない。
浮き沈みが激しく、半年以上もほったらかしということは多々あった。
空手のように継続的に週に数回と通っているわけではない。
なぜなら義姉のアトリエで習っていたので幸か不幸か無償だったからだ。
何かを身につけたい、習得したいと思ったら、よほど好きでない限り、
自腹を切って習わないと真剣さに欠け、続けることはできないと私は思う。

私の絵をみて惹きつけられるという感想をいただいた。
サイトとは関係ない人に見せたときも同じ言葉をいただいた。
私にとってはこれ以上私を嬉しくさせる言葉はない。
自分が描いた絵に対して私自身が感じることは、、、
これらは確かに私の一部を表しているということ。

私は文章であっても、絵であっても、歌であっても
私の表現したものの中に私の想いが懸けられ、
私の作品に接した人の心にそれが伝わって
その人の心を動かし、なんらかの印象が伝わってくれればいいなあ
と思っている。


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Last updated  2011年02月16日 14時05分33秒
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