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Hiro Maryam

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左利きと両利き

カテゴリ：私見

最近とても面白発見をした。
私がここに左利きであることを書いたことがきっかけで
ある人のブログを知ったからだ。

まずはこちらをご覧いただきたい。

http://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/201103010000/#comment

私は左利きであり、両利きでもあると思っていたのだが、
厳密にいうと私は左利きであって、世の中が両利きにしたタイプの人間であり、
もともと両手使いの方々とはまた大きく異なるということに気がついた。
これは実に私にとって面白いと思う発見だった。

左利きは器用だ、、、とよく言われるが、
本当に器用なのは生まれながらの両利きの人々のように思う。
なぜなら、左利きは右利きの世界というものが存在しているために
必然的に、無抵抗のうちに器用にならざるを得ないという状況が生まれたときからあるからだ。
しかも左利き人間たちは生まれたときからそういう状況にあるため、無自覚なのだ。
だから私の思考のなかには左利きやと両利きの人の違いもなかったし、
まず、この方が作ったようなブログを作ろうなどという気持ちはほんの少しもなかった。

左利きと右利きはやはり相反するといっても過言ではないところがある、
だから最初から理解されようという気持ちを抱かないのがその理由なのかもしれない。
少数派の意見はほとんど聞き入れられないという世の中のしくみをよく表しているのかもしれない。
また少数派もあえて自分たちの意見を表さず現状に身を委ねていることも表しているのかもしれない。
そういうことを思うと世の中で両利きの人の言動はこれから非常に貴重になってくると思われる。

ただその貴重な言動を世の中が受け入れるようになるには
大変な苦労と時間がかかるであろうことは私にはすぐに予想される。
なぜなら数ヶ月前にこんなことがあったから、、、、

私が以前住んでいた家には義妹が数年前から住んでいる。
彼女の旦那さん（つい最近亡くなった）は９人姉妹、兄弟で
６人の姉妹（一人は数年前になくなって現在５人）と二人の兄弟の嫁がいる。
義妹の家に彼女たちがきて、皿洗いを手伝っていたときに
彼女たちは義妹にむかってこんなことを口々に言っていたそうである。

なぜあなたは食器洗い洗剤を入れる容器
（トイレの手洗い石鹸液容器のように壁にとりつけるもの）を
左側に取り付けたのか！不便だ、非常識だ、あってはならないことだ！！！と。

つい一ヶ月前私は彼女たちと一緒に皿洗いをしていて、
これは私が夫に頼んで取り付けてもらって、それは私が左利きであったためである、、、
と義妹に非難がいかないように自分の口から表明して理解を促すことを願ったのだったが、、、

彼女たちは口々に以前と同じことを語った。。。
左右もない、右側につけるのが常識だ、正当だ、、、などという意見だった。
左利きの私はそのまま彼女たちが右利きの人の、世が正当であると判断する主流意見を
私に向かって口々に言うに任せて、口をつぐんでいるだけだった。

彼女たちには義姉妹、あるいは嫁同士に当たる人の家で皿洗いするときにだけ
感じる不便さ、、、彼女たちには実際我慢がならないことだったのであろう、、、。
そういう不便さを、左利き人間が世の中のいたるところで感じて生きている事に
思い当たることは死ぬまでないのだあろうな、、、ということを私は感じたのであった。