カラーLCD始めました。『KORG PitchHawk-G2(AW-3G2)』
また買ってしまいました。チューナーは、コレで今年5つ目です。今回、購入したのは老舗メーカー『KORG』の新製品。『PitchHawk-G(AW-3G)』の後継モデル『PitchHawk-G2(AW-3G2)』です。丸みを帯びたデザインの『PitchHawk-G』に対して『PitchHawk-G2』は直線的でシャープな印象を受けます。『PitchHawk-G2』の特徴はカラーLCDを搭載した点ですが、機能的には『PitchHawk-G』と差はありません。なので後継モデルと言うよりは、マイナーチェンジです。 チューナー分野ではカラーLCDがトレンドの1つになっていますが、対応が遅れていた『KORG』も、この秋にカラーLCDモデルを数機種リリースしました。 ボタンは全てLCDの背面に配置されており、ボタンが前面にあった『PitchHawk-G』と比べると操作性は悪くなっています。LCD後部の半円状のパーツに電池『CR2032』が入っており、電池の交換は簡単。形状こそ異なりますが、可動アームの構造や仕組みは『PitchHawk-G』と同じです。クリップは『PitchHawk-G』と共通のようですね。 ヘッドの裏側に取り付けてみました。カラーLCDになって視認性は向上しています。反応速度は『PitchHawk-G』と同等ですが『PitchHawk-G2』は余計なノイズに反応しなくなっており、その分、音名が表示される時間が短くなっています。取り付けに関しては『PitchHawk-G』と比較して柔軟性を欠いています。コンパクトになった分、LCDの位置がギターヘッドに近接しており、取り付ける場所によってはペグなどに当ってしまいます。ヘッドの裏側に取り付けたとしてもクリップが大きので目立ちます。確実に音を拾うためにはある程度のサイズが必要なのかもしれませんが。『PitchHawk-G』と並べてみました。『PitchHawk-G2』が全体的にコンパクトになったことが分かると思います。可動アームを比べて見ましょう。アームの形状こそ異なりますが、構造的には同じです。 『PitchHawk-G2』は誤差±1セントと十分な精度を備え、キャリブレーションも可能。 『ギター』・『ベース』・『クロマチック』の3つのモードを備えており、フラット・チューニングやカポ・チューニングもサポートしています。市販のクリップオン・チューナーの中でも高性能な製品ですが価格は手頃です。ただし、チューナーとしての性能は『PitchHawk-G』と差がなく、旧モデルの焼き直しに過ぎないとも言えます。欠点も『PitchHawk-G』からそのまま引き継いでおり、『ギター』モードでは12fのハーモニクスに反応しません。『クロマチック』モードに切り替えるとハーモニクスを使ったチューニングも可能となりますが、このモードは、フラット・チューニングやカポ・チューニングをサポートしていません。正直なところ『PitchHawk-Gを持っているなら慌てて買う必要のない製品』です。『PitchHawk-G2』を使ったチューニングを実演した動画もアップしましたので、こちらも参考にして下さい。・[DEMO] KORG PitchHawk-G2 Clip-On Tuner(AW-3G2)