2014年11月の記事一覧 | 元海外在住夫婦のお買い物日記

神を称えたメタルバンド『STRYPER』

日本はちょっと状況が異なっていましたが、世界的に見れば80年代を代表す音楽といえば『ヘビー・メタル』になります。『ヘビー・メタル』は80年代初頭にイギリスで始まった『NWOBHM』というムーブメントに端を発し、80年代半ばにはアメリカに飛び火してロサンゼルスを中心に『L.A.メタル』というムーブメントが巻き起こります。私は、この『L.A.メタル』が大好きなんです。『L.A.メタル』のバンドの中でも『DOKKEN』が大好きなんですが、あと聴くのは『RATT』くらいで、好きと言っておきながら意外に『L.A.メタル』のバンドのアルバムを持ってません。黄色と黒のストライプの衣装で有名だった『STRYPER』も『L.A.メタル』にカテゴライズされるバンドで、それなりに成功を収めたバンドだったのですがアルバムは1枚も持ってませんした。『7: The Best Of Stryper』は、2003年の再結成の際に発売されたベスト盤ですが、1曲目、2曲目には未発表曲が収録されています。収録曲は全18曲と聴きごたえがあります。勿論、ヒット曲『Always There for You』・『Calling On You』も収録されていました。ヒット曲となった『Always There for You』・『Calling On You』はキャッチャーでポップな曲ですが、『STRYPER』は『ヘビー・メタル』然としたセンスも確り持ちあわせており、どちらかと言えば正統派ヘビー・メタル寄りのサウンドです。正直、私の大好きな『DOKKEN』より、ヘビー・メタルらしい楽曲の多いバンドだと思います。※個人的には『DOKKEN』はハード・ロックだと思っています。　　『STRYPER』と言えばボーカルを務めるマイケル・スウィートの透明感のあるハイトーン・ボイスが魅力。1992年に『STRYPER』が解散した後もマイケル・スウィートはソロで活動していたようですし、2003年に再結成した後も『Boston』に参加するなど精力的に活動しています。最近は、『DOKKEN』の元ギタリストジョージ・リンチとアルバムを制作しているようです。『STRYPER』は敬虔なクリスチャンで構成されており、最も成功したクリスチャン・メタルバンドとしても知られています。キリスト教の教義に根ざした歌詞を特徴とし、ライブでは客席に聖書を投げたりと、どこまで本気なのかさっぱり分かりませんでしたが・・・。『宗教』を持ち込んだせいで『L.A.メタル』の中でも異色のバンドとして語られることが多い『STRYPER』ですが、楽曲的には、けしてイロモノでもキワモノではありません。普通にヘビー・メタルとして楽しめます。　　ロサンゼルスを中心に活動したメタルバンドと言う意味で、日本では『STRYPER』を『L.A.メタル』に分類しますが、CDに記録されているジャンルでは『宗教音楽』になるようです。実際、iPodでジャンルを確認すると『Religious（宗教的）』になってました。　

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