ちょっとリッチなストリング・ワインダー『ARIA SW01』
ギターのペグは、チューニングの微調整が出来るようにギヤ比が高く設定されており、高速で弦を巻くことは出来ません。そのため、弦の交換の際には弦を巻くのに時間がかかってしまい結構大変です。そんな時に『ストリング・ワインダー』があれば弦が楽に卷けます。『ストリング・ワインダー』は樹脂製のものが主流で、数百円程度のものでも十分に機能を果たしますが、ちょっとリッチな気分を味わいたいなら、この『ARIA SW01』。『ストリング・ワインダー』としては価格が高く、普及品の10倍以上するのですが、と言っても3,000円程度です。 本体は木製で、高級木材のエボニーが使われています。エボニーは黒檀との呼ばれ、硬く密度の高い木材。ギターの指板にも使われますが、価格の高い材料なのでエボニー指板を採用するギターは高級モデルです。 『ストリング・ワインダー』自体、単純な構造なので、高級と言っても構造上、何か工夫があるわけではありません。むしろネジ止め部分からは安っぽさも感じられます。エボニーだから機能的に優れていると言うことはなく、むしろ厚づくりのせいで、取り回しが悪くっています。あくまで気分の問題ですが、木の質感を楽しめる『ストリング・ワインダー』も悪くはありません。