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カテゴリ:革製品
通販で購入した商品を両親にまとめてこちらへ送って貰いました。
こう言ったものは、仕事場の香港へ送ってもらうようにしています。 香港なら無くなる心配がまずないですし、香港は自由貿易港。 殆どの物に関税掛かりません。 しかし、中国本土のシンセンへ持ち込む際に、もう一度税関を通過しなければいけません。 香港は中国本土から見れば、未だに国外扱いなのでイミグレーションも税関もあります。 あくまで身の回りの品、使用中のものとして持ち込みます。 けっして脱税じゃないですよ。 それに香港-シンセン間の税関は甘いので、数量が多くない限り、うるさくは言いません。 では、通販で購入した商品のレビュー、第一弾。 これは9月の買い物ですね。 誕生日月ということで、楽天市場さんから楽天スーパーポイントを500ポイント(有効期限1ヶ月)をプレゼントされ、その他にも有効期限切れが近いポイントがありました。 特に買いたいものは無かったのですが、このまま期限切れになっても勿体無いので・・・。 とりあえず、実用的なものを選んでみました。 日本でもお馴染みのドイツ生まれのレザーケアクリーム「ラナパー」です。 購入したのはお試し的なパック、5ml入りの一番小さなタイプ。 「ラナパー」は、楽天市場でも色々なお店が取扱っていますが、今回利用したのは「スーツケース&バッグのHOMEDECOR」。 ここは、2回目の利用です。 このお店なら送料100円でメール便発送してもらえるので、通販でネックの送料を入れても599円と安い。 買ったお店:「スーツケース&バッグのHOMEDECOR」 買った商品:店長ヤスダ大推薦のこの一品レザーケアワックス「ラナパー」5ML 価格:499円 公式サイト(日本語、ドイツ語)から商品説明を抜粋。 ドイツで生まれた究極のワンタッチレザーケアー商品です。付属のスポンジに少量つけて薄くのばすだけで「汚れ落とし」「保護、ツヤだし」「撥水効果」「カビを生えにくくする効果」が得られます。いろいろな色の靴のお手入れが約1分で終了。靴墨いらずで色ツヤがでます。靴以外の皮革製品の保護・ツヤ出しにも最適です。 なるほど。 中身はドイツ製。成分は、 ビーズワックス(蜜蝋)・ホホバ油・ワセリン・ラノリン100% と記載されています。全体で100%って、細かい内訳は? 要するに4種類のオイルがブレンドされています。多分、蜜蝋とホホバ油が主成分でしょう。 パッケージはこんな感じ。 中身はドイツ製ですが、パッケージは、もろ日本向け。 日本の発売元の会長さんまで登場しています。 「ラナパー」って胡散臭い通販商品とか実演販売してそうな胡散臭い商品と言うイメージがあったんのですが、パッケージを見る限り、やはり胡散臭い。 中には、ラナパー本体と専用のスポンジ、説明書が入っています。 説明書を読んだ限り、汚れが酷い場合は、先に汚れを取った方が良いようですが、基本的に下準備無しに専用のスポンジで直接革に塗って良いようです。 使い方に面倒な点はありませんね。 ただし、薄く塗らないといけないようです。塗りすぎは禁物。 肝心の「ラナパー」は、こんな感じです。 気になる匂いは殆どありません。 革製品は好きですが、正直、普段はお手入れクリームは一切使いません。 下手に使うと変色とかの心配もありますかね。 普通に使っていれば、頻繁に油分を補給する必要もないですし。 財布とかは、使っていれば人間油が補給できます。 とは言え、ここは人柱になって、革小物で試して見ようと言うことでチャレンジしてみました。 しかし、大変な事になっても嫌なのでとりあえず、どうでも良いものでテスト。 まず、目立たないところで試すのが正解ですが、ここはガバッと行きます。 まず、使っていない牛革(カウ)の財布。 水に濡らしてしまった事もあり、既に結構ボロです。 左側にラナパーを塗りました。謳い文句通り、ベタつきません 塗ったラナパーが直ぐに革に吸収される感じです。 一応、光沢が出たのですが、塗った直後は、写真のように色が深くなり黒っぽくなっています。時間が経てば多少落ち着いてきますが・・・。 光沢と透明感が出たせいで、水染みが黒く目立ってしまっています。 銀面(革に表面)が禿げた箇所があったのですが、これは目立たなくなっています。 続いて、キーケースの内装の牛ヌメ革。ちょっと、なんちゃってヌメ革っぽいですが・・・。 元々は、肌色に近い色でしたが、焼けと汚れやキズで汚くなっています。 化学反応である焼けが改善するとは思いませんが、汚れくらいは取れるかもしれません。 これも左側にラナパーを塗っています。 光沢は出たのですが、写真では分からない程度。 キーで付いたと思われる黒い油染みは多少落ちました。あまり意味の無い程度ですが・・・。 ここで、防水性のテストをしてみます。 ラナパー無しの部分と比較して、多少水をはじいているようにも思いますが、直ぐに水は革に吸収されてしまいました。 うーん。今1つだな「ラナパー」。 台本では、劇的に成果が出る予定だったに。 ここで台本を変更して、更にテストを継続、人柱を更に投入です。 続いては、ブライドルレザーのベルト。 ユニクロの安いやつです。 これも左側にラナパーを塗布。 一応、光沢は出ていますが・・・。 どうもタンニンなめし系の牛革で色が深いものに使うと、より色が深くなって見えて綺麗に見えない傾向があります。 もしやクロームなめしの革の方が効果が出るのではと思い、早速試してみました。 これも、ラナパーは、左側に塗りました。 うぁ、今までのテストと比べると劇的に輝いてる。 ところが、塗ったところを触ってみると若干ベトベトしてます。 この革、ラナパーを上手く吸収しないのね。 表面に蝋が残ってるから、極端に輝いて見えたのか・・・。 ここまでのテストで、大変な事になった革はないので、調子に乗ってもう1つテスト。 ヌメ革の小銭入れ。しかも割ときちんとしたヌメ革。 元々は肌色でしたが、焼けてキツネ色です。 輝いている左側にラナパーを塗りました。 この小銭入れは、1年前から使ってないので人間油の補給も出来ていません。 逆にそれが良くて、意外と効果が出たのかもしれません。 オマケでコードバンにも塗ってみました。 左側に塗っています。 意味無いだろうと思っていたのですが、予想外に効果が出来ました。 最後に、ラナパーの効能について評価してみたいと思います。 保革・・・塗るとしっとりするので、あると思います。 ツヤ出し・・・一応出ますが、革の種類、状態によって差がある。 防水・・・過度の期待は禁物。 カビ取り、カビ防止・・・これはテストできません。 補色・・・確かに銀面の禿げは隠れます。顔料入ってないのに不思議。 汚れ落し・・・クリーナーじゃないので、過度の期待は禁物。 正直、頻繁に使っている財布などの革小物に「ラナパー」のようなケア製品を使う必要があるかと言えば疑問です。 しかし、暫く使っていなくて、乾燥気味の革製品に使うと良いかも知れません。 今回はテストしていませんが、汚れたり、濡れたりすることが多い、革靴にも良いかもしれませんね。 「ラナパー」以外のお手入れクリームとしては、M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)のデリケートクリームが評価が高いようです。 こちらの方が、ラナパーより無難とか。 革にそのまま塗るだけのラナパーと異なり、こちらは、まず革の汚れを取り除いてから使う必要があります。 参考:ラナパー VS MOWBRAY お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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