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カテゴリ:ボールペン
モンブランといえば、ニセモノが多いことで有名ですが、149や146と言った吸入式の万年筆には、基本的に精巧なニセモノは存在しないと思います。
しかし、オークションで、現行品や限定品を狙うとなると用心は必要です。 外観だけでは、判断が難しい場合もありますので。 悪意ある出品であるケースもありますが、ニセモノと知らないで出品しているケースも多いと思います。 今回はボールペンを落札したのですが、手に取るまでは、ちょっと心配していました。 しかし、心配をよそに、幸いホンモノでした。 落札金額の11,500円が無駄にならずに済んでよかった。 落札したのは「モンブラン マイスターシュテュック クラッシック 164」と言うボールペン。 あまり使っていないようで、新品に近い綺麗な状態で、汚れやキズもありません。 新品を買うと39,900円もするので、お買い得でした。 万年筆で言えば、145と同じ系列で、長さ138mm、軸径12mm、重量23gと大き過ぎず、小さ過ぎない絶妙のサイズです。 胸ポケットに入れておくにも、いいサイズです。 146と同系統のボールペン「ル・グラン 161」より、使いやすいのではないかと思います。 買えない負け惜しみですが・・・。 クリップと3重のリングは、「モンブラン マイスターシュテュック」シリーズ共通のデザイン。 同じく「モンブラン マイスターシュテュック」シリーズの149と並べてみました。 クリップとリングは、金メッキですが、個人的には、この黒に金の組み合わせが好きです。 シルバー色のクリップとリングを持つタイプもありますね。 3重のリングのうち、真ん中の太いリングには「MONTBLANC - MEISTERSTÜCK」の刻印。 更に「PIX」の刻印があるではないですか!。 「PIX」というのは、昔のモンブランのペンシルを指すと思っていたのですが、違ってたんですね。 キャップリングには「GERMANY」と言う文字とシリアルNo.の刻印があります。 シリアルNo.の刻印があると、ちょっとリッチな気分になりますね。 天冠には、誇らしげにお馴染みのホワイトスターが輝いています。 やっぱり、これが無いとモンブランは始まりません。 このボールペンは、ツイスト式で、ペンの上部を回すと芯が出ます。 黒のM(中字)のリフィールが入ってましたが、ややインクに粘りを感じますが、そこそこ書き易いリフィールです。 内部には、リフィールを出し入れする機構こそありますが、リフィールを収めるホルダーのようなものですね。 そう考えると、ボールペンって割高とも思えます。。 モンブランのリフィールは、長さ98mmで、所謂、パーカーサイズなのですが、パーカーのリフィールとは形状が異なっており、互換性はありません。 このF(細字)のリフィールは、香港の文具店で買ったのですが、買う時に「あなたのボールペンは、モンブラン オリジナルのものか?」と聞かれました。 それだけニセモノが多いということでしょうが、ニセモノは、パーカータイプの形状のリフィールが使われていることが多いようです。 ちなみに元々入っていたリフィールは、先端のチップ部がゴールド色で、どうもブラス製のようですが、新しく買った、このリフィールは、チップ部がシルバー色で、ステンレス製のように思います。 経年変化や太さの差を考慮しないなら、書き比べた感じでは、先端がシルバー色の方が滑らかな感じ。 そもそも、このボールペン、どれくらい前の製造なんでしょうね。 付属の説明書に記載されている大阪の電話番号が7桁になっていたので、それを信じるなら1999年以前のもののようですが、保証欄は記載されていないので、それ以上の事は分かりません。 このボールペン、高級モデルとは言え、造りは樹脂に金属リングの組み合わせですから、正直、値段ほどの価値があるかと言われると微妙です。 確かに現行のモンブランの筆記具に使われている樹脂は、高級感がありますが、樹脂は樹脂ですし。 大金を出して「モンブラン」の名前を買うことになる感がある事も否めません。 とは言え、私だってモンブランは欲しい。 落とし何処が、オークションで中古品狙いになります。 考えてみると手持ちのモンブラン製品は、中古品とデッドストックばかりで、ちゃんと新品で買ったのはインクくらいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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