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カテゴリ:トリックアート
視点を一致させました。 エッシャーの滝の原画に消失線を入れて、この線に一致させる視点を探します。 消失線と一致する視点が見つかりました。 その床グリッドのテンプレートを割り出しました。 これをトレースしました。 でも、3DCGで再現すると、上下の線に遠近法が入ります。 エッシャーは、上下の線は、ほぼ直線で描いていますので、視点を決定しても、絵と完全に、形を合わすのは、困難だとわかりました。 もし、絵に完全にあわせるとなると、垂直の柱を傾けなければなりません。 そんなことをして、絵に一致させるために、時間をかけて計算させてさがししても、無意味だと思いますので、これ以上の追及をやめます。 エッシャー絵の解析が進んで行くうちに、 左右の消失点だけの2点透視図法で描かれたエッシャーの限界にぶつかりました。 コンピュータで3DCGで再現しようとすると、どうしても左右と下の消失点がある、3点透視図法でしか、描けません。 2点透視図法の誤りを、そのまま3点透視図法の中に入れる事もできますが、 それをすると、とんでもない計算の未知の領域に突入することで、本位ではありません。 それは、今回のワークショップの目的ではないと思うようになりました。 それよりも、錯覚って、「脳ミソが勝手に思い込みでダマサレテいるんだ」という 謎解きが、今回のワークショップの趣旨だと理解しています。 彫刻家の私が、これをする理由に、 「トリックは、立体をつくれば、すぐわかる」 エッシャーの錯覚のタネは、作ってバラす。 この一点のために、不正確でも、粘土で作ってみるのもいいかなと思うようになりました。 解析を一時中断して、 具体的な、小学生対象のワークショップの内容を詰めていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.20 23:14:30
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