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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:試写会
5日、虎ノ門のニッショーホールにて「ソウ4」を鑑賞した、「ソウ3」も去年の今頃この会場で鑑賞した。
人気作品らしく開場前から大行列で観客の期待のほどがうかがえる。 まず会場に入ると「SAW」人形がお出迎えしてくれる。 作品の性質上男性観客が多くチラホラと制服姿の女子高生も多数来場している、客入りは8~9割くらいだ。 映画の話 ジグソウ(トビン・ベル)と弟子のアマンダが死に、ホフマン刑事(コスタス・マンディロア)はジグソウ最後のゲーム現場でパズルを解こうと必死になっていた。そのころ、ジグソウに関わり唯一生き残ったSWATのリグス指揮官(リリク・ベント)が新たなゲームに強制参加させられ、90分以内にわなをクリアしなければ旧友の命はないと告げられる。 映画の感想 ややネタばれあり この手の作品はあれこれ書くとつまらないので今回は簡単に書きます。 うーん期待しすぎたのが悪かったのか、かなりの不満。ウルトラC的な着地点で締めくくった「SAW3」に比べると、話がゴチャゴチャしていて、登場人物にも魅力を感じなかった。作り手は観客達が全シリーズを事細かに皆覚えている事を前提に作っているように感じるし、ジグソウの創り出したゲームに固着しすぎてがんじがらめになって話がドンドン小さくなっていって、まるで作り手達がジグソウのゲームに翻弄されているようだ。 犯人の動機も見えてこないし、せっかく「3」で話を締めくくったのに、昔話の重箱の隅をつつく様な、無理な話を後付でこじつけた感があり共感できないし、話が面白くない。 やっぱり「3」でシリーズを終わりにすればよかった感じがする。残酷描写もオープニングが一番凄くて、その後は「3」で公開延期の危機もあったせいか、映像をじっくり見せてくれない、早いカット割で逃げている感じでイライラする。 私の自論であるけど「SAW」シリーズは、数字で言うと「1」「3」の奇数の回は面白いけど、偶数に当たる「2」と今回の「4」はツマラナイ。やはり、作り手も傑作の連発は難しいのだろう。何か「5」に関しては、もうどうでも良くなってきてしまった、とにかく好きな作品だけにガックリである、作品の出来の良し悪しがハッキリとした作品だ。 これから鑑賞される方はシリーズをちゃんと予習して見た方がいいです。「SAW」シリーズと言うと、エンドクレジットで流れる曲がいつもは観客を追い出すような騒々しいデスメタルで終わるのだけれど、今回はX-JAPANの曲が流れてこれが中々良かったのが唯一の救いか・・・。 映画「SAW4」の関連商品はコチラをクリック。 【メディコムトイ】ムービープロップレプリカ PROP SIZE SAW DOLL マスマーケットモデル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.05 00:13:21
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