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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:試写会
12日、新宿厚生年金会館大ホールで「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」を鑑賞した。
この映画は12月21日に全世界同時公開と言う事で入場時に荷物検査+上映中に警備員の監視付の厳戒態勢での試写会となった。客入りは8割ほど。 [DVDソフト] ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記 2-Disc・コレクターズ・エディション 映画の話 アメリカの大統領リンカーン暗殺事件は、いまだに謎に包まれているが、その犯人の日記から消えていたとされる一部が発見された。そこには、暗殺犯の属する秘密結社の一員にゲイツ(ニコラス・ケイジ)の祖先が名を連ねていたという衝撃の記録が記されていた。歴史に隠された真実を求め、ゲイツたちは自由の女神から、パリ、ロンドンと世界を舞台に冒険を繰り広げていく。 ニコラス・ケイジ主演の人気作の第2弾。前作のスタッフ、キャストが再集結して、ゲイツの適役ウィルキンソンにエド・ハリス、ゲイツの母にヘレン・ミレンが新登場。 音楽は多くのブラッカイマー作品を手がける、元イエスのトレヴァー・ラビンだ。前作ではトーマス・ニューマン調の音楽であったが、今回は基本テーマは一緒だがよりアグレッシブになっている。 映画の感想 前作の世界観を押し広げ話がワールドワイドに広がった分、全体的に大味になってしまったのは否めない。 以下ややネタばれ どうもこのシリーズは「インディ・ジョーンズ」を意識しているのか、オープニングショットがあのロゴマークにソックリな風景から始まる。オープニングはかなり忙しく、基本的に観客が前作を見ている設定なので登場人物説明は省かれているので、前作を未見の方はDVDで予習は必至です。 毎度の事ながらニコラス・ケイジの髪型が本作はかなり変で気が散ってしまう。額がかなり広いのにトップのボリュームが結構ある。もしかして付け毛から全体的なカツラに変わっているのかも・・・。 映画はジェリー・ブラッカイマー・プロデュース作品らしく、世界各国を飛び回り、ゴリ押しのカーアクションありで相変わらず無駄に金を使っている。各地に隠された暗号解きのシーンは良く出来ていて面白い。暗号を解くために大統領まで誘拐するのだが、その大統領を演じているのが「13デイズ」でケネディ大統領を演じたブルース・グリーンウッドを配してあり作り手のキャスティングの妙を感じた。 映画は後半、アメリカ歴代大統領の彫刻で知られるマウント・ラシュモアを舞台に、一族の汚名返上をかけてゲイツ一家総動員で暗号の隠された黄金都市での大スペクタクル・アクションが繰り広げられるが、エド・ハリス演じるウィルキンソンが損な役割で見せ場が無いのが気になった。ケイジとハリスの共演はブラッカイマーの「ザ・ロック」以来なのでは。 映画全体はディズニーも絡んでいるので家族みんなで楽しめるファミリー・アクション映画とでも言うべきで、お正月に家族揃って見るにはピッタリの作品だ。マウント・ラシュモアでのアクションはディズニー・ランドのアトラクションにでもしたら面白いのでは・・・。 映画「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」の関連商品はコチラをクリック。 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド発売記念セールナショナル・トレジャー 特別版(DVD) ◆25%OFF! パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド発売記念セールザ・ロック 特別版(期間限定)(DVD) ◆25%OFF! 13デイズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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