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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
12月、東宝東和試写室にて「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」を鑑賞した。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! / ローワン・アトキンソン 映画の話 ミスター・ビーン(ローワン・アトキンソン)は、教会のくじ引きで、フランスでの1週間の休暇とビデオカメラが当たる。そして彼は一路パリへと向かうが、乗り換えの駅とは全然違う場所にたどり着く。どうにかしてカンヌ行きの列車に乗り込むものの、自分を撮影してもらっていた乗客(カレル・ローデン)をホームに残して列車が発車してしまい……。 映画の感想 10年前のアメリカを舞台にした「ビーン」は正直ガックリの作品で、今回の「Mr.ビーン」も期待しないで「今更Mr.ビーン?」って気分で見たのだが、これが面白いのだ! 前作はアメリカホームコメデイの枠にビーンのキャラを無理やり押し込めて話の外側でビーンが騒動を起こすパターンで、ビーンのキャラを生かしきれずに不完全燃焼であったが、今回は舞台をフランスに移しロードムービー形式でビーンを話の主軸に置いて、映画冒頭からビーンのキャラが立ちまくりで笑いにもブレが無くエンジン全開状態が突き進む! 本作は絵作りも実にスタイリッシュで、往年のジャック・タチ作品へのオマージュが込められているらしく、どこか涼しげな映像が見ていて心地よい。出演者もビーンのローワン・アトキンソンの他に、「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォールを相手に繰り広げられるレストランのシーンや、ナルシスト映画監督役のウィレム・デフォーなど適材適所に良い配役がされている。 笑いの伏線も旨く積み上げられ、ビーンが無駄に撮ったビデオの映像の使われ方など脚本も良く練り上げられている。ラストの着地点も素晴らしい着地で見ていて自然に涙が溢れてしまった、まさか自分がビーンを見て泣くとは思わなかったが、嬉しいサプライズで見た後も非常に気持ちよい後味である。作品も綺麗に完全燃焼したように感じた。 これから見る方も「えっ、今更Mr.ビーン?」と思わず、是非劇場に足を運んでいただきたい作品です。多分お正月第2弾ロードショー作品ではダークホース的な作品になるのでは。 映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」関連商品 【一点モノ!】ecoist(エコイスト)スモールトート/ムービービルボードコレクション映画「MR. BEAN'S HOLIDAY/Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」ポスター使用 HAVE A GOOD TRIP, MR.BEAN]:THE JR NOVELI ミスタービーン ベア ぬいぐるみ35センチ(あみぐるみ) ミスター・ビーン アニメーション・シリーズ DVD-BOX1 ミスター・ビーン アニメーション・シリーズ DVD-BOX2 【FUNKO】ファンコ ボビンヘッド ミスタービーンMr.Bean DVD Mr.ビーン Vol.1 【ユニバーサル・セレクション\1500 第6弾】 DVD Mr.ビーン Vol.2 【ユニバーサル・セレクション\1500 第6弾】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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