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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
映画の話 “オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていた。そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出す。 映画の感想 まず本作の映画の世界観が物語冒頭にナレーションとイメージ映像でサラリと説明されるので注意が必要である。予備知識無しで見ると映画の世界観から置いてきぼりを食らってしまうので、映画を見る前に簡単な予習をしておくと良いかもしれない。物語のテンポも上下巻ある原作を112分に収める為なのかカナリ早い。そんな中、本作の要となるダイモンの存在がイマイチよく判りづらい(見て行くうちに理解して行くけど・・・)。 映画の出足は子供向けのファンタジー作品のようであるが、ニコール・キッドマンが出てくると画面がピシリと引き締まる、彼女は善人役より悪役の方が似合う。物語はとんとん拍子にライラの旅へとなる訳だが、この映画は乗り物のデザインが優れている。飛行船、人力車、蒸気船などレトロなデザインを基調にしながら現代テクノロジーを融合したもので、物語のキーポイントになる羅針盤のデザインも良く出来ているし使い方も面白い。 物語が始まったばかりなので登場人物が沢山出てくるので整理が大変てある。その中でもアスリエル卿を演じたダニエル・クレイグは、今回は見せ場が無いのにチョッとガックリである。ダニエル・クレイグと言えば「007/カジノロワイヤル」のボンドガールを演じたエヴァ・クリーンも魔女役で出演している。そんな中、スコーズビーを演じたサム・エリオットは儲け役である、お馴染みのガンマンスタイルで登場するのは「サンキュー・スモーキング」のマルボロマンを見るようである。 その他CGキャラクターで言うと鎧熊族のイオレクなのだが「どうなんだろう?」大人の目で見るとデカイ白熊が鎧を着けただけなのでキャラクター的に面白みが無いように感じたが、子供達には楽しいのかなぁ?イオレクと鎧熊族王様との戦いは迫力があったけど、カメラの動きがゲームぽいのとCG臭いのがシラケてしまった。クライマックスの、ゴブラーから子供達奪還の戦闘シーンは「アイ・アム・レジェンド」でも大活躍だった、スタント&セカンド監督のヴィク・アームストロングが手がけたと思われる迫力のある戦闘シーンは是非映画館の大画面で楽しんで欲しい。 映画は始まったばかりでソツのない万人向けのファンタジー作品と受け止めたが終わり方は旨かったね!何かワクワク感を残したまま綺麗な幕切れで「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」を思い出したよ!次回作も楽しみである。 映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の関連商品はコチラをクリック。 『ライラの冒険黄金の羅針盤』公式ダイモン占いbook ライラの冒険黄金の羅針盤ザ・ストーリー・オブ・ザ・ムービー ライラの冒険黄金の羅針盤ポストカードコレクション ライラの冒険黄金の羅針盤ムービー・ストーリーブック ライラの冒険黄金の羅針盤パーフェクトガイド MEDICOMTOY LYRA KUBRICK & IOREK BEARBRICK SETメディコムトイ ライラ キューブリック &イオレク ベアブリック SET from 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」 アレクサンドル・デプラ『映画「ライラの冒険 - 黄金の羅針盤」オリジナル・サウンドトラック』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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