|
テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」@映画美学校第二試写室
映画の話 ホテルのウェイターとして働くジャンは、玉の輿をねらって男を渡り歩く美女イレーヌに億万長者だと勘違いされてしまう。やがて、正体を知られて別れを告げられるジャンだが、また会いたい一心で彼女の後を追いかける。 映画の感想 「アメリ」のヒットで「ロング・エンゲードメント」「ダ・ヴィンチ・コード」など大作続きのオドレイ・トトゥの最新作って言うか2006年の作品なので「ダ・ヴィンチ・コード」の前に出演した作品みたいです。 以下ややネタばれあり。 映画はかなりチープなフレンチコメデイで、オドレイにとっては元のスタンスに戻ったような作品である。今回の役どころは金持ち狙いの女イレーヌで、彼女に金持ちに間違われたホテルのボーイ・ジャンが金持ちに成りすましたはいいが、全財産をイレーヌに吸い取られてミイラ盗りがミイラになってしまう話で、オドレイは男から見ると結構嫌な女役である。 まぁ、ここまでは良くあるコメデイ作品なのだが、映画中盤位からの展開が面白い。殆ど無一文になってしまったジャンが金持ちマダムに見初められてジゴロになると言う凄い展開である。このジャンを演じたガド・エルマルが暗い目をした寂しい顔の男なのだが中々のコメディアンで、元ボーイという設定を使い話を盛り上げる。レストランで「おいっ」とボーイを呼ぶ声を聞けば「はいっ!」と立ち上がってしまうし、ホテルのロビーでフロントから「荷物を運んでくれ!」と声を掛けられれば「はいっ!」と客の荷物を運んでしまうわで、ポーカーフェイスながらも楽しい男で面白い。そしてジャンはマダムから高級な服や時計やバイクを買ってもらい、ドンドン男前になって行く。 それにしても本作のオドレイは半裸に近いドレス姿が多く、今までのイメージからかなり違う印象を受けたが「ダ・ヴィンチ・コード」なんかよりは生き生きとしていて彼女本来の性格は、この役に近いのかもしれない。映画も男と女の恋愛ゲームみたいな話なので屈託無く楽しめるし、女性にとっては名高いブランド品が次から次へと出てくるので面白いかも。それから洒落た60年代風の音楽も良かった。 映画「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」の関連商品はコチラをクリック。 『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』オリジナル・サウンドトラック アメリ / オドレイ・トトゥ オドレイ・トトゥ/ロング・エンゲージメント DVD ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) 【ベストコレクション LIMITED \1980 第3弾】 【エンタメ0229_5】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マスコミ試写] カテゴリの最新記事
|
|