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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
映画の話 ある田舎町に、平凡だが発想はピカイチのママチャリ(市原隼人)、女の子みたいな外見のジェミー(冨浦智嗣)、武闘派でエロ担当の不良リーゼントの西条くん(石田卓也)、開業医の長男で恋愛担当のグレート井上(賀来賢人)たち7人の高校生がいた。彼らは近所の駐在さん(佐々木蔵之介)とイタズラ戦争に明け暮れ、青春を謳歌していた。 映画の感想 単純に面白かった。ただ、見た人の世代によって見方が違うと思う。私のようにリアルタイムにその時代を知っている者には懐かしく&可笑しく見れたが、逆に現役の高校生達には、映画がどう見れたかが気になるところだ。 オープニングの「嵐のチャリンコライダー作戦」は、のどかな田舎の風景にCG合成を使った漫画的な演出を見て、面白く見れる人は作品に乗れるけど、バカバカしく思う方には不向きの作品だ。ただ市原隼人の髪型が79年当時の髪型じゃないことが難点だ。 映画はインターネットも携帯電話も無い平和な時代。部活も金も無く暇を持て余した高校生と駐在のイタズラ対決がメインだが、サイドストーリーに憧れの駐在の奥さんの話や、その妹との恋愛話に難病の少女の話が絡むベタな展開であるが「ゴーストシャウト」の塚本連平の演出は軽く柔軟性があり、エピソードの間には当時のマルちゃんの「赤いきつね&緑のたぬき」「焼きそばバゴーン」のCMが挿入されたり、「スペースインベーダー」の効果音も挿入される。そして当時の流行歌を流し&アイドルのポスターを背景にあからさまに張ってみたりで、作り手が楽しんで作っているのが伺える。現代と過去を繋ぐ人物として石野眞子が主人公の母親とポスターの中の石野眞子を演じている。 まぁ、映画全体はガチャガチャうるさい映画であるが、花火大会に難病の少女の話を絡めクライマックスに持って行く辺りは、わかっているけど高校生達の熱い友情には頬が緩んでしまう。それから高校生演じた男子たちの結束力が画面からも感じられ心地よい。迎え撃つ佐々木蔵之介も余裕の面持ちで安心して映画が楽しめた。 映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の関連商品はコチラをクリック。 ぼくたちと駐在さんの700日戦争 ぼくたちと駐在さんの700日戦争 【送料無料選択可!】ぼくたちと駐在さんの700日戦争~BEST HITS 1979 / サントラ ●FUNKY MONKEY BABYS“7thシングル「旅立ち」~映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』主題歌”CD(2008/3/26) ぼくたちと駐在さんの700日戦争(1(宣戦布告編)) ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2(激闘編)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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