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テーマ:映画レビュー(13)
カテゴリ:試写会
【20%OFF!】隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS スタンダード・エディション(DVD) 映画の話 戦国時代、小国の山名は隣接する大国早川陥落を狙い、まずはもう一つの隣国である秋月に攻め入り成功を収める。その城内で山名の軍勢は秋月の軍資金である“黄金百貫”を見つけようと躍起になっていた。そんな折り、城で強制労働をさせられていた武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)は逃走し、偶然滝のほとりで黄金百貫を見つけるが……。 映画の感想 なかなか面白かった。監督の樋口真嗣作品は当たり外れがあり、監督2作目の「ローレライ」は面白かったが、3作目の「日本沈没」はイマイチだった。そんなこんなで見る前は結構不安だったが本作は出足から快調である。快調すぎて導入部が目まぐるしく展開してしまうので、少し予備知識を入れて見た方が判り安いかも。 オリジナルの黒澤明版は未見なので比較出来ませんが、オリジナル版が「スターウォーズEP4」に影響を与えたと言われる所以が何となく判るが、本作はかなりオリジナルと違うらしい。隠密行動を取る姫と剣の達人と農民二人。いわれてみれば「スターウォーズEP4」のレイア姫とオビ・ワン・ケノービにルーク・スカイウォーカー的な松本潤演じる武蔵とC3-POとR2-D2のキャラの宮川大輔。その4人にダース・ベイダー的な椎名桔平演じる鷹山、鎧にマント姿の鷹山の後姿はダースベイダーそのものである。 以下ネタばれあり。 話はそれてしまったが、樋口監督の演出は明朗でわかり易く、見せるところはキッチリ見せる、娯楽作として十分楽しめた。ただ難点は松本潤にスポットを当てたい為かラストが蛇足になってしまったのが残念であった。昔の映画流にいえば隠し砦の大爆破で終わっても良いし、姫達が城に辿り着いて家来達に迎えられて終わっても良かったのだが、監督はダラダラと蛇足のシーンを作ってしまった、流石に樋口監督もラストで息切れしてしまったようだ。まぁ、この辺は見る者の好みなのだが、私はラストの着地点がイマイチであったのが惜しいと思った。後、不満点は饒舌すぎる佐藤直記の音楽が作品を軽い物にしているように感じた。役者で言うと宮川大輔が人気俳優に囲まれながら個性を発揮しているのに好感を持った。それから少しだけ出てくる高島政宏が良い。これから公開される「チェスト!」「クライマーズ・ハイ」と本作を見たが、準主役であるが力の抜けたいい演技出来る俳優になったと感心した。 ジャパンプレミアの話 日本テレビ菅谷大介アナの司会。今回の試写会は11万通の応募があったそうだ。松本潤、長澤まさみ、阿部寛、宮川大輔、樋口真嗣監督が登壇。何故か皆ボケまくり&宣伝しまくりのコメントで会場を沸かせる。 全てが終わり会場を後にしようと出口に向かうと本作のプロデューサーで平成「ゴジラ」シリーズのプロデューサー富山省吾さんを見かける。 「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」関連商品 [DVDソフト] 隠し砦の三悪人 樋口真嗣監督作品 ミニモニ。THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!ミニモニ。 役所広司/ローレライ 日本沈没 スタンダード・エディション / 草なぎ剛(SMAP)/柴咲コウ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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