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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
2008年上半期No.1作品!ワーナー・ホーム・ビデオ 相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン 映画の話 都内で謎の連続殺人事件が発生、その現場には不可解な記号が残されており、さらに犯人のターゲットは3万人のランナーと15万人の大観衆でひしめき合っている大規模なマラソン大会会場へと向けられていた。警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は未曾有の大惨事を回避するため、頭脳と正義感で捜査を開始する。 映画の感想 これは面白かった!私の様にテレビシリーズを殆ど見た事の無い者でも十分楽しめるクオリティに仕上がっている。 映画全体は2部構成的に作ってあり、前半は犯人と右京の頭脳戦で後半は“東京ビッグシティマラソン”を舞台に、肉体の薫と頭脳の右京のコンビネーションで犯人の仕掛けたトラップに挑む姿は何処か「ダイ・ハード3」のような展開である。 本作の良いところはテレビドラマで培ったキャストの息の合った団結力と、ストーリーの面白さだろう。ちょっとチェスを使った推理は判り辛い所があったが、ビジュアル的に観客に楽しんでもらおうと言う作り手たちの努力が感じられる。そして何よりも良かったのは犯人の動機がしっかりと描かれている事だろう。先日見た「チームバチスタの栄光」の様にとんでもない動機でもなく、ちょっと時代的にはタイムリーではないかも知れないが、十分観客にも犯人を同情する余地を与えてあり、犯した罪は正当化出来ないが誰もが考えさせられる所がポイントである。 一見さんを寄せ付けないテレビドラマの映画化が多い中、本作は一本の映画として楽しく鑑賞出来る良作だ。これからのテレビ朝日の映画部門の動向を示す作品であろう。 映画「相棒 -劇場版-」の関連商品はコチラ。 相棒ー劇場版ー絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソンオフィシャルガイド サントラ/相棒-劇場版-オリジナルサウンドトラック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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