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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
DVD ラスベガスをぶっつぶせ 映画の話 マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)はある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む。 映画の感想 この話は数年前にテレビの情報番組でも特集が組まれていたのでご存知の方も多いはず。 映画の話は単純だ。母子家庭の才能のあるロボットオタクの苦学生が、憧れのハーバード大学医学部への学費を稼ぐ為と割り切り、数式を使ったカードカウンティングと言う手法を使ってカジノで大儲けしようと言う話だ。 映画前半は主人公ベンの苦学生振りが描かれる。オタク系の学生が過ごす寂しい飲み会や、憧れの美女ジルへの眼差しがコミカルに描かれる。そして、ローザ教授の授業でベンの才能が見込まれ、ローザ教授のチームにスカウトされる過程がミステリアスにテンポ良く描かれる。 そして映画の本題となるブラックジャックを使った“カードカウンティング”の方法が説明されるが、まず私はブラックジャックのルールがわからないので、映画を見ていても「???」なのが難点だった。この辺りはルールーを知っている人は楽しいのだろう。それからチームが使うサインは、野球のブロックサインみたいなので理解出来た。 カードリスティングのイロハを叩き込まれたベンとチームは、それぞれ変装してカジノに乗り込み大儲けするけど、そうは問屋が卸さない。ローレンス・フィッシュバーン演じるコール率いるカジノのセキリティに目を付けられる。「学費の為」と割り切っていたベンもカジノの魅力に飲み込まれ墓穴を掘ってしまう。 映画の展開は実に明瞭である。主人公が何か目標を達成するが途中に挫折してリベンジをする。アメリカ映画が好きなパターンで、80~90年代のトム・クルーズが好んで演じていた役柄に似た主人公である。映画が何処まで実話なのかは不明だが、途中まで結構リアリティがあったのにリベンジに変わる辺りから途端に話が嘘くさくなってしまうのが難点で、作りこまれた展開が逆に映画を見ていてテンションが下がってしまった。 ジム・スタージェスの話 本作の主人公ベンを演じたジム・スタージェスは、これから公開されるビートルズの楽曲33曲を使ったミュージカル映画「アクロス・ザ・ユニバース」で、主人公を演じ素晴しい歌声を披露しています。 映画「ラスベガスをぶっつぶせ」関連商品はコチラ ラスベガスをぶっつぶせ オリジナル・サウンドトラック ラス・ヴェガスをブッつぶせ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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